tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良検定の申込者が、約180人増加!(2015Topic)

2014年12月26日 | 奈良検定
漸減傾向だった「奈良まほろばソムソリエ検定」(通称:奈良検定)の申込者数が、9回目にして初めて増加に転じた! 前回は1,376人だったが、今回は、なんと1,554人! 奈良新聞(12/20付)によると、
※トップ写真は奈良検定2級「認定支援セミナー」(主催:奈良商工会議所)。12/7奈良女子大で開催

前回より178人増 1554人が申し込み 奈良検定
奈良商工会議所は19日までに、11月末締め切った第9回奈良まほろばソムリエ検定の申込者数が、前回より178人多い1554人だったと発表した。検定は、来年1月11日に奈良市と東京都で実施される。

内訳は、県の歴史や文化について基本的な知識を問う奈良通2級が963人(前回比214人増)、高度な知識を問う同1級が397人(同26人増)、専門的な知識があり、語り部として県民や観光客に魅力を発信できる能力を問うソムリエが194人(同62人減)。

年齢は10代から80代までと幅広く、40代から60代までが、それぞれ330人台と多い。居住地別では33都道府県と広範囲にわたり、奈良県の974人が最多。次いで大阪府186人、京都府104人、東京都78人、神奈川県39人などの順。男女別では男性1067人、女性487人だった。


南都銀行の団体受験の申込者(2級のみ)だけでも、前回の約30人から今回は約180人と、150人ほど増えているので、上記の2級「前回比214人増」の大半はこれが影響している。何度も呼びかけを行い、自主参加のセミナー「奈良検定2級必勝講座」を開催したことが、功を奏した。

試験日は2015年1月11日。受験者の皆さん、ラストスパートをかけてください!
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奈良県による首都圏シンポジウム・奥大和で見つける私、1月24日(土)開催!(2015Topic)

2014年12月25日 | 奈良にこだわる
2015年1月24日(土)、こんなすごいシンポジウムが東京国際フォーラムで開かれる。入場無料・要申込。田中利典師(金峯山寺宗務総長)をはじめ、 森正光師(石上神宮宮司)、加藤精一師(長谷寺化主)、網代智明師(室生寺座主)、鈴鹿義胤師(高鴨神社宮司)、鈴木貴晶師(信貴山朝護孫子寺管長)、河宏師(吉野神宮宮司)、川俣海淳師(岡寺住職)という中南和を代表する社寺の住職・宮司さんがずらり勢揃いするのだ。そこに、映画作家の河直美さんが加わる。

ぜひ奈良県内でも開いていただきたいものだ。この日は私も上京して、お話をお聞きするつもりだ。田中利典師がブログ、Facebook、mixiにアップされている。mixiから情報を拾うと、      

■急告!奈良県による首都圏シンポジウム/2015.01.24
「奥大和で見つける私 ~神と仏に出会う~」

・・・実は締め切りまであと1ヶ月。チラシ完成!募集も今日から。さてさて、1000人集まるかなあ。河直美さんも参戦します! お申し込み、お急ぎ下さーーい。

***********

もう半年以上前から企画はほぼ決まっていたのに、その後、最終的なチラシなどの制作が遅れていて、ようやく、昨日出来ました。募集も今日から始まっています。東京近郊のみなさま、是非、お越し下さい。第1部は奈良が誇るカンヌ映画祭グランプリ監督の河瀬直美さん。第2部は私が進行役をつとめ、奈良県内の奥に位置する名刹寺社の代表が首都に集います。金峯山寺の法螺と、長谷寺の声明公演も行われます!!!

○趣旨
古代の気配がなお残る大和路を奥へ奥へと進むと、日々の生活で心身に積み重なったほこりがふるい落とされていくような気持ちになる。理屈なく手を合わせたくなる神々しい風景や、やさしく抱かれるような仏さまのお顔。そこには、長い年月をかけて受け継がれ、守られてきた古の生き方がある。そんな、忙しい現代社会において忘れ去られてしまった、今こそ大切にしたい生き方をお伝えします。

○入場無料(申込必要)

○当日のプログラム
1)[オープニング]金峯山寺の法螺吹奏
2)[第1部]鼎談
 石上神宮宮司 森正光師、長谷寺化主 加藤精一師、映画作家 河直美氏
3)[幕間]長谷寺の声明
4)[第2部]パネルディスカッション
 コーディネーター:金峯山寺宗務総長 田中利典師
 パネリスト:室生寺座主 網代智明師、高鴨神社宮司 鈴鹿義胤師、信貴山朝護孫子寺管長
 鈴木貴晶師、吉野神宮宮司 河宏師、岡寺住職 川俣海淳師
○会期:平成27年1月24日(土) 12:30開場、13:30開演、17:00頃終了


○会場:東京国際フォーラム ホールB7
 アクセス:JR線「有楽町駅」より徒歩1分、地下鉄有楽町線「有楽町駅」B1F地下コンコースにて連絡
○主催:奈良県
○共催:毎日新聞
○後援:観光庁

●参加費:無料(申し込み必要)
●定員:1000名

●申込方法:参加ご希望の方は、E-mail・はがき・FAXにて郵便番号・住所・氏名・電話番号・申込人数(ご自身を含む、最大3名まで)を明記の上、下記事務局へお申し込みください。
※定員を超える場合は抽選とさせて頂き、当選者には1月19日(月)までに入場券をお送りします。
※お預かりした個人情報を奈良県のイベントのご案内に使用させて頂く場合がございます。ご不要の方は申込時にその旨明記してください。

●申込締切:平成27年1月15日(木)

●申込み先:奈良県首都圏シンポジウム運営事務局
 〒150-0011 東京都渋谷区東3-15-6 百百代ビル2F
 FAX:03-6418-4735
 E-mail:sympo@welcome-nara.jp
●お問い合わせ先:奈良県観光プロモーション課 TEL:0742-27-8482


この話はずいぶん前から決まっていて、私は9月19日(金)、東京国際フォーラムで開かれたパネルトークで田中利典師からお聞きして、メモっていた。まだかまだかと待っていたが、ようやく募集が開始されたのだ。

定員は1,000名だそうだが、こんなスゴい顔ぶれなら、軽く集まるのではないだろうか。締め切りまで約20日と迫っている。おそらくこんな催しは、前代未聞だろう。東京圏の皆さん、ぜひこの機会をお見逃しなく!

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中ツ道を歩く(産経新聞「なら再発見」第102回)

2014年12月24日 | なら再発見(産経新聞)
産経新聞奈良版・三重版ほかに好評連載中の「なら再発見」、第102回(12/6付)は「中ツ道(なかつみち) 壬申の乱の戦場 伝える」、筆者はNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」のガイド名人、田原敏明さんである。田原さんは先日の天理ツアーでも、名人ぶりを遺憾なく発揮されていた。
※トップ写真は山辺御県坐(やまべみあがたにます)神社拝殿。お祭りの日に私が撮影(2012.10.14)

今回のテーマである中ツ道は、橿原市の藤原京付近と奈良市の平城京付近を結んだ官道で、壬申の乱の舞台となった。田原さんは、桜井市西之宮(近鉄耳成駅のあたり)→橿原市東竹田町(運転免許センターの東)→田原本町・村屋坐弥富都比売神社(大和川の近く)→天理市・山辺御県坐神社(イオンタウン天理の西方向)まで歩いてレポートされた。では、全文を紹介する。



 古代には大和平野を南北に走る3つの古道があった。東から「上(かみ)ツ道」「中ツ道」「下(しも)ツ道」。中ツ道は藤原京の東四坊大路と平城京の東四坊大路をほぼ一直線に結び、各郷村の境界線になっていた。
 平城京の衰退とともに廃(すた)れたが、中世には橘街道として継承された。「この世をば 我が世とぞ思う 望月の 欠けたる事も 無しと思えば」と詠った絶頂期の関白・藤原道長が、吉野山参詣時に通った道でもある。
 大和の原風景が拡がる中ツ道跡沿いに、日本書紀が語る「壬申の乱」の一コマを伝え残す村屋坐弥富都比売(むらやにますみふつひめ)神社(田原本町蔵堂)周辺を訪ね歩いた。
      ※   ※   ※
 桜井市西之宮の三輪神社西南隅は藤原京北東角にあたり、当所で中ツ道と東西に走る横大路が交差する。中ツ道跡の小路を挟んで、東側は桜井市民、お向かいさんは橿原市民だ。「中津道(桜井市)」の町名は「中ツ道」に由来するのだろう。東に三輪山、西に二上山、振り返ると大和三山、その後方に多武峰や金剛山を眺めながら、一般道を避けて収穫が始まった田んぼのあぜ道を北上する。


村屋坐弥富都比売神社本殿(左)と村屋神社(右)=田原本町蔵堂

 橿原市東竹田町は、大伴氏の荘園だった「竹田の原」の故地だ。町を流れる寺川の竹田大橋から周囲を見渡すと、平城京にいる娘を思いやる母の大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)が詠んだ「うち渡す 竹田の原に 鳴く鶴(たづ)の 間(ま)なく時なし 我が恋ふらくは」の情景が浮かぶ。                           ※   ※   ※
 田原本町に入り、農作業中の老人に村屋坐弥富都比売神社の所在を尋ねた。村屋神社はまだ先と前方の森を指差す。村人は村屋神社、と通称名で呼ぶようだ。鳥居前へ延びる道は中ツ道だ。村屋神社が中ツ道にあり、壬申の乱の戦場となったことを日本書紀は記す。
 672年、大海人(おおあま)皇子(天武天皇)軍と大友皇子(弘文天皇)軍が各地で骨肉の争いを繰り広げ、この村屋の地でも両軍が対峙(たいじ)した。「今吾(わ)が社(やしろ)の中道(なかのみち)より、群衆(いくさびとども)至らむ。故(かれ)、社の中道を塞(た)ふべし」。急ぎ敵襲より中ツ道を防げとの託宣が、大海人皇子軍を勝利に導いた。この功績により天皇から位が授けられ、これが神階(しんかい)の始まりとされる。


山辺御県坐神社拝殿(右)と観音堂(左奥)=天理市西井戸堂町

 境内を抜けて大和川沿いの道に出た。道にはめ込んだ「大和・山の辺探訪物語 水の辺 田原本町」のプレートに描かれた舟が、「仏教伝来」の往時の水運をしのばせる。
 主祭神の縁結びの神、弥富都比売神を祀る本殿近くに摂社村屋神社がある。武甕槌神(たけみかづちのかみ)や室屋大連(むろやのおおむらじ)などを拝祀(はいし)する。戦場ではやはり姫神よりは武神だろうと、遠い日の歴史の残像に浸りながら考える。
      ※   ※   ※
 大川橋を渡り北上し天理市へ向かう。県道51号線は中ツ道と重層して走る。中ツ道東側溝跡が最近発掘されている。


山辺御県坐神社本殿。2012年10月14日に私が撮影(下の写真も)

 51号線横の農道を歩くこと1時間少々で山辺御県坐(やまべみあがたにます)神社(天理市西井戸堂町)に着く。藤原道長が吉野山参詣時に当地で参籠した観音堂も敷地内にある。
 境内に「飛ぶ鳥の 明日香の里を 置きて去(い)なば 君があたりは 見えずかもあらむ」の万葉歌碑がある。和銅3(710)年、元明天皇は藤原京から平城京へ移る途中で御輿(みこし)を降りて、夫の草壁皇子や息子の文武天皇が眠る飛鳥を振り返り詠んだ歌だ。



万葉歌碑「飛ぶ鳥の明日香の里を置きて去なば 君があたりは見えずかもあらむ」

 過ぎ去りし日々に惜別、自ら遷都の詔(みことのり)を発した新京への決意と不安、民衆の歓喜の声に応えながら入京する女帝の心情を思いながら、中ツ道を歩き続けた。(NPO法人奈良まほろばソムリエの会 田原敏明)

中ツ道は、おおむね県道51号と重なるというが、あまり痕跡は残っていない。田原さんは、さまざまな古代の出来事をこの道に重ねて歩かれたのだ。時候が良くなれば、ぜひ私も歩いてみたいと思う。

田原さん、興味深い記事を有難うございました!

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大和の野菜いろはカルタ

2014年12月23日 | 奈良にこだわる
「大和の野菜いろはカルタ」(税込2,300円)をご存じだろうか。画家でイラストレーターの榎森彰子さんが絵を描かれ、「清澄の里 粟」の三浦雅之さんが監修された。印刷・制作されたキクラ印刷のHPによると、
※トップ写真は、キクラ印刷のHPから拝借

「大和の野菜 いろはカルタ」を作成しました。大和(奈良県)に伝わる伝統野菜を知ってもらおうと作られたカルタです。デザインは榎森彰子先生。大和の伝統野菜、「大丸とうがん」「八条水菜」「今市カブ」「野川芋」など、44種の絵はどれもすばらしく、野菜の深い緑、みずみずしい葉脈のかがやき、芋の紅、自然の色が追及されています。

日本の食文化の原点ともいえる大和野菜をぜひ多くの方に知ってもらいたいと思います。ご興味のある方は えもりふぁーむ FAX0743-63-3306 までお問い合わせください。

例えば、黄金(おうごん)まくわは、「な なつ休みのおやつは冷やした黄金まくわ ほんのり甘いメロンの仲間」。宇陀大納言は、「う うだの小豆であんこを作り うだうだ言わずにみな食べた」。結崎ネブカは、「の のう面といっしょに空から降ってきた 甘くてやわらか結崎ネブカ」。大和スイカは「お おしりをたたいて食べごろ当てる 大和スイカは日本一」、という具合だ。カルタを楽しみながら、大和伝統野菜などのことを学ぶことができる。ぜひ、お買い求めいただきたい。

ご注文は、「えもりふぁーむ 編集室」(2個までは送料400円。3個以上は送料無料)
〒632-0033 天理市勾田町35-2
電話/FAX 0743-63-3306
メールアドレス emori6@hb.tp1.jp
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ふたつの十津川 百年の絆(NHK)、12/23の深夜に再放送!(2014Topic)

2014年12月22日 | 奈良にこだわる
NHK総合テレビで、12月23日(火)の深夜(正確には24日の午前2:15~午前3:30)、「のんびりゆったり路線バスの旅スペシャル」(75分番組)が再放送される(本放送は8/30だった)。テーマは「男前ふたり旅 ふたつの十津川 百年の絆」だ。番組のHPによると、

旅人が路線バスを乗り継いで、地元の人々と触れ合いながら、日本の魅力を再発見する紀行番組。全国各地で赤字鉄道の廃止が進む中、公共交通機関で日本の隅々まで行けるのは路線バスだけ。バスの車内や途中下車した街での地元の人々との一期一会の出会い、そして思わぬ発見。行き当たりばったり、何が起こるか予測不能の旅から、それぞれの地方の風土や歴史、暮らしぶりが見えてくる…。

というもので、今回の「ふたつの十津川 百年の絆」については、

男前4人が固い絆で結ばれた二つの地を旅する。向かうは北海道の開拓集落、新十津川町と開拓者のふるさと奈良県十津川村。明治22年、十津川村は集中豪雨のため村民の1/4が故郷を離れ、原野を切り拓き新十津川町を作った。開拓者が今も「母村」と呼ぶ奈良県十津川村は日本一広い村として知られる。大自然に囲まれた遠い二つの故郷を二組の旅人が訪ね、百年を超える絆をみつめる。
【旅人】平岳大,内田朝陽,松田悟志,青山草太,【語り】山崎夕希子,児玉育則

詳しいコース内容が出ている(PDF)。北海道チームは、こちら。奈良県チームは、こちら

路線バスで巡る旅なら、十津川村はお得意だ。しかも今回はあまり目にすることのない北海道の新十津川町も紹介される。皆さん、ぜひタイマー録画をセットしてください!
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