山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

双子座流星群を追って 本栖湖  平成26年12月14日

2014年12月16日 | 星空
 当初の観察第一候補地は竜ヶ岳だったが、翌日の勤務を考えるとあまり遅くまでは粘れず、また、風があまり吹いていない状態を考えると、ひょっとしたら湖面に星が映るかもしれない。これから昇って来るオリオン座と冬の大三角形を富士山と一緒に撮るならば、前日の精進湖だと富士山からの距離が遠くなるため、本栖湖のほうが有利だろう。車を走らせながら、本栖湖に行くことに決める。

 夕方5時半、本栖湖の駐車場に到着すると、展望台周辺は既に車がいっぱいで、三脚が何本も立てられている。奥の駐車場はほとんどガラガラで、そちらに車を止めて三脚2本にカメラ3台を持って本栖湖の湖畔に降りる。こちらは誰も居らず、完全に独占状態だ。


    オリオン座が昇り始めている。眩しい明かりはスキー場か?


    富士山上を流れる双子座流星群


    飛行機がたくさん飛ぶ。この時間にこれをカットするのはほとんど不可能。


    雲間を流れる流星


    オリオン座をを飛んだ流星


    オリオン座の下を飛んだ流星。写真だと小さく見えるが、肉眼だとこれでも立派に流れて行く。ほとんどはこの程度の流星ばかり。


    今回のベストショット。大きな流星だったが、肉眼で確認していなかったのが残念。


    オリオン座を流れた流星。オリオン座が高度を上げ。冬の大三角形も昇って来た。


    場外ホームラン


    小さな流星


    富士山の右上を流れた流星


    左低空を流れた流星


    冬の大三角形と双子座流星群  狙い通りの構図で冬の大三角形中央を流星が流れた。


    こいぬ座プロキオンと流星


    湖面に映っているのはおおいぬ座シリウス


    広角レンズで捕えた冬の大三角形と流星。


    左手に昇って来た明るい星は木星。


    前述の大きな流星も写っているが、こちらの画像は流星が途中で途切れており、飛んでいる最中に撮影が途切れたらしい。


    オリオン座を流れる流星。広角レンズだと視野が広くて流星を捉えるには有利だが、その分流星が小さくなってしまう難点がある。


    広角レンズで捕えた流星
    


 深夜11時、広角レンズの視野でもオリオン座と冬の大三角形を捉えるには画角が足りなくなってきた。今宵はここまでで撤退。

 今年のふたご座流星群は例年よりも飛んでくれず、5時間で目視した数は30個くらいかと思う。撮影枚数は約1000枚、捉えた流星は20数カットだった。あまり飛ばなかった割にはかなり撮れたほうだと満足している。狙い通りに、オリオン座と冬の大三角形を入れた構図で飛んでくれたのが良かった。

 今回はEos7Dのほかに以前から使っている40D、さらに今年購入したM2の3台を持って行った。特筆すべきはEosM2の性能の良さだ。40Dと同じIso3600で撮影した画像を比べてみると、遥かにノイズの少ない鮮明な画像が撮れている。タイマーレリースが装着できず、連続撮影出来ないという不利な点があるものの、星空狙いのサブカメラとしては十分に対応できそうだ。
コメント (8)
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