696 上田市真田町横尾(合併の経緯:横尾村→長村→真田町→上田市)撮影日161022
■ 千曲川の右岸の丘陵地に上田市真田町が広がっている。なだらかな坂道を下っていくと、火の見櫓がすくっと立っていた。絵になる火の見櫓のある風景。奥行きのある風景は好い。
櫓の横架材の間隔が少し短め。
屋根頂部の飾りも見張り台の手すりの飾りも優しい曲線で女性的。櫓のブレースはすべてリング式ターンバックル付丸鋼。東信地方でこのタイプは少ないかもしれない。
脚部は4面ともアーチ部材を用いて開放している。1面のみ開放し、他の3面はブレースで閉じてしまっているものもあるが、やはりこの方が好い。
ブレースのリングに横尾分団の4文字をはめ込んでいる。分団名を表示しているのは、旧村への帰属意識、というか地元愛の表れか・・・。