■ 今回はクイズみたいなタイトルを付けてしまいました。ふたつのポットを比べてみてください。
どちらも3リットルの容量、従って大きさもほぼ同じですが、蓋を開けたときの「高さ」が違います。右は最近買ったものですが、吊戸棚に開けた蓋が当たってしまいます。この写真より奥に置いてしまうと蓋がきちんと開きません。カウンターで置くことができる範囲が限定されてしまうので使い勝手が悪いですね。
このようなことは、めずらしいことではないでしょう。気に入った家具が見つかったのに置き場所の寸法が少しだけ足りない(例えばカウンターの下に置くような場合)、本が少しだけ大きくて書棚に納まらない、履いていったブーツが下足入れに納まらない。いままで穿いていたズボンが穿けない。
ウ~ン、たった数センチのことなのに・・・。
たま~に、経験するんです、仕事でも。備品購入したスチール製の書庫が窓下にきちんと納まらないで窓にかかってしまう、家具を横に三つ並べて(別に三つでなくてもいいですが)みたらドアにかかってしまう・・・というようなことを。
や~、モジュラーコーディネーションって大事ですね。
モジュラーコーディネーションなどと馴染のないカタカナことばを使ってしまいました。建築を構成する各部の寸法を、あらかじめ設定した基準寸法(モジュール)に沿って調整(コーディネイト)すること、でいいのかな(この部分、少し説明を補足しました。この用語の定義としてはかなり正確になったと思います)。