透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

703 坂城町中之条の火の見櫓2

2016-10-26 | A 火の見櫓っておもしろい


703

■ この高さから写真を撮るなんて、ドローンでも飛ばさないと無理では・・・。 横断陸橋から撮りました。

櫓がスムースに逓減していません。この火の見櫓も4角形の屋根と3角形の櫓という組み合わせです。やはりなんだか不自然。



外側に湾曲した方杖が構造的に有効なのかどうか。柱とのジョイント部分も疑問、アングルを裂いていますから。



梯子の下端の変形はなぜ? 

いや、全てご愛敬。


 


702 坂城町中之条の火の見櫓1

2016-10-26 | A 火の見櫓っておもしろい


702 坂城町中之条

 国道18号を北上、中之条の信号近くに立つ火の見櫓。この火の見櫓で注目は・・・。



3角形の櫓に4角形の屋根という組み合わせ。屋根と柱の取り合いがなんとも変なことになっている。

なんでこう
なるの? 

同時に何基か受注していて4角形の屋根をまとめてつくっていて、何らかの理由で余った屋根を3角形の櫓に強引に載せた? いやそんなことはないだろう・・・、分からない。






 


700 上田市上塩尻の火の見櫓

2016-10-26 | A 火の見櫓っておもしろい


700 上田市上塩尻

■ 上田市真田町から坂城町に向かって国道18号を走行中にこの火の見櫓と出合った。幹線道路沿いでは車を停める場所が見つからなくてやむなくスルーしてしまうことも時々あるが、偶々塩尻地区公民館の敷地に立っていたので、停めることができた(旧塩尻村 1954年(昭和29年)上田市に編入)。

この火の見櫓、細身だがこのくらいが東信方面では標準的。注目は屋根が見張り台に対して極端に小さいことだ。



屋根は半鐘の上にだけ設置したという印象。小さい。この大きさだと、見張り台に立つ消防団員は雨に濡れてしまう。そこで思い出したのが下の火の見櫓()。


681 諏訪市四賀

この2重屋根は、蕨手付きの本来の屋根の下に後から追加したとしか考えられない。で、その理由だが、屋根が小さくて消防団員に雨がかかってしまう、ということではなかろうか・・・、それ以外考えられない。

改めてを見てみると、小さい。火の見櫓の屋根にどういうことを求めるのか、機能の違いによって形や大きさが変わる、ということを示す好例だ。






この火の見櫓のもう一つの注目点は梯子の下端の処理の仕方。小さな子どもたちが登らないように、という配慮か、このように折りたたみ式にしている。これは初めて。

火の見櫓はシンプルな工作物だけれど、それぞれ創意工夫がしてある。火の見櫓っておもしろい。