透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

百人百色の生き方

2006-10-22 | A あれこれ
昨晩遅く(23:30から)、NHK教育テレビの「土曜フォーラム」を見た。公開シンポジウムの録画放送。シンポジウムのテーマは「どう活かす、団塊力」だった。出演者のひとり、残間里江子さんは、数日前朝のラジオ番組で団塊の世代よ定年後「小さな幸せにとじこもるな」といっていた方で、好きなことばは「荒天決行(こうてんけっこう)」とのことだった。荒天決行、なんと元気な! そのとき私はそう思った。

残間さんはこんな本も書いている。

シンポジウムでは「定年後をどう生きるか」についてのディスカッションが行なわれ、残間さんはラジオでの発言同様、小さな幸せにとじこもることなく、積極的に生きて、と多弁だった。要するに蕎麦打ちして近所に配ってそれで満足、ではいけなくて、有料で施設などに卸すくらいなことをしなさいということだった。

他に前宮城県知事の浅野史郎さんや堀紘一さんらが出ていた。堀さんは百人百色の生き方があっていい、夢をもてと熱く語っていた。浅野さんの社会貢献論に対して、定年後でなくてもボランティアはできるし、何も社会貢献しなくてはならないというわけではないと反論していた。自分のやりたいことをやれというわけだ。

団塊世代は700万人くらいいるとのことだが、来年あたりから定年を迎えることになる。「団塊世代」とひとくくりして生き方を論じるなんて意味があるんだろうか・・・。堀さんの「百人百様の生き方があっていい」に全く賛成、そして私は「小さな幸せ」派、それで充分だと思っている。