**二十世紀の人々が美術館に求めていたのは、大げさな「都市のモニュメント」であったが、二十一世紀の人々が求めるのは、安らげる「居間」である。**
http://www.suntory.co.jp/sma/jp/museum/column01.html
3月末にオープンするサントリー美術館の設計者の隈研吾さんは、同美術館のウェブサイトに寄せた小論にこのように書いている。
大げさな「都市のモニュメント」 この部分からは先日オープンした「国立新美術館」を想起してしまう。隈さんが黒川さんの国立新美術館をかなり意識していたであろうことは想像に難くない。
ところで、2003年に既にオープンしている六本木ヒルズの「森美術館」と「国立新美術館」そして「サントリー美術館」は 六本木アート・トライアングルとして連携していくのだという。なるほど半径500m位の中に美術館が3館も集まるとなると、アートな六本木ということなんだろうが、私にはどうもピンとこない。六本木とアートが結びつかないのだ。六本木と三角関係ならなんとなく結びつくような気がするが・・・。
「三角関係」はよくない、3館がいい関係を継続していって欲しいと思う。
「国立新美術館」ではまもなく「異邦人たちのパリ 1900-2005」が始まる。**パリが育んだ世界中の芸術家の傑作の数々による華やかな世界が展開します。** とパンフレットにある。ポンピドー・センターが所蔵している作品による展覧会、是非出かけたいと思う。会期が5月7日までだから、きっと機会があるだろう。