透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

678 佐久市伴野の火の見櫓

2016-10-16 | A 火の見櫓っておもしろい


678 佐久市伴野

■ 平面形が4角形の櫓に8角形の屋根、円い見張り台という組み合わせ。ブレースはすべて輪っか付の丸鋼。




床の開口が大きい。半鐘の手前に写っているものは何だろう。







第1横架材の位置に水平ブレースを設置している。そう、4角形の場合には水平面内変形するから、水平ブレースを設置してあるのが当然ではないかと思うが、無い。4隅に火打ちを設置してあるものはあるが。この火の見櫓はレアケースだろう。小さな踊り場が写っているが、そこまでの外付け梯子は外している。だからアーチを見ると、あれ?どうして? となる。





675 立科町茂田井の火の見櫓

2016-10-16 | A 火の見櫓っておもしろい


675 立科町茂田井 撮影日161010

 江戸時代にはひとつの村としてまとまっていた茂田井は現在行政上、立科町茂田井と佐久市茂田井とに分かれている。どのような経緯を経て現在に至っているのか、調べていないので知らない。

立科町茂田井でこの火の見櫓に出合った。立ち姿の凛々しさに感動して、このアングルで何枚も写真を撮った。火の見櫓は周りの状況によって印象が変わる。左側には木造の旧校舎、右側には大きな蔵。その間にこの背の高い火の見櫓が立っている。これはもう素晴らしいとしか言いようがない。

見張り台まで18メートル近くあるから、総高は20メートルを超える。左右非対称な踊り場、これが火の見櫓の姿に変化を与え、実に好い。こんな火の見櫓に出合うことがあるから、火の見櫓巡りは止められない。

火の見櫓 みんな違って みんないい











 


674 火の見櫓のある風景

2016-10-16 | A 火の見櫓っておもしろい


674 火の見櫓のある風景 立科町茂田井

 立科町役場から中山道を行く。古い街道沿いには火の見櫓が立っている可能性が高い。茂田井は芦田宿と望月宿との間にある間宿(あいのしゅく)。間の宿は文字通り宿場と宿場の間にある休憩用の宿場。

立科町茂田井で背の低い火の見櫓に出合った。梯子段の数と間隔とから、踊り場のような形の見張り台の高さは3.6mくらいだと分かる。梯子は櫓の中に納めている。半鐘を叩く木槌がつるしてある。街灯を設置してある火の見櫓も多いが、この火の見櫓には赤色灯を設置している。