◎ 長野市豊野町(旧上水内郡豊野町)の農集排のマンホール蓋
蓋の真ん中に旧豊野町の町章を置き、周りに放射状にリンゴとブドウを配している。ちなみに町章は「4つのト」と「の」をデザインしたもの。
◎ 長野市豊野町(旧上水内郡豊野町)の農集排のマンホール蓋
蓋の真ん中に旧豊野町の町章を置き、周りに放射状にリンゴとブドウを配している。ちなみに町章は「4つのト」と「の」をデザインしたもの。
飯綱町柳里 撮影日170427
◎ 旧牟礼村のマンホール蓋に施されている幾何学的なパターン。これが何を意味しているのか、分からない。でも、このようなデザインは好き。真ん中にはムレをデザインした牟礼村の村章を配している。
782 飯綱町柳里中宿 撮影日170427
■ 飯綱町は牟礼村と三水村が2005年(平成17年)に合併して誕生した町。なんとなく火の見櫓の数が多い町というイメージを抱いていたが、見つけることができなかった、何基もあると思うのだが・・・。この火の見櫓に出合うことができて良かったと思う。
やけに蕨手が目立つ屋根。屋根の骨組みの様子がよくわかる。これを見ると4角形の櫓と8角形の屋根は上手く納まることが分かる。
ここが合併前は牟礼村だったということと施工が昭和38年3月だったことが分かる。
撮影日時 170429 05:14AM
■ 今朝の朝焼けをどう表現したらいいだろう。メタリックな、未来的な、とでも形容したくなるような朝焼けだった。
たった一度だけ、この時だけしか見ることができない朝の風景。
779 火の見櫓のある風景 信濃町大井にて 撮影日170427
6角錘の屋根に付けられている6個の蕨手 下り棟包みに用いている薄手の平鋼をそのまま伸ばして巻いている。
信濃町のマンホール蓋 (810) 撮影日170427
信濃町富士里地区の農集排(農林水産省の農業集落排水施設の整備事業)のマンホール蓋
◎ ソバの花と稲穂を周りに配し、下に信濃町の町章と富士里農集排の文字を入れている。信濃町のシンボル黒姫山(この山容は間違いなく黒姫山)をバックに農村の風景を描いたデザイン。
778 信濃町穂波 撮影日170427
■ 信濃町はこのくらいにして飯綱町へ移動しようとカーナビの目的地を飯綱町役場に設定した。カーナビの女性の優しい声に素直に従って国道18号を走行していて、この火の見櫓に気がついた。我が火の見センサー、感度ますます良好なり。
ラチス構造の細身の火の見櫓だ。しばらく見ていてふと思った。「え、どうやって登る?」 この手の櫓は1面が梯子になっているものだが、この櫓には梯子が無い! 櫓のてっぺんの足場(見張り台とは敢えて書かない)までどうやって登るんだろう・・・。斜めのラチス材に足を掛けて登る? まさか。
よく見ると両側の電柱と同じよう柱にステップボルトが付いている。このボルトを使って登り降りするのか。
電柱の場合、日常的に登り降りするわけではなく、保守点検の時だけだからステップボルトでもいいだろう。でも、火の見櫓は日常的に昇り降りすることを前提とした設えにしなければならないはず。両者、頻度が全く違うのに同じ方法が採られているというのは、いかがなものか。
777 信濃町平岡 撮影日170427
■ なんだかゴツイ火の見櫓だなぁ、というのが第一印象だった。
近くで見ると確かにごつい。ガセットプレートは大きいし、ブレースの交差部にもプレートがある。何これ? どうなっているのかな?
櫓の中に入って部材接合部を見た。ガセットプレートに各部材を溶接接合していた。
山形鋼のブレースの交差部も溶接で留めていた。なるほど、この接合法がごつく見せていたのか、と納得。
人は十人十色、火の見櫓は十基十色。 実食、もとい実感!
776 信濃町古間の火の見柱 撮影日170427
■ 脳は見慣れないものをすんなり受け入れようとはしない。脳内にストックしてある情報にないものを受け入れることをためらうようにできているらしい。初めて目にする食べ物を食べることをちょっと躊躇するのも脳の同様の反応の結果だ。これは命を守るようにプログラムされている脳の健全な反応であろう。
これを火の見櫓、いや火の見柱だと認識するのに少し時間を要した。いままで見てきた火の見柱の高さはせいぜい5メートル止まり。こんなに背の高い火の見柱を見るのは初めてだった。何か別の用途の工作物ではないか、遠くにこれが見えた時、そう思った。
下の写真をよく見ると透けた床越しに半鐘らしきものが写っている(柱の右側)。
そうなのだ、脳は一旦情報を受け入れると、それが間違ってはいないことを裏付ける情報を探し出そうとする。そして、おもしろいとか好きという反応を示すようになり、より観察しようとする。恋愛についても脳はこのような反応をしているはずだが・・・。
脳のこのような傾向というかクセを知っておいて損はない。これホント!
775 信濃町冨津柴津 撮影日170427
■ カーナビがセットしてある目的地の信濃町役場に誘導する。素直に従っていてこの火の見櫓に出合った。目にした瞬間、何これ?と思った。櫓がヘンな形をしている。櫓の外側に設置された梯子を囲むように付けられているのは何だろう・・・。考えられるのは落下防止のためのカゴ。脳内検索しても他のことばは出てこない。実際に安全対策として有効だろうし、登り降りするときに安心感が得られることは確かだ。
3角形の櫓に4角形の屋根を載せ、同形の見張り台を設けている。見張り台の床面を支える構造材を見ると上手く納めている。なるほど!な構成だ。
脚部としてのデザインがなされていて好ましい。正面だけアーチ部材を用いて櫓内へ入れるようにして、他の面にはブレースを用いている火の見櫓がこのところ大半だったから、なおさら好ましく見える。
774 信濃町富濃柴津 撮影日170427
■ 県道96号沿いにある集落それぞれに火の見櫓が立っているようで、何基か見かけた。なんとなくこの道路沿いにはありそうだと、勘が働いた。
この櫓のブレースには平鋼や山形鋼が使われておらず、リング付きの丸鋼のみ。普段このタイプを見慣れているせいだろうか、この方が好い。
3角形の櫓に6角形の屋根、円い見張り台
アーチ部材の放物線を逆さにしたような形が好い。アーチ部材を脚元まで伸ばしてあるのは案外少ないかも知れない。
櫓の中間に吊り下げてある半鐘、フックは竜頭(りゅうず)。腕時計のねじまきもりゅうずというが語源はこの竜頭にあるようだ(シチズンのHP)。知らなかった。遠くからでは分からないが、火の見櫓の半鐘の表面にはこのような意匠が施されているものがある。
柱材と横架材の接合部のガセットプレートにリベットが写っている。鉄は熱いうちに打て、このことはこのリベット接合のためにあるようなもの。