映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

きみに読む物語

2011-07-18 19:29:36 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
DVDショップでいつも気になっていながら、きっかけのなかった「きみに読む物語」を見た。ジーナローランズ、ジェームスガーナーのかつての主演級の二人に昔話を語らせる。レイチェル・マクアダムスとライアン・ゴズリングの若手カップルの恋物語もさわやかで感動する訳ではなかったが後味は良かった。

認知症で療養生活を送る老婦人ことジーナ・ローランズの元に、一人の老人ことジェームズ・ガーナーが通ってくる。物語を読み聞かせる。それは1940年の夏、南部の小さな町で始まる物語であった。17歳の富豪令嬢アリーことレイチェル・マクアダムスを一目見て地元の製材所で働く青年ノアことライアン・ゴズリングは一目ぼれする。遊園地の観覧車で男友達と同乗している彼女のもとに飛び乗り「デートしてくれなければ飛び降りる」と脅かしデートを約束する。その後2人は強い恋の吸引力にはまっていく。

しかし、両家の家柄の差はあまりに隔てがあり、大学進学をする彼女は親の指示でニューヨークに行くことになる。別れるのがいやな彼は365日毎日彼女に手紙を書くが、一通の返信もないまま第2次世界大戦が始まり、出征することになるが。。。。

2人が知り合い、恋の吸引力にデートを重ねるシーンがさわやかだ。ひと夏の恋をテンポよく映した映像がいい。舞台になった南部の町が美しい。イントロのシーンからうならせる。いろいろ調べてみると、サウスカロライナ州のシーブルックアイランドというところのようだ。彼女がもともと同じ州のチャールストン市に住む御令嬢という設定でヴァケイションで来るということらしい。
映画っていいもんだ。死ぬまでおそらくはいくことはないと思われる素敵な町に連れて行ってくれる。白い水鳥(渡り鳥)に囲まれた池(川?)のまわりをボートでデートする場面の映像美はなかなかいい。あとは個人的趣味で、黒人ジャズバンドが演奏するクラブのシーンがいい。そこで彼女の親子が踊りまくるシーンが良かった。デュークエリントンバンドを意識しているのであろうか?ものすごく楽しそう!!ビッグバンドジャズの鳴り響く中ドレスアップしてあんなところで踊りまくってみたいものだ。


正直涙腺は刺激されなかった。でも若い二人にさわやかさは感じた。
やさしさに包まれた話だと思う。


この年になってまだまだ頑張るジーナローランズの迫力ある姿には貫禄を感じた。今回の監督はせがれ、「グロリア」のどすこいおねえにダブる姿と若い彼女のルックスには若干ギャップがあるがこれはこれでいいのかな

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