鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

昨日(一昨日)のニュース;式守伊之助・・・その2

2018年01月09日 05時20分05秒 | 懐疑・猜疑・疑義
刑事事件であれば、警察がポロポロと小出しにするリークでどのマスコミも同じような報道をする。
今回の件はパワハラだセクハラだということでも、かたや不快に感じた10代行司は告発する気がないという。
そうして、こなた現在最高位行司は泥酔していて自分の行為を覚えていないそうだけれど、認めた格好で謝った。
そんな事をわざわざ日本相撲協会が発表する意図は何だろう。
色々あったから話が漏れて大げさに広がってしまう前に、自発的に発表して、臨時委員会も開いて処分もして、自粛モードを示したいという事だろうか(アホくさ)。

男色云々と記したのだが、自分で自分の記事に難色を示す按配になった。
他にも文化的伝統的なのかどうか、蔭間茶屋とか衆道とかの言葉をいつ知ったのか覚えはない。
そのような事を全く知らなかった17~8歳の頃に、テレビで『歌舞伎十八番【毛抜】』を観た。
主人公が小姓を捉まえて、馬乗りのような背後から抱きかかえるような事をしていたずらする(かまう)シーンがあった。
映画で観た森蘭丸と信長の感じも何となく雰囲気でわかっていただけに、そのような世界というか世界観というか関係性の理解をその時に深めた気がする。
そうして20代前半には三島由紀夫の事件があった(切腹した三島と森田は、決行前に性行為をしたことが司法解剖で示されたそうだ)。
稲垣足穂の『少年愛の美学』を読んだり、『ベニスに死す』という映画を観たりして、多少の理解はあるつもり。

式守伊之助の弁明が気に入らない。
正直のような不正直のような、誠意があるようなそうでないような、ぶきっちょな応え方がマズイし、ズルイと思うのだ。
そこで理想的弁明を考えてみた。
*私は行司という仕事に誇りを持っている。
*若い衆には行事の品格を教えるべく皆に愛情を持って接してきた。
*孫や子のように思っている気持ちが、酔った勢いで過剰に出てしまったようだ。
*愛情の表現も受け取る側によっては不快となるという配慮が抜けてしまっていたようだ。
*誤解を招いたことは残念で不本意だが、よく覚えていないほどに酔った自分に非がある。
*迷惑に思われていた事を感じ取れなかったほどの酔い方をこれからは決してしない事を誓う。
以上の趣旨で言ったらよかったのに・・・。
コメント (2)
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