鍋敷きならうちの実家にもあるぞ、と思ったら、頭当てという女性が使う荷物運び用であった。
当初、若い頃の仲間6人で会おうとしたけれど、1人は訳ありで連絡が取れないようになっていて、もう1人は硬膜下血腫だったかの爆弾を抱えていても参加の意向だったがたぶん家族の反対でキャンセルとなり、4人だけで会うことになったクラス会が今回の旅。
膵臓がんが肝臓にも転移しているという1人はホテルを予約していて3泊4日の予定。
私の田舎にいろいろとしょっちゅう手伝いにきてくれる千葉の友人が4泊5日の予定。
私はこの際ゆっくりと決めて、行き帰りの格安航空券以外は全く未定5泊6日の予定。
当地生まれでUターンした友人宅にて、ホテルを予約していない2人は泊めてもらう。
そして次の日になり、ホテル泊まりのVIP扱い闘病者を、石垣人の軽乗用車で迎えに行く。
先ずは、観るのは好きでも自分でスポーツをやることのない石垣人が唯一10年(?)ほどやり続けているというピンポンの会に朝からお邪魔する。
ラージボールという少し大きめで軽い球のネットの高さも僅かに高いのだという高齢者向けピンポン。
私は中学生時代に卓球選手だったので、40年振りほどだったけれどシロウトに負けるはずがないという自信があり、今までブログを通じて彼にいろんなアドバイスなどもしてきた。
ところがいざやってみると、ラケットに球が当たらない。
硬式卓球の感覚が残っているので、ラージボールの遅い球足に全く合わせることができず、自信ががらがらどころではない大恥巨泉(古っ)。
少しだけ慣れてきた時点で試合をやろうということになり、やってみたらシロウトと侮っていた彼に全く歯が立たない。
彼がサーブミスをした1点が取れただけの11対1の惨敗は、いつかリベンジしたいと心に誓ったものの、トラウマになりそうだ。
その後、川平湾にドライブして、世界に誇れる景観だという青い海を観て、白い浜で珊瑚の欠片を拾い、蝶を追った。
止まるまで追いかけようと思ったけれど、止まってくれずに、亜熱帯の藪に入り込んで動きが緩慢になったところを激写。
調べてみるとリュウキュウゴマダラで、ほかにもオオゴマダラを観たが撮るには至っていない、なお画像はトリミングした。
その後は、石垣人の家に帰り、車を置いてタクシーでステーキハウスに向かったが、目的の店が臨時休業という間の悪さ。
別の店に行ったけれど、選択を間違え、にんにくまみれのとんだステーキだった。
そうして口直しというのか、気分を変えるためでもないけれど、口の臭い4人は八重山博物館で高尚な文化的考証に浸ったのであった。