新興住宅地の小さな敷地では庭木として相応しくないようで、個人の庭に植わっているのは見たことがない。
林道沿いの斜面などに、このミツバツツジが生えているのを以前はよく見た。
この頃は裏山を徘徊することも林道を車で走ることもなくて、忘れていたのだが、御蔵山聖天さんに咲いているのを見つけた。
昔は雑木林だった名残の自然なのかもしれない。
ミツバツツジは各地に種類がいろいろあるそうなので、何々ミツバツツジなのかもしれない。
若葉が萌えでてくるときの3枚の尖った様子が、折り鶴のようで特徴がある。
わが田舎の山にあるのは、だいだい色のヤマツツジなので、関西に来てこの躑躅を見たときは珍しかったものだ。
子安地蔵尊を祀ってある堂の前に赤紫色の躑躅が咲き、折り鶴風若葉が萌えだしているのは、良い演出なのかも知れない。