映画とライフデザイン

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映画「最高の人生の選び方」

2013-01-04 22:44:24 | 映画(洋画 2010年以降主演男性)
映画は「最高の人生の選び方」DVDスルーの人間ドラマだ。
昔から大好きなジェフブリッジスが出演するので見た。いつもながらの飲んだくれキャラで、元メジャーリーガーを演じる。息子のプロ野球選手が病弱の母のために、別れた父を母の元へ連れて帰ろうとする旅路を描いたロードムービーだ。

マイナーリーグのプロ野球選手のカールトン(ジャスティン・ティンバーレイク)は、スランプから脱せず監督から次の試合次第では降格だと告げられる。そこへ母親キャサリンの心臓が悪化し、すぐにでも手術が必要だと連絡が入った。病院へいくと、母キャサリンが手術前に別れた元夫のカイル(ジェフブリッジス)にもう一度会いたいと告げる。カールトンはガールフレンドのルーシーを伴って何年も会っていない父親カイルのいるオハイオへ向かう。
カイルは元・大リーガーの人気スター選手だった。家族との付き合いが苦手だった。サイン会の行列に並んで、父親に事情を話す。しばらくぶりに会う2人の間にはわだかまりがあった。それでも父はヒューストンに行くという。カイルを飛行機に搭乗させようとすると、財布を忘れセキュリティ検査を通れない。ともかく行かねばならないと、仕方なく3人は車でメンフィスへ向かう事にするモーテルに泊まりながらの珍道中が始まる。車を走らせてしばらくして、ガールフレンドがいう。「実は今プロポーズされているの」彼女は昔の彼女だったが今は違う。唖然とするカールトン。しかも1日でも早くヒューストンに帰りたいというが。。。

ごく普通のロードムービーである。いくつか波をつくるが途中に大きな起伏はない。わがままな父親にスポットを当てるがさほど楽しい話でもない。ジェフ以外の出演者は小物だ。しかも上映時間も短い。これではDVDスルーもやむをえないだろう。元妻が自分が手術する前に別れた男に会いたいと思う設定自体が奇妙な感じがする。こんなことあるのって?でもそれよりも離れていた父子が一緒に車の旅をするのが主題だろう。親子関係を取り上げる映画に出会うことが多い。父と娘とか息子の離れかけた関係だ。

ジェフブリッジスは相変わらず絶妙のうまさだ。本当に酔っているんじゃないだろうかと思わせる何かがある。息子に対して「俺なら可愛い娘を待たせて、オヤジと飲んだりしないな」など大人のセリフが冴える。でも他が何もないのがさびしい。ジェフは元メジャーリーガーたる貫禄があるけど、息子の体格は細すぎて野球できる?といった印象だ。

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