鴨長明はどう読むのか、方丈石はどう呼んだら良いのだろう。
『かものちょうめい』と普通は読まれるけれど、『かも(の)ながあきら』かも知れないという記述があり、本当のところは分からないらしい。
方丈というのは1間半四方という4畳半の庵を日野の山中の巨岩の上に建てて、鴨長明は方丈記を書いたということになっている。
組み立て式で移動も簡単にできるプレハブ小屋のようなものだったと、書かれた文章から読み解くことができるとの図解入り論文を見たことがある。
その巨岩へは道標や看板があって迷いなく行けるのだが、読み方として方丈石は『ほうじょういし』と呼んだら良いのだろうか。
今現在は林あるいは森という感じになっているけれど、ほんの1世紀前までは、調理も風呂も薪や柴を燃やし、材木も地産地消だったのだろうから、里に近い山はすかすかで見通しは良かった筈。
供水峠から奥炭山に抜ける登山道を上って、途中から方丈石の方に折れて谷に下ったのだが、分かれ道に『犬を探しています!!』という張り紙があった。
10年以上前に、天ヶ瀬ダムの近辺で野犬数匹が鹿を狩って生き延びているということで、森林公園への立ち入りが禁止になったことがある。
その時の犬種はシェパードだったが、あの騒動はどのように収まったのか、いつの間にか立ち消えた。
写真の犬はシェパードのような風貌だけれど、『怖がり・・・』と書いてあるので、山に逃げ込んで生きていけるのかどうか。
野生を取り戻して成長するには8歳は十分だろうか、15kgは堂々たる中型犬だ。
登山道入り口に用意されてある杖の中で1番丈夫そうなのを拝借してきているので、猪だって来るなら来いという気は初めから持って上ってきたのだし、怖がりの中型犬なら問題なし。
少し遠回りをしても自宅から往復9,500歩ほどだったので、このコースをもう少し延して訓練的に頑張れば、今年はどこか山に行けるかもしれない。
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