映画「ハングリーラビット」は2012年公開ニコラスケイジ主演のサスペンス
代理殺人がテーマだ。代理殺人を遂行した男に、次はお前がやれとばかりに追い込まれる。そして逃走する。ヒッチコックの「見知らぬ乗客」と「逃走迷路」をプラスした内容に現代的なアクション映画の色彩を加える。ミステリーの定石どおりに徹底的に主人公を追い詰める展開で、ラストに向かっては二転三転し、ある程度は読める部分もあるけど予想したよりも楽しめる映画に仕上がっている。
高校教師のウィル(ニコラス・ケイジ)は音楽家の妻ローラ(ジャニュアリー・ジョーンズ)と2人で暮らしていた。ある日、ローラが帰宅途中に自分の車で暴行されるという事件が起こる。
ローラが運ばれた病院で、ウィルは見知らぬ男(ガイ・ピアース)から、ウィルの代わりに犯人を殺し復讐することを提案される。お金はいらない。簡単な依頼を後でするかもしれないけどと言われる。やり場のない怒りでいっぱいだったウィルは最初は胡散臭いと思ったが依頼する。犯人はいとも簡単に始末される。そしてウィルの元に死人の顔写真と妻の暴行時に奪われたペンダントが戻る。
それから半年後、その代償として今度はウィル自身が殺人をするよう迫られる。ウィルは拒否するものの再三の脅迫に受け入れる。女性虐待の常習犯と言われる男が決まった時間に現れるという幹線道路近くの歩道橋で男を待つと現れる。逆に男に襲われるが、男は歩道橋から転落して死亡。ウィルはあわててその場を去るが、殺人犯として逮捕されてしまうのであるが。。。
全く身寄りのない人が起こす無差別な凶悪犯罪がある。その犯罪をおかした人たちが正当に刑を受けているかというとそうでもない。日本のテレビでも、犯罪を犯した人間の刑が甘いと訴える遺族の叫びが報道されることが多い。DNA鑑定で犯人と一致させようとしても時間もかかる。そういう犯人殺しを受けますという集団がこの代理殺人を引き受ける人たちである。
遺族の立場になれば、そういう思いになるのは当然だろう。ある凶悪な仕打ちを受け死んだ息子の復讐に、地位のある大物がヤクザを使って犯人を残虐に殺したなんて話は聞いたことがある。
でもその代わりに殺人をやってと言われても困っちゃうよね。
依頼を受けて困惑する主人公をニコラスケイジがうまく演じる。しかも、波状攻撃でニコラスケイジを窮地に陥らせる。スリラー映画の色彩である。「主人公に残酷な小説ほど面白い」とはよく言われることだ。逮捕された後、運よく集団の一味の合言葉「ハングリーラビット」という言葉を聞いて、警官に釈放されるが、そうは簡単に逃げられない。警察、集団両方から追われる。しかも、自分の妻にも組織の追手がくる。自分の身内にもあやしい人物がいる。最悪の展開だ。
このストーリー展開は実にうまい。しかもスピーディーだ。
悪人と善人が気がつくと入れ替わるので、どっちがどっちだかわからなくなる。
ヒネリがきいているので、最後まで楽しく見れた。掘り出し物といった印象だ。
代理殺人がテーマだ。代理殺人を遂行した男に、次はお前がやれとばかりに追い込まれる。そして逃走する。ヒッチコックの「見知らぬ乗客」と「逃走迷路」をプラスした内容に現代的なアクション映画の色彩を加える。ミステリーの定石どおりに徹底的に主人公を追い詰める展開で、ラストに向かっては二転三転し、ある程度は読める部分もあるけど予想したよりも楽しめる映画に仕上がっている。
高校教師のウィル(ニコラス・ケイジ)は音楽家の妻ローラ(ジャニュアリー・ジョーンズ)と2人で暮らしていた。ある日、ローラが帰宅途中に自分の車で暴行されるという事件が起こる。
ローラが運ばれた病院で、ウィルは見知らぬ男(ガイ・ピアース)から、ウィルの代わりに犯人を殺し復讐することを提案される。お金はいらない。簡単な依頼を後でするかもしれないけどと言われる。やり場のない怒りでいっぱいだったウィルは最初は胡散臭いと思ったが依頼する。犯人はいとも簡単に始末される。そしてウィルの元に死人の顔写真と妻の暴行時に奪われたペンダントが戻る。
それから半年後、その代償として今度はウィル自身が殺人をするよう迫られる。ウィルは拒否するものの再三の脅迫に受け入れる。女性虐待の常習犯と言われる男が決まった時間に現れるという幹線道路近くの歩道橋で男を待つと現れる。逆に男に襲われるが、男は歩道橋から転落して死亡。ウィルはあわててその場を去るが、殺人犯として逮捕されてしまうのであるが。。。
全く身寄りのない人が起こす無差別な凶悪犯罪がある。その犯罪をおかした人たちが正当に刑を受けているかというとそうでもない。日本のテレビでも、犯罪を犯した人間の刑が甘いと訴える遺族の叫びが報道されることが多い。DNA鑑定で犯人と一致させようとしても時間もかかる。そういう犯人殺しを受けますという集団がこの代理殺人を引き受ける人たちである。
遺族の立場になれば、そういう思いになるのは当然だろう。ある凶悪な仕打ちを受け死んだ息子の復讐に、地位のある大物がヤクザを使って犯人を残虐に殺したなんて話は聞いたことがある。
でもその代わりに殺人をやってと言われても困っちゃうよね。
依頼を受けて困惑する主人公をニコラスケイジがうまく演じる。しかも、波状攻撃でニコラスケイジを窮地に陥らせる。スリラー映画の色彩である。「主人公に残酷な小説ほど面白い」とはよく言われることだ。逮捕された後、運よく集団の一味の合言葉「ハングリーラビット」という言葉を聞いて、警官に釈放されるが、そうは簡単に逃げられない。警察、集団両方から追われる。しかも、自分の妻にも組織の追手がくる。自分の身内にもあやしい人物がいる。最悪の展開だ。
このストーリー展開は実にうまい。しかもスピーディーだ。
悪人と善人が気がつくと入れ替わるので、どっちがどっちだかわからなくなる。
ヒネリがきいているので、最後まで楽しく見れた。掘り出し物といった印象だ。
この映画予想以上におもしろかった。主人公に次から次へと困難を与えて、あーもうだめだ。と思わせることが何度もある。
それに加えてニューオリンズの街をうまく舞台背景に使っている。四駆の車が走り回るスタジアム、廃墟となったデパートなど。。
賞狙いの映画ではないけど、自分としては娯楽として楽しめました。