映画とライフデザイン

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映画「ラストスタンド」 アーノルドシュワルツネッガー

2013-11-17 16:09:13 | 映画(洋画 2013年以降主演男性)
映画「ラストスタンド」は今年2013年日本公開のアーノルド・シュワルツネッガー主演作品だ。
知事の激務を終えて、久々に銀幕に登場した。

シュワルツェネッガーといえば、「ターミネーター」だ。得体のしれない不気味な姿で世界中に存在感を示した。
「ラストスタンド」最前線から引退したつわものが凶悪事件に巻き込まれるというパターンだ。元CIA、FBIの職員が引退しているにもかかわらず、事件にからんでしまう類の作品が数多くつくられている。似たようなパターンだ。
でもここでのアーノルド・シュワルツネッガーは老いを感じさせないファイトで十分楽しませてくれた。

元ロス市警の敏腕刑事オーウェンズ(シュワルツェネッガー)第一線を退いた彼はメキシコ国境付近の小さな町・ソマートンの保安官となり、静かな週末を過ごしていた。そんな彼にある時FBIから電話が入る。

「移送中の凶悪犯・麻薬王のコルテスが逃走、最新鋭の車を操り時速400キロでメキシコ国境に向かっている。君の街を通過するが、手をだすな」。 
しかし、軍隊並みに訓練された仲間のサポートでFBIを振り切り、凶悪犯は目前に迫る。

FBIの応援も間に合わず、十分な武器も無い中オーウェンズは眠っていた闘志を呼び起す。彼は戦闘経験の無い部下と、素人同然の仲間で≪最後の砦(ラストスタンド)≫のチームを結成。最新武装の凶悪集団に対し、第二次世界大戦時代の古い武器で闘いに挑む!!―辺境の町での前代未聞の大決戦が今始まる!(作品情報より)

今回の強敵は麻薬王である。まずは、どれだけすごい敵だということを示すところからスタートするのがアクション映画の定石だ。相手が弱くては面白くないからだ。FBIが凶悪囚の移送を図ろうとするのを、麻薬組織の巧妙な脱出作戦に厳重な護送作戦だったにもかかわらず、死刑囚を逃がしてしまうのだ。しかも、彼には麻薬組織のバックと最新の兵器を所有している。車はコルベットの1000馬力で最高時速は400KMもでるらしい。ヘリコプターと追いかけっこをしてまいてしまう。このあたりはいかにも現代のアクション映画的スピード感だ。

一方シュワルツネッガーはメキシコ国境の西部劇に出てくるような田舎町・ソマートンで、保安官として暮らしている。時計が止まっているような田舎町で町人ものんびりしたもんである。保安官たちも同様だ。以前「トラフィック」という麻薬がらみの名作があった。麻薬映画はメキシコ国境をめぐっての麻薬シンジケートとの攻防となることが多い。

でも、一体どうやって敵から守るのかと思ってしまう。

ハイテクとアナログの対決のような匂いがいい感じだ。西部劇的な要素も込められている。
相手から金をやるから国境越境を見逃せと何度も何度も言われても、シュワちゃんはいうことを聞かない。プライドだけで生きている。億単位の金額提示されたら、自分だったら素直に通してしまうような気もするけどね。



今回の監督は韓国のキムジウンだ。
あまりに凄すぎてブログ記事がアップできないでいる作品に「悪魔を見て」という韓国映画がある。「殺人の記憶」や「チェイサー」などの強烈な韓国映画にも引けを取らない凶悪な映画だ。そのメガホンをとったのがキムジウン監督だ。公開の時に気づいていれば見に行ったのであるが、シュワルツネッガーの宣伝文句ばかりに目が行って気がつかなかった。
予告編で凄味を感じてほしい。



圧巻は最後に向けてのトウモロコシ畑でのカーチェイス
これって日本では絶対無理な映像で、見応えがある。しかも、走りまくるのはコルベットだ。
一体どうやって撮ったんだろうと思わせるすごい撮影だ。
そして最後にファイトが続く。シュワちゃん若いねえ。いつも思うんだけど、何で最後に素手ファイトに戻るんだろう?
外国映画の七不思議だ。
コメント
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