周りの皆さんの畑では、すでにジャガイモ掘りを土の柔らかいうちに済ましている。
それなのに私の畑は草ぼうぼうで、好天続きから土も硬くなった今頃、ジャガイモ掘りを始めた。
今年は異常にヨトウガ(夜盗蛾)の幼虫(ヨトウ虫)が発生して、私のジャガイモの茎を齧っては枯れさせた。
1個の種芋から数本出てくる芽を3本にしているのだが、それが齧られて2本になり1本になり、遂には全滅の株も多くでた。
根元で齧られ倒された部分の土を浅く掻き回すと、必ずヨトウムシが見つかって、何匹も退治した。
そうして3本全部やられた所には、他から1本引き抜いて挿し芽をしてせっせと水遣りをした。
そんなことを繰り返したジャガイモ畑なので、少しでも収穫量の減少を抑えようと掘るのを遅らせてきた。
来年は、ヨトウムシ対策の薬を使わざるを得ないかも知れない。
何しろ収穫量は極端に減って、例年の3分の1になるかどうかの感じ。
農薬を使わない自然農法を標榜してきたのに、一角を崩すことになるのか。
といっても、ほぼ全て自家用だし、周りは耕す時に、その薬を混ぜているようなのだから。
雑草をむしり取り、シャベルで掘り返している時に邪魔をするのが、先に何回も取り上げたモノ達。
セスジスズメ(背筋雀)の幼虫、と言ってもこの迫力とデザインには見惚れて撮るだけにとどめる。
妖精と紹介したスケバハゴロモ(透羽羽衣)の幼虫も相変わらずよく見つかる。
ぴょんと跳ぶ高さ距離は同じでも、尻の針状お飾りが十分なのと、まだ見習いのような貧弱なのがいた。