NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「ディスカバー!奈良」を連載している。5月3日(木)付で掲載されたのは「開かれた説法 法隆寺の夏安居」、書かれたのは長年、法隆寺でボランティアガイド(斑鳩の里観光ボランティアの会)をされている柏尾信尚(かしお・のぶひさ)さんである。「夏安居」のことは、法隆寺のHPに紹介されている。
※トップ写真は、夏安居が行われる法隆寺の西室(にしむろ)
インドでは毎年雨期の間、一箇所に定住して修行に励みました。日本でもその風習が伝わり、法隆寺では聖徳太子のご遺志にもとづく功徳安居が行われ、聖徳太子の記された『三経義疏』(法華経義疏・勝鬘経義疏・維摩経義疏)の講義を、現在も西室において5月16日から8月15日までの行っています。
毎年、このような講義が行われているとは、今回初めて知った。では、記事全文を紹介する。
開かれた説法 法隆寺の夏安居
広辞苑によれば、安居(あんご)とは雨、雨季の意であり、僧が一定期間遊行(ゆぎょう)に出ないで、1ヵ所で修行すること。普通、陰暦4月16日に始まり7月15日に終わる。雨安居(うあんご)・夏安居(げあんご)などという…とあります。この時期は仏教が興ったインドの雨季にあたります。
法隆寺(斑鳩町)では、聖徳太子が注釈したという「勝鬘経(しょうまんぎょう)」「維摩経(ゆいまぎょう)」「法華経(ほけきょう)」の三経を講釈する夏安居が、毎年5月16日より8月15日まで、夏季大学などの期間を除いて、毎朝10時から11時まで国宝の西室(にしむろ)において行われています。
夏安居は太子の遺言によると伝えられ、普段は僧が学ぶ場所を在家信者に開いています。また、誰でも気軽に参加でき、説法に触れることができます。経文が分かりやすく読み解かれ、「勉強すれば皆さんは菩薩(ぼさつ)です」と教えられ、うれしかったという多くの声が聞かれます。今年は「法華経」が講釈されます。
メモ 法隆寺へはJR法隆寺駅からバス6分、近鉄筒井駅からバス12分です(奈良まほろばソムリエの会 柏尾信尚)。
夏安居への参加費は無料で、予約も不要のようだ。今年の「法華経」は、代表的な大乗仏教のお経である。ぜひ、ご参加ください!
※トップ写真は、夏安居が行われる法隆寺の西室(にしむろ)
インドでは毎年雨期の間、一箇所に定住して修行に励みました。日本でもその風習が伝わり、法隆寺では聖徳太子のご遺志にもとづく功徳安居が行われ、聖徳太子の記された『三経義疏』(法華経義疏・勝鬘経義疏・維摩経義疏)の講義を、現在も西室において5月16日から8月15日までの行っています。
毎年、このような講義が行われているとは、今回初めて知った。では、記事全文を紹介する。
開かれた説法 法隆寺の夏安居
広辞苑によれば、安居(あんご)とは雨、雨季の意であり、僧が一定期間遊行(ゆぎょう)に出ないで、1ヵ所で修行すること。普通、陰暦4月16日に始まり7月15日に終わる。雨安居(うあんご)・夏安居(げあんご)などという…とあります。この時期は仏教が興ったインドの雨季にあたります。
法隆寺(斑鳩町)では、聖徳太子が注釈したという「勝鬘経(しょうまんぎょう)」「維摩経(ゆいまぎょう)」「法華経(ほけきょう)」の三経を講釈する夏安居が、毎年5月16日より8月15日まで、夏季大学などの期間を除いて、毎朝10時から11時まで国宝の西室(にしむろ)において行われています。
夏安居は太子の遺言によると伝えられ、普段は僧が学ぶ場所を在家信者に開いています。また、誰でも気軽に参加でき、説法に触れることができます。経文が分かりやすく読み解かれ、「勉強すれば皆さんは菩薩(ぼさつ)です」と教えられ、うれしかったという多くの声が聞かれます。今年は「法華経」が講釈されます。
メモ 法隆寺へはJR法隆寺駅からバス6分、近鉄筒井駅からバス12分です(奈良まほろばソムリエの会 柏尾信尚)。
夏安居への参加費は無料で、予約も不要のようだ。今年の「法華経」は、代表的な大乗仏教のお経である。ぜひ、ご参加ください!