1cmもない体長だが、触角は倍ほどあるコオロギ(蟋蟀)の仲間と思われる虫がテーブルにいた。
どこからやってきたのか、などと不思議がることもない隙間だらけの家なのだが、それはとにかく、まじまじと見るのは初めてのやつ。
スマホを近づけても逃げないので3枚撮り、またどこかから外に出ていくのだろうから、そのまま放置する。
スマホの『調べる』はカマドコオロギ(竈蟋蟀)なんて嘘をつくので、ちゃんと検索してみる。
すると、ウスグモスズとはっきり断定できるほど、全く同じ姿の画像が出ていてウスグモスズの♂と分かった。
鳴かないようだし、悪さもしないし、目立つほどの魅力があるわけでもないけれど、同類だな、というシンパシーも感じない。
名前の由来は源氏物語云々の記述もあったが、はっきりとは分からなかった。
でも、宝塚の生徒は自分で名を付けるらしいので、薄雲鈴という名を付けた人がいたら良いなと思った次第。