普段から気に掛けない、目の行き届かない場所に咲いていたのが、このクサノオウ。
ウチの敷地内で見つけたので、以前から知らないわけではない草だったが、名は知らなかった。
ゲンノショウコ(元の証拠)に生え方や姿かたちが似ているようでいて、似て非なるもの。
検索するとすぐに見つかって、目に入ってくるのが毒性、薬効、幻覚などという文字。
千切ると黄色い汁が出るのと、何だか危ないという感じもあり、子どもの頃から避けてきた草だ。
ケシ科クサノオウ属なのだそうで、1年目は花を付けず、冬の寒さを経験して初めて2年目に咲くのだという2年草。
日当たりが良くても手を掛けずに放置する場所ってあるものだな、などとそんな事に感心してしまった。
なよなよとしたこの草が冬越しの前にはどんな姿になるのか、注目してみたい。
ゾウ(象)の鼻のような種が発芽するのは来春だとすれば、来年の初冬まで覚えていられるかどうかという気もする。
今、花も実も付けていない1年目のものを探せば良いわけだけれど、雑事にかまけて忘れるのがオチだ。
3、4枚目画像は、私の邪魔をするカマキリ(蟷螂)で、オオカマキリ(大蟷螂)の幼虫だと思われる。
先日は、この個体かどうか分からないけれど、鎌で挟まれてしまい結構痛い思いをした。
一丁前の態度だが、翅が伸びていなくて飛ぶこともできない未熟モノだ。