tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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第8回 大和橘収穫祭、12月11日(日)開催!(2022 Topic)

2022年11月07日 | お知らせ
「橘(たちばな)」の起源は、記紀に登場する。第11代垂仁天皇に仕えた田道間守(たじまもり)のくだりだ。世界大百科事典「田道間守」によると、

垂仁天皇はタジマモリを常世国(とこよのくに)に遣わし,非時香菓(ときじくのかくのみ)(時を定めずいつも黄金に輝く木の実)を求めさせた。これを〈橘〉と言う。

天皇はやがて他界,その翌年,タジマモリは橘の,八竿八縵(やほこやかげ)(竿は串ざしにしたもの,縵は干柿のように緒(いと)でつないだもの)を持って常世国から帰朝したが,天皇はすでになく,御陵の前で叫び哭(な)いて自殺したという。

彼は三宅連(みやけのむらじ)の始祖とされる。奈良市尼辻町の垂仁陵には,その墓と伝えられる小さな陪冢(ばいちよう)がある。


だから私は橘は外来種だと思っていたが、そうではなく日本固有の原種なのだそうだ。かつては海辺などに自生していたという。なら橘プロジェクトの公式HPには、

私たち「なら橘プロジェクト」は、現在準絶滅危惧種に指定されております日本固有の原種であり最古の柑橘「大和橘(やまとたちばな)」を守り、広めるために活動をしております。具体的には、大和橘の木の植樹、育成、収穫、活用などです。

なら橘プロジェクトは、発足して今年で11年になるという。12/11(日)には、8回目となる「大和橘収穫祭」が開催される。プロジェクトの公式インスタグラムには、

第8回大和橘収穫祭
2022年12月11日(日)13時30分〜
大和郡山市三の丸会館 大和郡山市南郡山町529-1(近鉄郡山駅徒歩3分)
参加費無料
※会場の駐車場が満車の場合は、近隣のコインパーキングに駐車をお願いいたします。

今年で活動11年目を迎えます。活動し始めた頃に植えた苗木も、大きな木に成長してきました。失敗もしながら、皆様に応援、ご協力いただき、11年目を迎えました。年に1度の収穫の時期に収穫際を行います。

収穫祭では初めてご参加の方もいららっしゃいますので、簡単に大和橘の特徴や歴史について説明させていただきます。また『大和橘を科学する』では、より詳しく大和橘を知っていただける機会になると思います。師走のお忙しい時期となりますが、大和橘は年に一度の収穫の時期を迎えています。ぜひご参加ください。

大和橘にまつわるアイテムや、フレッシュな実の展示もいたします。(当日会場での販売はございません。お求めの方は、webshopやお問い合わせからお願い申し上げます。)また、例年行なっている収穫体験は、今年はお休みいたします。

※数量限定になりますが、大和橘の実生の1年生の苗木をプレゼントいたします。
 (種から育てた苗です。)
 直径9cmほどのポットでのお渡しの予定です。
 お持ち帰り用の袋のご持参をお願いいたします。
※感染予防対策を十分に行いイベントを開催したく思っております。


これは興味深いイベントだ。大和橘の苗木もプレゼントされる。なら橘プロジェクトは地道に活動を続けておられるが、何とかもっと生産量を増やし、奈良県を代表する果実として、全国制覇していただきたいものである。

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