映画「バーニー みんなが愛した殺人者」を劇場で見た。
自分の好きな映画の一つに「スクールオブロック」がある。ジャックブラックがニセ教師になって、エリート小学校の生徒たちにロックを教える楽しいコメディだ。この映画「バーニー」は「スクールオブロック」の名コンビであるジャックブラックとリチャード・リンクレイター監督が再度コンビを組んで撮った作品だ。
テキサス州の田舎町カーセージが舞台だ。
葬儀社の助手として働くバーニー・ティーディ(ジャックブラック)は、繊細で配慮のある仕事ぶりと献身的な市民活動で町の誰からも愛されていた。彼はある日、町一番の大金持ち、ドゥエイン・ニュージェントの葬儀を執り行い、夫の莫大な遺産を相続した未亡人マージョリー(シャーリーマクレーン)に出会う。
マージョリーは、その高慢で頑固な性格で町中から嫌われ、友達は一人もおらず、息子家族とも裁判沙汰となっている孤独な老女だった。そんな彼女を気遣い、相談相手となって慰めるうち、バーニーはマージョリーに完全に気に入られ、彼女の世話役となる。数年後、銀行預金の管理までも任されるほどに信頼されるようになったバーニーだったが、マージョリーの支配欲はしだいにエスカレートし、ついには彼が他の住民たちと交流することさえ許さなくなっていった。
理不尽な要望の数々に日夜振り回され続けたバーニーは、ある日、彼を奴隷のように扱うマージョリーのわがままに、ついカッとなり、思わずアルマジロ退治用の銃で彼女を撃ってしまう。やがて彼は逮捕され、第一級殺人の罪で裁判にかけられる。バーニーはすべてを認めて罪を償うつもりだったが、証人となる住民も陪審員も彼の罪を責める者はほとんどいなかった。
ただ一人、野心家の地方検事ダニー以外は…。
若干ネタばれありです。
予想していたタッチとは異なっていた。
この話は96年に実際に起きた実話で、バーニー本人は刑務所に現在も入っている。殺人を犯したバーニーの善人ぶりを田舎町カーセージの人たちのインタビューを通じて語っていく。一方殺された未亡人マージョリーは徹頭徹尾悪口だらけだ。最初に2人の人柄を説明するために紹介するのはいいけど、ここまでインタビューだらけというのはどうかな?と思ってしまう。
バーニーは裁判で殺人罪となるが、日本の無期懲役と違い、仮出所できたとしても89歳以降だという。この罪もずいぶんと重い。どちらかというと、弁護士の力が足りなかったんじゃないかと思ってしまう。ここでの法廷場面はちょっと中途半端だし、見どころではない。むしろ腹立たしくなる。
ジャックブラックの葬儀屋ぶりがいきなり描写される。目が開かないようにするとか、口はほのかに微笑んでいるように整えておくとか。。。死んだ人をどのように扱うかを示す。このジャックブラックの振る舞いが実にうまくて、この映画にずいぶんと期待感をもったが、もう一歩だった。葬儀屋といえば「おくりびと」だが、アメリカ版葬儀屋物語より日本の「おくりびと」の方がおもしろく見れた。
シャーリーマクレーンの健在ぶりには驚く。こんなに皆に嫌われる役って長い俳優人生でやったことないんじゃないかな?誕生日を確認したら亡くなった自分の母親が生まれた年なので驚いた。しかも、ジャックブラックの誕生日は母の誕生日と同じ日、これにはもっと驚いた。
自分の好きな映画の一つに「スクールオブロック」がある。ジャックブラックがニセ教師になって、エリート小学校の生徒たちにロックを教える楽しいコメディだ。この映画「バーニー」は「スクールオブロック」の名コンビであるジャックブラックとリチャード・リンクレイター監督が再度コンビを組んで撮った作品だ。
テキサス州の田舎町カーセージが舞台だ。
葬儀社の助手として働くバーニー・ティーディ(ジャックブラック)は、繊細で配慮のある仕事ぶりと献身的な市民活動で町の誰からも愛されていた。彼はある日、町一番の大金持ち、ドゥエイン・ニュージェントの葬儀を執り行い、夫の莫大な遺産を相続した未亡人マージョリー(シャーリーマクレーン)に出会う。
マージョリーは、その高慢で頑固な性格で町中から嫌われ、友達は一人もおらず、息子家族とも裁判沙汰となっている孤独な老女だった。そんな彼女を気遣い、相談相手となって慰めるうち、バーニーはマージョリーに完全に気に入られ、彼女の世話役となる。数年後、銀行預金の管理までも任されるほどに信頼されるようになったバーニーだったが、マージョリーの支配欲はしだいにエスカレートし、ついには彼が他の住民たちと交流することさえ許さなくなっていった。
理不尽な要望の数々に日夜振り回され続けたバーニーは、ある日、彼を奴隷のように扱うマージョリーのわがままに、ついカッとなり、思わずアルマジロ退治用の銃で彼女を撃ってしまう。やがて彼は逮捕され、第一級殺人の罪で裁判にかけられる。バーニーはすべてを認めて罪を償うつもりだったが、証人となる住民も陪審員も彼の罪を責める者はほとんどいなかった。
ただ一人、野心家の地方検事ダニー以外は…。
若干ネタばれありです。
予想していたタッチとは異なっていた。
この話は96年に実際に起きた実話で、バーニー本人は刑務所に現在も入っている。殺人を犯したバーニーの善人ぶりを田舎町カーセージの人たちのインタビューを通じて語っていく。一方殺された未亡人マージョリーは徹頭徹尾悪口だらけだ。最初に2人の人柄を説明するために紹介するのはいいけど、ここまでインタビューだらけというのはどうかな?と思ってしまう。
バーニーは裁判で殺人罪となるが、日本の無期懲役と違い、仮出所できたとしても89歳以降だという。この罪もずいぶんと重い。どちらかというと、弁護士の力が足りなかったんじゃないかと思ってしまう。ここでの法廷場面はちょっと中途半端だし、見どころではない。むしろ腹立たしくなる。
ジャックブラックの葬儀屋ぶりがいきなり描写される。目が開かないようにするとか、口はほのかに微笑んでいるように整えておくとか。。。死んだ人をどのように扱うかを示す。このジャックブラックの振る舞いが実にうまくて、この映画にずいぶんと期待感をもったが、もう一歩だった。葬儀屋といえば「おくりびと」だが、アメリカ版葬儀屋物語より日本の「おくりびと」の方がおもしろく見れた。
シャーリーマクレーンの健在ぶりには驚く。こんなに皆に嫌われる役って長い俳優人生でやったことないんじゃないかな?誕生日を確認したら亡くなった自分の母親が生まれた年なので驚いた。しかも、ジャックブラックの誕生日は母の誕生日と同じ日、これにはもっと驚いた。