
土手を散歩中に黒い婦人用手袋が片方落ちているのを見つけた。河川管理の車はたまに通行するかも知れないけれど、自転車と歩行者とリードを付けた犬の道。踏まれることはなさそうでも放置するのは忍びないので、杭の上に載せた。
白いプードルかなんかを連れた貴婦人が、はめていそうな手袋ではないか。高価かどうかは、そういう目がないので解らない。きゃしゃで静脈の透けた真っ白い手を包んでいただろうになどと妄想する。おそらくうっかりおっとり系の高貴な婦人なんでありましょう。名所でもなんでもない土手を貴婦人が歩く・・ことはなさそうだな。