鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

至近距離のクマゼミ

2021年08月08日 07時11分33秒 | 




夏の陽射しを遮るべく蔓植物をネットに這わせてきたのだけれど、今年は他の植物に負けてアサガオが伸び上がらなかった。
蔓のない空(から)のネットにクマゼミが止まって、ジリジリと這い上がっていた。
午後の陽射しを浴びて、何のためか細いネットロープを徐々に登っていく。
スマホで10枚以上も接写して、そろそろ写すのはいいかと思った途端に飛んでいってしまった。
翅脈が黄いろいので羽化したばかりだったようだけれど、昼過ぎにまだこの状態というのは単なる個性かそれとも異常か。
抜け殻が見当たらなかったということは、地面にほど近くで羽化してしまい、危険回避と羽を乾かすために、それなりの必死さでよじ登っていたのかもしれない。
暇だったのだから捕まえて、虫眼鏡で眺め回すべきだった。
このクマゼミの複眼に、こちらは十分写っていたはずだけれど、なぜすぐに逃げなかったのか。
情緒的に擬人的に推測すると、こいつは細い紐を登ることに夢中で、他は眼中になかったのか。
私の目から逃げたのが初飛行だったのは間違いない。
カナカナゼミが鳴くのは、つい先日の夕方聞いた。
クマゼミが鳴くのは、今年まだあまり聞いていないような気がするけれど、クマゼミは耳の中に飼っているから、いつもうるさく鳴いている。
コメント (2)
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