映画とライフデザイン

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アイスランド映画 「アウトロー」

2014-05-29 05:31:30 | 映画(洋画 2010年以降主演男性)
映画「アウトロー」はニコラス・ウィンディング・レフン監督が製作したアイスランド映画だ。

ニコラス・ウィンディング・レフン監督「ドライヴ」ではライアンゴズリング主演ですばらしいアクション劇を見せてくれた。彼の作品と明示されているdvdジャケットを見て思わず手に取った。よく見ると、監督はオスカー・トール・アクセルソンとなっている。まあいいか。
アイスランドには行ったことはない。映画「LIFE!」で美しい風景を見て関心を持ったばかりであった。

映画はどす黒いムードで進んでいく。B級映画の匂いがプンプンする。完成された感じではない。

アイスランドの首都レイキャビックが舞台だ。学生の主人公ステビ(ソー・クリスチャンソン)が酒に酔って傷害事件を起こし収監されている。いったん釈放され警察署の外に出ると、幼馴染のトティ(ヨハネス・ハウクール・ヨハネソン)とと偶然出くわした。スキンヘッド頭のギャング風のトティはもし事件のことでややこしい話になったら、弁護士を紹介するよといい名刺をくれた。後日事件の処分で5年の懲役刑と罰金が課せられるがわかるとすぐさまトティに連絡する。

弁護士を紹介する前にお願い事をされた。指定場所へ行き、警察すら見つけることのできなかった茶色をした物を探して欲しいというのだ。
何はともあれ、主人公は現場に向かい、現場で壁をこわして物を発見する。
ところが、後ろに誰かの影がする。やくざ風の中年が進入してきた。とっさに身近にあるものを凶器にして中年を半殺しの目にあわす。麻薬業界を牛耳るファラオの片腕だった。
気がつくと、なかなか度胸があるとみなされて、ステビはトティの仲間に入っていた。
麻薬の売人たちと付き合うようになる。そしてクスリとセックスにずぶずぶに溺れていく。


今主人公は困っている。酔った勢いで過剰に暴力をふるい、傷害で訴えられているのだ。このままでは懲役刑を食らう。
ピンチなので、もうどうなってもいい。
最初はうだつの上がらない学生の雰囲気をかもし出す。髪はボサボサで、ひげはぼうぼうと生えている。
そうしたときの救世主がたまたま出くわした同郷の先輩だった。見かけからしてあやしい。でも弁護士を紹介してくれるなら仲良くするしかない。
ただし、捕まっている麻薬の売人の部屋から麻薬を見つけてこいというのだ。そこは誰もが狙いを定めている部屋
行って見つけると、麻薬シンジケートの親玉と出くわしてしまう。いきなりピンチに出くわす。

1.先輩の教え
ピンチになったら、「fuck you」とつぶやいて、最初に目に付いたものに目を合わせろという。
この場面が2度出てくる。肝心な場面だ。


2.不吉な男ブルーノ
途中から出てくる麻薬組織を牛耳ろうとする男だ。
雰囲気がただならない。何より喧嘩が強い。先輩トティも一発やられる。
しかも、ワル知恵が働く。ずっと映画をリードするのはこの男だ。

このあとアッと言わせる場面が出てくる。
男色の匂いを出す。洗面所で自分のものを洗うシーンが痛烈だ。
最近のワルってこういう感じの男多いかもしれない。日本の関○連合にいる奴も同じような顔つきだよね。

3.組織の美女
トティたちの仲間のカワイ子ちゃん。美人というわけではないが愛嬌がある。
仲間になってすぐに主人公は惹かれる。でもすぐはくっつけない。
しばらくしてようやく機会が到来

そこで見せるダイナマイトボディにビックリだ。

4.アイスランド
レイクキャビといえば、ゴルバチョフとレーガンが会談した場所という印象が強い。
アイスランドは意外にも非武装の国である。それだから選ばれたのであろう。
海岸から見える山が平たい屋根の形をして美しい。ここは観光の宝庫だ。

金融危機でバブル崩壊したということを本で読んだ。うさんくさい印象をもっていた。

5.最後の謎
ラストの場面で秘密の箱に1つ「手」が加われる。いったい誰のものなのか?
666と書いてある。
dvdを見直してみる。この数字を手につけた男がでてくる。それも2人だ。
でも両方とも死んだはずだ。
ではいったい誰?ちょっとよくわからない。

(参考作品)

アウトロー
アイスランドマフィアをめぐる黒い影

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