映画「女神の継承」を映画館で観てきました。
タイ映画「女神の継承」は韓国のナ・ホンジンが原案を書き、プロデューサーに加わっている作品である。ナ・ホンジンといえば、「チェイサー」でわれわれの度肝を抜き、「哀しき獣」「コクソン」とクライムサスペンスの傑作を続けて世に出した名監督だ。
「女神の継承」はナ・ホンジン監督が「コクソン」で描いたシャーマンの世界の延長上にあるようだ。「コクソン」では名優ファン・ジョンミンが祈祷師を演じて、人智を超えた何かに取り憑かれる世界を描いてわれわれを恐怖に陥れた。これは観るしかないと映画館に向かう。想像以上に観客は多い。
タイの山奥の村落にいる祈祷師一族にスポットをあて、ドキュメンタリー映画っぽい展開で進む。一族の1人ミンという普通の女性が突然何かに取り憑かれるように狂い出す。周囲が解脱させようと懸命に試みるというストーリー展開だ。
正直自分には合わない映画だった。
クライムサスペンスのタッチはなく、どちらかというと実録ドキュメンタリーホラーTVのようなものだ。連想したのは「エクソシスト」である。主演のリンダブレアが緑色の嘔吐物を吐き出したシーンが衝撃的だった。自分が観たのは中学生の時だったけど、主役のミンが見せる狂気の姿は「エクソシスト」のエッセンスをかなり含んでいると感じる。今回のタイの監督バンジョン・ピサヤタナクーンはかなり意識したのではなかろうか?
一連のナ・ホンジンの映画は先を読ませないストーリーと予想外の展開に毎回驚かされた。でもこれはちょっと違う。ただ、気が狂っている女性を追うだけで物語の性質をあまり持たない。これでもかと次から次に凄いシーンをみせてくれる。でも、それだけなんだよなあ。悪霊に取り憑かれるミンは、白目をむいて発狂している姿を見せる。これが演技だとするとすごい。
タイ映画「女神の継承」は韓国のナ・ホンジンが原案を書き、プロデューサーに加わっている作品である。ナ・ホンジンといえば、「チェイサー」でわれわれの度肝を抜き、「哀しき獣」「コクソン」とクライムサスペンスの傑作を続けて世に出した名監督だ。
「女神の継承」はナ・ホンジン監督が「コクソン」で描いたシャーマンの世界の延長上にあるようだ。「コクソン」では名優ファン・ジョンミンが祈祷師を演じて、人智を超えた何かに取り憑かれる世界を描いてわれわれを恐怖に陥れた。これは観るしかないと映画館に向かう。想像以上に観客は多い。
タイの山奥の村落にいる祈祷師一族にスポットをあて、ドキュメンタリー映画っぽい展開で進む。一族の1人ミンという普通の女性が突然何かに取り憑かれるように狂い出す。周囲が解脱させようと懸命に試みるというストーリー展開だ。
正直自分には合わない映画だった。
クライムサスペンスのタッチはなく、どちらかというと実録ドキュメンタリーホラーTVのようなものだ。連想したのは「エクソシスト」である。主演のリンダブレアが緑色の嘔吐物を吐き出したシーンが衝撃的だった。自分が観たのは中学生の時だったけど、主役のミンが見せる狂気の姿は「エクソシスト」のエッセンスをかなり含んでいると感じる。今回のタイの監督バンジョン・ピサヤタナクーンはかなり意識したのではなかろうか?
一連のナ・ホンジンの映画は先を読ませないストーリーと予想外の展開に毎回驚かされた。でもこれはちょっと違う。ただ、気が狂っている女性を追うだけで物語の性質をあまり持たない。これでもかと次から次に凄いシーンをみせてくれる。でも、それだけなんだよなあ。悪霊に取り憑かれるミンは、白目をむいて発狂している姿を見せる。これが演技だとするとすごい。