映画とライフデザイン

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映画「マダムウェブ」 ダコタジョンソン

2024-02-27 18:19:36 | 映画(洋画 2022年以降主演女性)
映画「マダムウェブ」を映画館で観てきました。


映画「マダムウェブ」マーベルコミックの新作。ここ最近アメコミ系はご無沙汰だけど、主人公が近未来を予知する設定が気になる。過去にトムクルーズ「マイノリティレポート」クリストファーウォーケン「デッドゾーン」など自分には相性の良い映画がある。他のチョイスがしづらい中で、たまにはマールルで選択する。S・J・クラークソン監督ダコタジョンソンの主演である。

いきなり1973年のペルーの山奥でクモ探しをしている男女の映像が出てくる。見つけた時に仲間割れ、女性は懐妊しているがそこで出産する。

2003年のニューヨーク。救急救命士として働くキャシー・ウェブ(ダコタジョンソン)が、救命活動中にクルマごと川に転落して生死を彷徨う。 その時からキャシーは近未来の様子を予知する体験を重ねるようになる。30年前にペルーで生まれた赤ちゃんが大きくなってキャシーになったのだ。同僚の自動車事故を予知して、懸命に運転を止めるが、事故に遭って亡くなってしまう。それ以降も予知能力を自分で自覚するになる。

地下鉄に乗った時に、出会った3人の少女たちが、それぞれ謎の男に殺されるシーンを見てしまう。キャシーはあわてて、男が襲う前に少女たちを助けようと地下鉄内構内から引っ張り懸命に脱出する。路上のタクシーを盗んで飛ばす。追っ手は防犯カメラを駆使して3人を懸命に探す。


娯楽として楽しめた。
製作費8000万$の割にはメジャー俳優の出演は少ない。その分アクションとVFXにお金が費やされているのか。スパイダーマンのようなクモ男が出てくるが、正義の味方ではなかった。もともと、アカの他人だった3人の少女たちがお互いの境遇に共通点を感じて連んでいく。

謎の男はその3人に殺される悪夢を見ていて、成長する前に殺すというのがこの映画のストーリーの基調である。3人の少女とマダムウェブことキャシーが組んでいく。ピンチとは言え、NYのイエローキャブや救急車を盗んで逃走とはお行儀はよくはない。


見ている分には気楽に見れるが、途中からいかにもアメコミらしいドタバタアクションが続く。音楽は高らかに鳴り響いてちょっとうるさいくらいだ。ただ、途中で流れる挿入歌のセンスはいい。3人の若者も曲に合わせて踊る。たまにはこんなアメコミ映画もいいんじゃないといった感じだ。

エンディングロールで流れる曲に聴き覚えがある。アレ!これってウォンカーウァイ監督の香港返還前の映画「恋する惑星」のテーマ曲だと気付き驚く。オリジナルのクランベリーズ「ドリームス」が流れる。大好きな曲なのでうれしい。思わず香港のアパートメントに忍びこむフェイ・ウォンの顔を思い浮かべる。

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