カラスムギの黒い実が落ちそうにぶら下がっているのをたくさん見た。
先日の記事で、中身はほとんど実態がないと書いたけれど、黒いモミを割ってみるとベージュ色の小さなサネがでてきた。
ほのかに甘みがあるようで、これなら食用になる。
籾が黒いからカラスムギと名付けられたのか!?
『籾』は米偏だから米にしか使わない・・・のかも・・としたら麦偏の字があるのか・?
前に撮ったのは、カッと暑い日が続いた頃だったので、早生だったのかもしれない。
山科川土手のいたる所で見られるけれど、もちろん誰もカラスムギの穂や実を採っているものはいない。
過日のおじさんは、実がはじけた空っぽの穂を集めていた。
一日中収穫したなら、一週間分位の食料にはなるのではなかろうか?
太平洋戦争中の食糧難時代にやったらしいビン搗き精米(精麦)をしたら何日もかかりそうではある。
そんなことも思うにつけ貧乏性の胸が少しだけ疼く。
麦の収穫時季を言う麦秋は、地域により晩春だったり初夏だったりするようだ。
山科川のカラスムギに限定するならば、今こそ麦秋。
下に写っている花はハルジオンと思い込んでいたが、確かめてみるとヒメジョオンのようだ。
ヒメジョオンは種から生えるので、早くに刈られてしまうと絶えてしまうとか。
行政の取り計らいかどうかは分からないけれど、ここでは今が盛り、毎年咲き繋いでいる。