■ 新潮社の雑誌「波」に新潮新書の広告が載っていた。「現代を知りたい大人のために700円で充実の2時間」
どうやら新潮新書1冊を読了するのに要する時間を2時間と想定しているらしい。新書は平均すると200ページくらいだろうか。それを2時間で読了する。内容によっては不可能ではないと思う。
総じて中公新書や岩波新書などは中身が濃いから2時間で読了するのは無理ではないか、少なくとも私はそう思う。広告のコピーは「充実の数日間」くらいの方が相応しいような気がする。必ずしも中身の濃さと読了に要する時間は比例関係にはないかもしれないが、私にはなんとなくそんなイメージがある。
だから「700円で充実の2時間」というコピーは内容はそれ程濃くありませんというメッセージを発しているように思えてしまう。