平成23年11月23日
すっきりとした秋空とはならなかったこの日、夕方からは雨が降るかもしれない。職場の近くにある朝日町商店街ではえびす溝祭りが行われており、当院でも出展していたため、そちらにちょっとだけ顔を出してから山に向かう。観音峠から金ヶ岳のルートは昭文社地図では点線で書かれたルートで、鎖場や岩場が続くルートである。ここを歩くのは4年ぶりとなるが、前回訪れた時は午後から登り、金ヶ岳で夕暮れを迎えてから暗い中を下りてきた。確かに茅ヶ岳からのルートに比べると難しいが、道は一応整備されている。

観音峠の登山口

10分ほどで電波塔の脇を通過する。ここで既に息があがる。
さて、観音峠到着は11時半になってしまい、準備して出発。以前に比べると笹原が刈られていたり、道標が新たに付けられたりと整備されていた。しばらくまともに歩いていないこともあってか、10分ほど歩いて電波塔のあるところまで着いたところで、既に息が上がってしまう。しかし、トレーニングを兼ねているのでここは休まずに登り、船首岩という展望の良い岩場の下まで行くと、2人の登山客が下山途中で船首岩の上で眺望を楽しんでいた。この岩の直下の登りは少しばかり登りにくく、補助鎖やロープもついていない。

最初の鎖場 鎖無しでも登れるが、下りは無いと降りにくい。

鎖場その2

船首岩直下の登り。ここはちょっとだけ難しい。

船首岩 この岩の上は、富士山、八ヶ岳、金峰山などの眺望が抜群。向こうに見える山は曲岳。

岩壁の横を通過

鎖場その3

さらにその上まで鎖が続く
休憩しようかとも思ったのだがここも休まずに登り、1時間少々登った金ヶ岳の手前ピークを巻いたところで休憩した。巻いたところとは、以前はピークを越えて登ったのだが、新たに「谷ルート」と称したピークを越えない道ができていた。道は細いがテープがついていて、木も切り払われている。さらにその道からは、かつての林業軌道跡と思われる北側の林道に下りられそうな尾根道が延びていた。ほとんど踏み跡はなくテープも無いが明らかに道。機会があったら下りてみたいと思う。

金ヶ岳北峰への最後の登り。道がややわかりにくいところがあります。

金ヶ岳北峰から見る茅ヶ岳。残念ながら富士山は雲隠れ。
さらに先に進んで金ヶ岳北峰への急登りを登り付くと、展望が開けて北峰に到着、さらに南峰まで行くと、そこには20人ほどの団体客が休憩中だった。時間は午後2時、途中のルート探索で時間を費やしてきた割には早く着いた。山頂は休憩スペースがなく、直下の草むらに入って休憩。昼食は軽食で済ませた。団体客がいなくなったところで今度は金ヶ岳から西側に向かう尾根のルートを探る。こちらは地図には載っていないのだが、茅ヶ岳の番人、末木さんからルートがあると聞いていた。山頂周辺こそテープは無いが、さらに進んで行くと明らかな道となり、テープがついている。確かに歩けるルートだが、果たしてどこに出るのか?こちらも地図を十分に検討していずれ歩いてみたいと思う。

南峰の草地から見る茅ヶ岳 富士山は茅ヶ岳のほぼ真上に見えるのだが、この日は姿を現さず。
さて、下山。この程度では疲れない・・・と思っていたが甘かったようで、ちょっと山歩きをさぼっただけで相当体が鈍ったようだ。何となく膝がガクガク、下りのピッチが上がらない。しかも、ちょうど中間点あたりで小雨が降り出してしまった。本降りにはならず、なんとか雨具を着ないで観音峠までたどり着いた。時間はちょうど午後4時だった。

下りながら見つけたマツムシソウの咲き残り

下りながら船首岩付近から見る観音峠の電波塔と金峰山の山波
初心者にはあまり勧められないルートだが、中級くらいの方が行くと、なかなか楽しめるルートだと思う。もちろんザイルはいらないし、さほど迷うような場所もない。かつ、距離が短くて金ヶ岳に早く到着できるのも魅力だろう。なんとなく山を歩いたという達成感のある面白いルートである。
すっきりとした秋空とはならなかったこの日、夕方からは雨が降るかもしれない。職場の近くにある朝日町商店街ではえびす溝祭りが行われており、当院でも出展していたため、そちらにちょっとだけ顔を出してから山に向かう。観音峠から金ヶ岳のルートは昭文社地図では点線で書かれたルートで、鎖場や岩場が続くルートである。ここを歩くのは4年ぶりとなるが、前回訪れた時は午後から登り、金ヶ岳で夕暮れを迎えてから暗い中を下りてきた。確かに茅ヶ岳からのルートに比べると難しいが、道は一応整備されている。

観音峠の登山口

10分ほどで電波塔の脇を通過する。ここで既に息があがる。
さて、観音峠到着は11時半になってしまい、準備して出発。以前に比べると笹原が刈られていたり、道標が新たに付けられたりと整備されていた。しばらくまともに歩いていないこともあってか、10分ほど歩いて電波塔のあるところまで着いたところで、既に息が上がってしまう。しかし、トレーニングを兼ねているのでここは休まずに登り、船首岩という展望の良い岩場の下まで行くと、2人の登山客が下山途中で船首岩の上で眺望を楽しんでいた。この岩の直下の登りは少しばかり登りにくく、補助鎖やロープもついていない。

最初の鎖場 鎖無しでも登れるが、下りは無いと降りにくい。

鎖場その2

船首岩直下の登り。ここはちょっとだけ難しい。

船首岩 この岩の上は、富士山、八ヶ岳、金峰山などの眺望が抜群。向こうに見える山は曲岳。

岩壁の横を通過

鎖場その3

さらにその上まで鎖が続く
休憩しようかとも思ったのだがここも休まずに登り、1時間少々登った金ヶ岳の手前ピークを巻いたところで休憩した。巻いたところとは、以前はピークを越えて登ったのだが、新たに「谷ルート」と称したピークを越えない道ができていた。道は細いがテープがついていて、木も切り払われている。さらにその道からは、かつての林業軌道跡と思われる北側の林道に下りられそうな尾根道が延びていた。ほとんど踏み跡はなくテープも無いが明らかに道。機会があったら下りてみたいと思う。

金ヶ岳北峰への最後の登り。道がややわかりにくいところがあります。

金ヶ岳北峰から見る茅ヶ岳。残念ながら富士山は雲隠れ。
さらに先に進んで金ヶ岳北峰への急登りを登り付くと、展望が開けて北峰に到着、さらに南峰まで行くと、そこには20人ほどの団体客が休憩中だった。時間は午後2時、途中のルート探索で時間を費やしてきた割には早く着いた。山頂は休憩スペースがなく、直下の草むらに入って休憩。昼食は軽食で済ませた。団体客がいなくなったところで今度は金ヶ岳から西側に向かう尾根のルートを探る。こちらは地図には載っていないのだが、茅ヶ岳の番人、末木さんからルートがあると聞いていた。山頂周辺こそテープは無いが、さらに進んで行くと明らかな道となり、テープがついている。確かに歩けるルートだが、果たしてどこに出るのか?こちらも地図を十分に検討していずれ歩いてみたいと思う。

南峰の草地から見る茅ヶ岳 富士山は茅ヶ岳のほぼ真上に見えるのだが、この日は姿を現さず。
さて、下山。この程度では疲れない・・・と思っていたが甘かったようで、ちょっと山歩きをさぼっただけで相当体が鈍ったようだ。何となく膝がガクガク、下りのピッチが上がらない。しかも、ちょうど中間点あたりで小雨が降り出してしまった。本降りにはならず、なんとか雨具を着ないで観音峠までたどり着いた。時間はちょうど午後4時だった。

下りながら見つけたマツムシソウの咲き残り

下りながら船首岩付近から見る観音峠の電波塔と金峰山の山波
初心者にはあまり勧められないルートだが、中級くらいの方が行くと、なかなか楽しめるルートだと思う。もちろんザイルはいらないし、さほど迷うような場所もない。かつ、距離が短くて金ヶ岳に早く到着できるのも魅力だろう。なんとなく山を歩いたという達成感のある面白いルートである。