普段ならいつの間にか伸びる雑草を根ごと引っこ抜くのは難しい。
ところが、こうも日照りが続くと、オヒシバ(雄日芝)やメヒシバ(雌日芝)なんぞは葉がしおれ、根を張る土も乾ききって簡単に抜ける。
おかげで、草刈り機を使ってのその場しのぎやっつけ仕事をしないで済んで、毎日ちょっとずつやって、根こそぎの退治が進んでいる。
こうしてみると、植物の根は適度の湿り気の土中でしっかり太った根を張っておかなければ、意外にもろいものだと分かった。
今夏の日照り続きはついに立木も枯れるかも知れない事態になったようで、モミジの葉が縮れてきた。
数10年前、お盆に帰省した折り、父亡きあと独り暮らししていた母が「ケヤキの葉っぱが縮れるなん初めて見た」と言っていたことがある。
平成になって直ぐのあたりだったが、家のすぐ脇にあった、そのケヤキの大木はいつの間にか切り倒されていたから、もしかしたら、その年に枯れたのかも知れない。
葉が縮れ始めたら手遅れなのかも知れず、モミジはいつから雪囲いをしてもらえなくなったのか、雪折れした不様な恰好ながら生き永らえてきた。
早く気づいて、せっせと水遣りすればよかっただろうけれど、ここまできたら仕方がない。
1枚目の画像が、分かりにくいけれど葉の縮れたモミジで、バックの空は降りそうで降らない恨めしい空。
2枚目は、庭のオヒシバとメヒシバを引き抜いた後の、すっきり状態。
今回のジグザグや亜熱帯を経由しない台風が、恐ろしい被害を知らせています。
ボクは雑草は?雨後に引きやすいだろうと、想っていました。亜熱帯のそれは、地下深く、両手じゃないと引き抜けません。そして抜けると、尻を撃って両足が上がります。
雨後の雑草はたしかに、引き抜きやすいですよね。
でも、土がからからになって、草も枯れそうな状態だと、雨後の比ではありません。
雑草を根ごと引き抜く、釘抜きのような道具がありまして、けっこう役に立ちますよ。
ホームセンターに置いてると思うので購入をお勧めします。