映画とライフデザイン

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狂っちゃいないぜ  ジョンキューザック

2011-02-18 05:23:31 | 映画(洋画 99年以前)
映画「狂っちゃいないぜ」は航空管制官の日常を描く99年の作品。
ツタヤでは「パニック」のジャンルにおいてあったが、どちらかというとラブコメディ的な要素が強い。めったに取り上げられることのない航空管制官の日常の姿は見ていて面白い。ジョンキューザック、ケイト・ブランシェット、アンジェリーナジョリー、ビリー・ボブ・ソーントンと4人出演するが、それぞれがその後の代表作でブレイクする前で、今現在のギャラだったらとんでもない額になっていたであろう。しかもアンジェリーナジョリー、ビリー・ボブ・ソーントンの二人はこの映画をきっかけに本当に結婚してしまうのだ。



ニューヨーク航空交通管制官たちは、端末レーダー着陸誘導システムのセンターで、ケネディ、ラ・ガーディア、ニューアーク飛行場で離陸着陸する一日に7000機の飛行機の安全を管理していた。一日中の神経の緊張をほぐすために、仲間同士でジョークを飛ばしあい、レーダースコープをゲーム感覚で監視しながら、業務に励んでいた。しかし、ストレスに悩まされる者も多かった。
主人公ことジョン・キューザックはメンバーの中でもレーダー操作と飛行機の誘導に自信を持ち、自分こそ管制局の№1だと信じていた。家には妻ことケイト・ブランシェットと二人の子供にも恵まれて幸せな家庭を築いていた。
そんな折、ライバルとなるビリー・ボブ・ソーントンがチームに加わることになった。腕が立つというの噂に、ジョンは彼をライバル視する。各地の空港を経てニューヨークに来たラッセルは、強烈な個性と独特の生活スタイルを持っていた。
仲間うちのパーティに、ビリーの妻ことアンジェリーナ・ジョリーがやってきた。若くてグラマーな美女で誰もが驚き圧倒された。ある日、スーパーでジョンはアンジェリーナに出会う。彼女は人前もはばからず泣いており、ジョンが事情を聞くと、ビリーがバイクで出かけたきり帰ってこないという。彼は知らない土地で孤独だというアンジェリーナをイタリアンレストランに誘い、話をするうちに意気投合してしまうのであるが。。。。

航空管制官は、飛行機の安全を担う仕事である。ブルーカラーの中では10万ドルの年収は高い方だ。それだけ神経をすり減らす仕事で、離婚率も高い。そんな役柄をジョンキューザックが楽しそうに演じている。テレビゲームなら、飛行機同士が衝突してもリセットボタンを押せばいいが、これはそうはいかない。しかも、ニューヨークマンハッタン近くに3つ飛行場があって、常に数多くの飛行機が飛んでいる。他の飛行場の倍以上大変な仕事であるのは十分想像できる。どちらかというと、普段の生活では性格破綻しているような連中が多いようだ。ビリー・ボブ・ソーントンの役柄にその個性が強調されている。


ケイト・ブランシェット、アンジェリーナジョリーの二人が若い。ケイトは特にそう感じる。もう少し年増の役を演じることが多いせいであろう。今よりもチャーミングである。アンジェリーナジョリーは今も色気をむんむんさせるが、24歳の彼女はグラマーぶりを今よりも強調している。でも3流映画からメジャーへ這い上がろうとしているころの映像なので、なりふり構わないスタンスだ。この映画ではバストトップも見せている。さすがに億単位のギャラである最近のメジャー映画ではありえない。そんな映像を見るのも悪くはない。

掘り出し物といった感じだ。
コメント
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