ガンバレ!日本
建築と本だけって・・・。いいでしょ、ルール外したって。シュートは外さないで!この時期、サッカーのワールドカップモード 全開!って人多いでしょうね。オーストラリア戦、勝ち点3をもぎとって!
上:烏威し(060531)下:烏威しと懸魚 060611
■ またの機会になどと考えていると、いつのことになるのか分からない・・・。
懸魚(げぎょ)のついた民家が友人の家の近くにあることを思い出しました。車で出かけて、写真を撮ってきました。上の写真になくて下の写真にあるのが懸魚です。
いろんなデザインがあります。 烏威し(からすおどし)は木のままだと傷みやすいので、最近ではこの写真のように鋼板で包むようになりました。よく見ると板金屋さんのセンスによって葺き方が工夫されています。この二つも違いますね。
*川島宙次氏が『民家のデザイン』相模書房で「烏威し」と漢字で表記してい たので、今回はそれに倣いました。
吉島家住宅外観 中央が入口どうじ
高山市内の住宅外観 060610
■ 高山地方では持ち出し梁や庇を支える腕木、垂木などの木口を白く塗っている。これがアクセントとなっていて美しい。写真を見ると吉島家住宅でも行なわれていることが分かる。
木口(切断面)は水を吸い易く腐朽しやすいことから、それを防ぐ目的で塗装したものが、意匠的に次第に洗練されてきたものだろう。梁や垂木の木口を銅板で包むのも本来の目的は同じ。 懸魚も元々は棟木の木口を塞ぐ目的だったのだろう。
以前書いた諏訪地方のすずめおどりも破風板端部の木口を塞ぐ板に意匠的な遊びを加えたものだと思う。
懸魚って何? 手元に写真が無いので、別の機会に紹介します。