フキノトウ味噌の瓶入りなんぞを見ると、せっかくの若草色が茶色になっている。
多くの製品を比較検討したわけではないので、少ない経験の個人の感想。
ところが、うちに生えているフキノトウを採りにきた同級生(主婦)があとで作ってくれたのは、見事に若草色を保っていた。
この頃は、私も料理せざるをえなくなって、フキノトウ味噌なんぞもやってみるのだが、色は二の次の味重視で、じつは味もイマイチ。
聞いてみると、適当にやっているのだとかなんとか言いつつ照れるところを、おだてて無理に教えてもらった。
塩は入れずに、ただ沸騰しているお湯に洗ったフキノトウを入れて、色が茶色になる前に上げ、冷水にひたす。
ただそれだけのこと。
それからみじん切りにして味噌、酢、味醂なんぞを混ぜるだけとか。
それぞれの時間や分量とかは適当にということだった。
それならばとやってみると、結構上手くいって、茹で汁は捨てるのがもったいないほどにいい色が出てフキノトウの苦い匂いがする。
布を浸したら華やかに染まるのではないか。
そうして鼻を近づけると、ほろ苦い味を思い出すという仕掛けにできたら、春の色になりにけるかも。
フキノトウの花粉まみれになっているニホンミツバチ。
ただそれだけのこと。
レシピは参考にして、手順も思い出せない、緊張感・不安の中で、「エイヤー」と完成させて、出来上がった料理を神妙に味わう。・・・そのような経験が積み重なって、いつかは誰かに食べさせたい、自慢をしたいレシピが出来上がるんだと思っています。
いつも「過渡期」です。
ウチの庭とは言えない幅1m弱の通路でもフキノトウが5個採れました
今年は教えていただいた方法できれいなフキノトウみそを目指します
そうですよね!
そういう動機がなければ上達しませんよね!?
そのあたりが希薄だったりして、同じ味にできないアドベンチャー料理になってしまうんですね、きっと。
きれいな色を保ってくれると、ほろ苦さが引き立つように感じます。
アク抜きとか、苦味を薄めるなどの方法も
場所柄や人それぞれにあるのかも知れません。
先日、蕎麦屋で植木鉢に生えさせたフキノトウを見ました。
根があれば、どこでも生えるものですから簡単なのでしょうね。
おやりになったらいかがでしょうか!?