映画「マイ・ブロークン・マリコ」を映画館で観てきました。

映画「マイブロークンマリコ」はタナダユキ監督の2022年の作品。タナダユキ監督の作品はこれまで続けて観ているのに、日経新聞の映画評の評価が低く後回しにしているうちに見損なった。年明けにamazon primeで無料で見れるようになり、何気なくプチっとすると、目が離せなくなり一気に見てしまう。映画評ではイマイチの永野芽郁が抜群にいい。これはうっかりしてしまった。やはり好きな監督の作品はすぐさま映画館に行くべきだったと反省する。
ブラック企業で飛び込み営業をしているシイノ(永野芽郁)が定食屋でTVニュースを見ていると、小学生から高校にかけての親友マリコ(奈緒)が自殺したというニュースが報道されていた。マリコは小学生の頃から父親に虐待されていて、シイノは相談を受けていた。飛び込みセールスのふりをして、マリコの親がいるアパートを訪問して、マリコの遺骨を見つけると思わず持ち出そうとする。マリコの父親と押し問答となるが、用意していた刃物を突き出し、アパートの窓から脱出する。
タナダユキ監督作品らしい人間味あるハートフルな作品であった。
原作漫画があるという。もちろん未読。原作漫画との比較コメントもいくつかupされているようだ。どうでもいいことだ。名脚本家向井康介のシナリオも悪くない。それよりも永野芽郁がここまで役柄に没頭していることに感動する。
共演の奈緒も、小さい頃から親の虐待に遭い、高校生の頃は性的虐待まで受けている女性を実にらしく演じる。結局、付き合った男性にも暴力を振るわれる悲しい人生だ。マリコのハートは壊れているのだ。それでも、永野芽郁演じるシイノは懸命にマリコをかばっていた。回想シーンを交えながら、マリコとシイノの友情を語っていく。

マリコの父親と対峙して、遺骨を持ち出すシーンがこの映画で1番の見どころだ。お前がいけないんだとばかりに父親に暴言をはいて、包丁も差し出しアパートの2階から飛び降りる。そして、目の前の川を渡り懸命に逃げる。まだ若い永野芽郁にここまでの迫力があるとは思えなかった。

結局、シイノは自室を飛び出して、マリコと行こうと話をしていた青森県のまりがおか岬に向かう。そして、いくつかの出会いがある。この海辺の田舎風景は味わいがある。ブラック企業の営業で、上司をクソ上司と言いながら男勝りに立ち回る。

そんな永野芽郁演じるシイノはタバコも吸うし、大酒も喰らう。気がつくと、青森では海辺の小舟で一夜を過ごす。永野芽郁の意外な一面を垣間見れてうれしい。今後に期待する。

映画「マイブロークンマリコ」はタナダユキ監督の2022年の作品。タナダユキ監督の作品はこれまで続けて観ているのに、日経新聞の映画評の評価が低く後回しにしているうちに見損なった。年明けにamazon primeで無料で見れるようになり、何気なくプチっとすると、目が離せなくなり一気に見てしまう。映画評ではイマイチの永野芽郁が抜群にいい。これはうっかりしてしまった。やはり好きな監督の作品はすぐさま映画館に行くべきだったと反省する。
ブラック企業で飛び込み営業をしているシイノ(永野芽郁)が定食屋でTVニュースを見ていると、小学生から高校にかけての親友マリコ(奈緒)が自殺したというニュースが報道されていた。マリコは小学生の頃から父親に虐待されていて、シイノは相談を受けていた。飛び込みセールスのふりをして、マリコの親がいるアパートを訪問して、マリコの遺骨を見つけると思わず持ち出そうとする。マリコの父親と押し問答となるが、用意していた刃物を突き出し、アパートの窓から脱出する。
タナダユキ監督作品らしい人間味あるハートフルな作品であった。
原作漫画があるという。もちろん未読。原作漫画との比較コメントもいくつかupされているようだ。どうでもいいことだ。名脚本家向井康介のシナリオも悪くない。それよりも永野芽郁がここまで役柄に没頭していることに感動する。
共演の奈緒も、小さい頃から親の虐待に遭い、高校生の頃は性的虐待まで受けている女性を実にらしく演じる。結局、付き合った男性にも暴力を振るわれる悲しい人生だ。マリコのハートは壊れているのだ。それでも、永野芽郁演じるシイノは懸命にマリコをかばっていた。回想シーンを交えながら、マリコとシイノの友情を語っていく。

マリコの父親と対峙して、遺骨を持ち出すシーンがこの映画で1番の見どころだ。お前がいけないんだとばかりに父親に暴言をはいて、包丁も差し出しアパートの2階から飛び降りる。そして、目の前の川を渡り懸命に逃げる。まだ若い永野芽郁にここまでの迫力があるとは思えなかった。

結局、シイノは自室を飛び出して、マリコと行こうと話をしていた青森県のまりがおか岬に向かう。そして、いくつかの出会いがある。この海辺の田舎風景は味わいがある。ブラック企業の営業で、上司をクソ上司と言いながら男勝りに立ち回る。

そんな永野芽郁演じるシイノはタバコも吸うし、大酒も喰らう。気がつくと、青森では海辺の小舟で一夜を過ごす。永野芽郁の意外な一面を垣間見れてうれしい。今後に期待する。