帰省した我が故郷でのご馳走。焼き魚などは銘々皿だけれど、こういう家庭料理の出し方が一般的だった。『ざいご』というのは、自分らの住む田舎を少し卑下したニュアンス。在郷が変化したものかも知れない。田舎者は『ざいごもん』という。『ごっつぉ』はご馳走。
左上;ハタイモ(里芋)を煮て皮を取ってタレで味付けしたもの
皮を剥いてから調理せず、煮てからツルリと剥くところがミソ。
◎素朴で里芋本来の味。
中上;ゼンマイとシイタケの煮付け。
干しゼンマイの戻し方に工夫があるそうだ。
◎太くてやわらかくて絶妙。
右上;赤いダイコンと白いダイコンとキュウリのサラダ。マヨネーズ以外に
ベーコンやタマネギで作った秘伝の保存調味料で味付けしてある。
◎食感も味も爽やかでいくらでも食べられる。
左下;ダイコンその他の煮付け。色んな材料を入れてある定番煮付け。
◎おでんなどと違って、これは常温で食べる。
おかずらしいおかず。悪くない。
右下;麩と高野豆腐の料理。これも調理法に独自の工夫がしてあり、
素材の麩は、他所にないかも知れない特殊な麩。
汁気が当たり前なのに敢えて汁気を抑えた調理の逸品。
◎見た目と違い、抜群に美味。創意工夫の絶品。
以上はお金を掛けずに手間暇掛けて、幼なじみの○○ちゃんが私のためにつくってくれた、ざいごごぅつぉ。ごちそうさまでした。