山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

月と木星が輝く夕暮れ 甲府駅北口  令和4年1月25日

2023年01月26日 | 星空
 夕方5時過ぎに仕事が終わり、夕空を見上げると月齢3の細い月が見え始めていた。月の上には木星が居るはずである。6時半からは食事会の予定があるが、30分ほど時間がとれそうなので、近場の甲府駅北口の夢小路界隈に撮影に行ってみる。


    甲府駅北口駐車場に到着した頃にはすっかり日が暮れて月と木星が輝いていた。


    陸橋の上に輝く月と木星


    甲府駅北口の夢小路


    ここにある古風な建物は月と絡めると絶好の撮影場所になる。


    地球照の月と木星が輝く。右下の低空に輝くのは金星、その下に土星もあるのだが、輝きが薄い。


    塔の上に輝く地球照の月


    塔との距離が近いので地球照の月はフォーカスが合わない。


    城門に輝く月と木星


    明る過ぎる城門のライトアップ。月と星の輝きが消えてしまう。

 あっという間にタイムアップとなってしまいここまでで終了。大寒波がやって来て寒いうえに風が強かったこの日、日本海側では雪の被害が相次いでいた。足元はホッカイロを貼っていったのでなんとか凌げたが、手袋を持って行かなかった手はかじかんで、カメラの操作が一苦労だった。

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夕暮れの細月は姿を現さず 石割山  令和5年1月23日

2023年01月25日 | 月富士
 夕暮れの西の空で金星と土星が接近している頃であるが、この日はそれに加えて月齢1の細月が接近する日である。天気予報ではずっと曇りであまり期待は出来なそうだが、ライブカメラで富士山をチェックしていると午後1時を過ぎた頃から少しずつ富士山が姿を現し始めている。衛星画像を見ても北側から雲が薄くなってきており、ひょっとしたら月が見えるかも知れない空模様になってきた。午後2時に甲府を出発して二十曲峠に向かう。最短距離で石割山に向かうにはこの場所が最適である。4時前には峠に着いたのだが、いろいろと準備をしていると出発は4時半になってしまった。


    午後4時半ごろの二十曲峠から見る富士山。富士山は姿を現したが空には雲が多く、太陽は見えない。


    石割山へのルートは修理されていて歩き易くなっていた。


    中間地点の鉄塔。ここまで約20分。


    西から北の空は雲が晴れて南アルプスが見えている。しかし富士山側はまだ雲が晴れない。


    上に見える鉄塔のところまで行けば山頂はすぐそこ。ここで時刻は5時5分。


    5時15分に石割山に到着。誰も居ない。


    富士山は見えているが相変わらず雲が多い。月が見えるようになるまであと15分ほどだがちょっと厳しそうである。


    うっすらと夕焼けに染まった雲


    もう1台のカメラをセットする。


    時刻は午後5時半を過ぎた。今頃富士山の上に月と金星と土星が輝いている頃だが・・・


    残念ながら見えなそうである。


    もう月は沈んでいる頃だろう。


    肉眼ではあまり赤く見えないがカメラで撮影すると雲が焼けていた。


    月と星は見えないがそれなりに良い景色である。この景色を見て撤退。


    二十曲峠のテラスはライトアップされていた。誰も居ないのはもったいない気がする。

 狙っていた細月と金星・土星のコラボレーションは残念ながら見られなかったが、それなりに良い夕焼けの空と町灯りを楽しんでの帰宅となった。

    
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大月市に聳える山 菊花山  令和5年1月18日

2023年01月21日 | 甲斐百山
 大月駅の南側に三角錐を描いて立つ山があるのだが、その山の名前は知らなかったし、登ろうとも思っていなかった。ところが、甲斐百山の本を開いてみると、その山は菊花山という甲斐百山の一座であることを昨年知った。カシミール3Dや国土地理院の地図で見てもその名前は地図に記載されていない。ネットで少し下調べしておいて、ちょうど大月市に出張があったので午後から登ってみる。車は岩殿山の登山口駐車場に置いて桂川にかかる橋を渡ってお寺の脇を通り過ぎて進むと、中腹に東屋が立っているのが見えた。たぶんあれが登山道・・・と思って登ってみるが、途中から道が不明瞭になり最後は見上げるような急登に・・・??道を間違えたようだ。


    向こうに見える三角錐が菊花山。左側の山腹に東屋が見えるのでそこを目指して登ってみる。


    遊歩道があった。たぶんこれを登れば行けるだろう。しかし、菊花山の看板は右を指している・・・。


    少し急だが歩き易い遊歩道


    アカハナワラビ


    休憩ベンチのある東屋に到着。後ろに見えるのは岩殿山。


    百蔵山(左)と扇山(右)


    その上の鉄塔の脇を通り抜けて進む。


    一応道っぽいがあまり踏み跡は無い。


    岩尾根。歩かれている様子は無い。このあたりでこれはメインルートでは無いと思ったが、登ってみる。


    ちょい急登。山頂が見えてきた。


    右が菊花山山頂だが、斜面の傾斜がきつくて落ち葉で滑る。木の根元や根っこにつかまって登る。


    稜線まで登り着くと立派な登山道があった。


    岩のピーク、菊花山山頂が目前。


    岩壁に生えていたシュンラン


    シノブ


    菊花山山頂に到着。


    見下ろす大月の町並と岩殿山・百蔵山・扇山


    整備された登山道が付いているので簡単に登れる岩殿山だが、一見すると岩壁が立ちはだかる厳しい山に見える。


    笠雲を被っているようだが、富士山は見えなかった。

 バリアンスルートを登ってしまい予定外の苦労はしたが、1時間半ほどで菊花山山頂に到着した。持って来たGPSにはルートが出て来なかったが、自宅に帰ってからGPS軌道をカシミール3Dにダウンロードしてみると、山頂直下の急登の下で左手に巻く道があったようだが、全く気付かなかった。山頂で軽食をとって正規ルートを下山してみる。


    まともな正規ルートを下山する。


    見下ろす大月の街。向こうに見えるのは雁ヶ腹摺山と白谷ノ丸か?


    少し進むと富士山展望台があった。


    本日の富士山はご機嫌斜め。


    これがネットで見た危険個所のロープ場。滑りにくい岩でそれほど危険ではない。


    刈り払われた笹の中を抜けるとほどなく忠魂碑に出た。


    その近くに神社が立っていた。


    菊花山神社とでも呼ぶのだろうか?


    国道20号線バイパスに下りる階段道。下には墓地がある。


    紫雲山無辺寺の脇に抜け出た。

 20号線バイパスに抜け出てあとはテクテクと車道を歩いて駐車場に戻った。墓地の脇に菊花山の案内板が立っているのを見かけた。何本か登山道があるようである。道は良く整備されていて案内板も立っている登り易い山だが、今回のルートはとてもお勧めできるものでは無かった。3時間ほどで周回してきたが、この山に登るだけでは少し物足りない気がする。


    今回歩いたルート

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2023年カレンダー

2023年01月19日 | 番外編
 写真を撮られている方はたぶん自製のカレンダーを作成されている方がおられると思います。7~8年前から私も自製カレンダーを作成してお世話になった方々にお配りしています。今年作成したカレンダーを公開したいと思います。



























 イラストレータで作成してJPEG変換しましたが、端が少し切れてしまったようです。ご容赦ください。

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二十曲峠のキャッツアイはわずかにずれた  令和5年1月11日

2023年01月13日 | ダイヤモンド富士
 何度も撮影して何度も失敗している二十曲峠のキャッツアイ撮影に今年も出かけてみる。展望テラスが完成してだいぶ様子も変わっていることだろう。位置を計算してGPSに登録し、現地に行ってみると、立ち位置はテラスの上では無くてやや左に外れた土の上が良さそうである。平日なのでダイヤモンド富士を撮影に来ているカメラマンはほとんど居らず、ダイヤの時間までまだ2時間近くあるのだが一応三脚を立ててカメラをセットしておく。


    展望テラスが出来てずいぶん様変わりした二十曲峠。アクセスする林道が狭いのでそれほど多くの見物者が訪れるとも思えないのだが・・・?


    松の木の下もテラスになった。キャッツアイは年末と年始で計4日間狙えそうである。


    電線は今まで通りに邪魔で、テラスの前のほうに行かないと星空の撮影には向かない。


    上にある鉄塔のあたりだと太陽が真ん中あたりに沈むはずなのでカメラを仕掛けようと行ってみるが・・・


    以前よりも木々が伸びて眺望はいまひとつ。カメラをセットするのは止める。


    1台は二十曲峠の奥にある展望地にセットしてインターバル撮影を行う。そのままカメラを置きっぱなしでお任せ撮影にする。


    太陽が山頂に差しかかった。


    やはり右寄りに沈みそうである。


    ところが、沈む前に電池切れになっていて、このカットが最後になっていた。

 カメラをセットした時の電池残量は十分だったはずだが、どうやら電池自体が劣化してきているようである。今後のインターバル撮影は使っている電池にも気をつけないといけないようである。


    もう2台は並べてセットする。こちらはやや広角気味にセットしたカメラ。




    もっときっちりと割れるはずだったのだが、右側が極小になってしまったようである。


    こちらが本命の200㎜望遠レンズ。いつもは八角形の光芒が出るフィルターを使っていたが今回は六角形のフィルターに変えてみる。








    割れるには割れたが、左側が大きなキャッツアイになってしまった。両眼を六角形に光らせたかったが失敗。

 何度も撮影している二十曲峠なのでまず立ち位置で間違うことは無いだろうと思っていたのだが、なかなか思った通りには行かないものである。今後もこの界隈では石割山に至る登山道沿いの数ヶ所から撮影が可能であるが、日程的に難しいかも知れない。レンズフィルターの調整は良さそうなので日程と天候が許せば、再挑戦してみたいと思う。

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精進湖の夜明けと国際宇宙ステーションISS  令和5年1月8日

2023年01月09日 | 星空
 ステラナビゲータで計算してみるとこの日は早朝5時20分ごろに南東の空を真直ぐに国際宇宙ステーションISSが舞い降りて来る日である。位置を計算してみると精進湖あたりで観察するとちょうど富士山の上あたりに下りてきそうである。早起きできるかどうかが心配だったが、10時半に寝て朝4時に目を覚まして出発する。3連休中日で混雑を予想したのだがまだ朝の5時ではあまりカメラマンは集まっていなかった。


    精進湖から見る薄明の富士山。明るい月が富士山を照らし、肉眼でもはっきりと富士山が見える。


    右上からISSが舞い降りてきた。明るく輝いていて肉眼でもはっきりと見える。


    縦位置で構えたもう1台のカメラ


    ISSが写っている画像を比較明合成


    同様に縦位置の画像。凍っている湖面にも写るのではないかと期待したのだが写らなかった。

 夕方狙うISSはどうしても飛行機の明かりが邪魔になってしまうことが多いのだが、早朝のISSはあまり邪魔者が入らず綺麗に撮影することが出来る。しいていえば、カメラをもう少し右に振っても良かったかも知れない。

 車の中で暖をとりながら日の出を待つ。次第に車が増えてきて湖畔はいっぱいになってしまった。


    夜明け前の精進湖


    朝のグラデーションが美しい


    次第に車が増えて湖畔は満車状態になる。


    富士山に光が射し始める。もうすぐ日の出である。


    精進湖の日の出


    オレンジ色の朝日が昇る


    凍り付く湖面を照らす朝日

 朝日が現れたところでカメラを撤収し次の撮影地に向かう。元日に訪れた富士本栖リゾートは今ごろちょうど富士山の真ん中からダイヤが現れる時期のはずである。ダイヤの30分前に到着のはずだったが・・・現地に到着すると入場待ちの車が5~6台道路脇に停車しており、ゲートがまだ空いていない。係員らしき方が居たのでどうなっているのか聞いてみると、営業は1月4日までで終了しているそうで本日はやっていないとの返事だった。3連休なので集客できそうなものだが、あまり客が来ないのであろう。残念。


    日が昇ってしまっているが、本栖湖に立ち寄って数カット撮影して撤退する。

 ちまたは3連休であるが私は3日間とも仕事である。ガストに立ち寄って朝食をとり、仕事場に向かう。

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剣ヶ峰に昇るウルフムーン、のはずだったが?? 白糸の滝  令和5年1月7日

2023年01月08日 | 月富士
 本日は1月の満月ウルフムーンが昇って来る日である。午後からはコロナワクチン接種の手伝いがあり、撮影には行けないだろうと思っていたのだが、予定よりも早く午後4時半には接種が終了した。白糸の滝までは1時間以上移動時間がかかるであろうが、富士山頂に月が昇って来るのは6時10分ごろなのでなんとか間に合いそうな時間である。行ってみることにするのだが、ガソリンが足りないのに気付いて立ち寄ったりしていると時間がギリギリになってしまった。なんとか6時10分前に白糸の滝に到着したものの、予定していた場所に行ってみると駐車場が閉鎖されていて車が止められない。周辺を探してなんとか車を止めたがもはや予定の場所まで移動する時間が無く、車を止めた場所でカメラをセットすることにする。しかし1台目のカメラのセットに手こずり、2台目のセットが終わった頃にはもう月の出の時間となってしまった。超望遠レンズで捉えるはずだった月と剣ヶ峰はとうとうセットが間に合わなかった。


    富士山の上に出た雲が輝いている。もう間もなく月が現れる。


    山頂が輝き出した。


    月の輝きが現れた。







    月光ダイヤモンド富士 こうなるはずでは無かったのだが、いろいろと考えている時間が無かった。


    もう1台のカメラ。ピンボケが多くて使えない画像ばかり。剣ヶ峰に昇った月。


    これはトリーミング画像。本来は超望遠レンズでこの画像を撮影する予定だったが間に合わず。


    剣ヶ峰に昇った月


    折角の良い月だったのに残念。月と富士山に申し訳ない。

 予定では剣ヶ峰の真上に月を重ねて月光ティアラを狙うはずだったのだが、撮影予定地まで行けずにこのような画像になってしまった。仕事の都合でこれは止むを得なかったと思うが、折角の綺麗な月だったのに月に申し訳なかったと思う。

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甲州市塩山の低山 塩ノ山を散策  令和4年1月6日

2023年01月07日 | 甲斐百山
 午前中甲州市塩山に出張があったのだが、午後からは天候が良ければ南部町まで移動してパール富士の撮影を考えていた。ところが、富士山は見えているものの空には雲が広がって月は見えてくれなそうである。そこで行き先を変更、出張先の近くにある塩ノ山に登ってみることにした。比較的名の知れた山ではあるが山というよりは丘に近いかも知れない。入り口には向嶽寺という立派なお寺があり、その駐車場に車を止めさせてもらい、午後2時半過ぎに入山する。


    入山口にある向嶽寺。立派な大きなお寺である。右手に見えるのが塩ノ山の一部。


    入山口のところにある案内板。ゆっくり周回して2時間くらいだろうか。


    随所に案内板や休憩所、ベンチが設置してある。


    階段を昇るが・・・すぐに林道のような広い道に合流する。


    ここから本格的な登り…だが、緩々のハイキングコース。


    階段道


    立派な休憩東屋


    綿毛になったコウヤボウキ


    赤い実を付けたヤブコウジ


    下部ではカニクサを多く見かける。こう見えてもシダの仲間。


    トラノオシダ


    ベニシダはどこでも見かける。


    オオイタチシダ


    鱗片を見ると黒くて細い。


    この山でこのシダを見かけるとは思わなかった。南方系のシダ、ウラジロ。


    アカマツがたくさん生える山なので、あるのではないかと上を見上げていたらあっさり見つかった。


    アカマツに寄生するマツグミ


    かなりたくさんあり、大株が多い。


    整備された良い道


    登山道脇にはシュンランがたくさん生える。


    山頂まであと5分


    東屋のある山頂に到着


    塩ノ山553m


    山頂から見る富士山


    南アルプスに夕陽が差しかかる

 腰に付けたポーチの中に水とおやつしか持って来ていなかったが、その程度でも十分に登ることが出来る軽いコースだった。山頂で小休止して反対側に下山する。山頂周辺のアカマツにもマツグミがたくさん寄生していた。


    反対側に下山して周回する。


    こちら側にも立派な東屋が立っていた。


    そしてマツグミもたくさん。


    大株のシュンラン

 甲斐百山の一座になっている塩ノ山であるが、登山というよりも軽ハイキングコースといって良いだろう。眺望が良く、マツグミやシュンランなどの植物も楽しむことが出来る良い山だった。季節を変えて歩いてみるとまた違う姿を見せてくれるのではないかと思う。

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白山岳で割れるダイヤはまたまた失敗 富士川町林道  令和5年1月5日

2023年01月07日 | ダイヤモンド富士
 今シーズンは高下から撮影する白山岳で割れるダイヤは失敗に終わっている。さらに高い位置にある富士川町林道からならばまだ撮影のチャンスはあるのだが、距離が遠くなる分だけ霞が厚くなるため撮影条件が難しくなる。太陽の軌道から見るとこの日ならば行けるだろうと思って撮影に出かけてみた。目が覚めた時間は良かったのだが、撮影位置や時間の確認、さらに画像の処理などを行っていると出発時間が遅くなってしまい、もはやギリギリ間に合うかどうかの時間になってしまった。ダイヤ10分前になんとか現地に到着し、さっそく2台のカメラを構える。3台目は手持ちで撮ろうと思ったのだがカメラの調子が悪く、電源が入らない。


    雪煙が出ているがこのくらいなら行けるのではないか?


    光が現れたが・・・想定していたよりもだいぶ右寄りから現れた。








    全く割れず、位置は完全に右寄りだった。10mくらい左のポジションであろうが、この場所は撮影スペースが限られていてその場所には立てない。








    もう1台のカメラも同様に全く割れなかった。

 ポジションがやや右寄りかも知れないとは予想していたので出来るだけ左寄りのポジションをとって撮影したのだがそれでも今回はうまく行かなかった。明日ならば割れるかも知れないが早朝からの出張があり再射には来れない。この場所からの撮影は来シーズンに持ち越しとなってしまった。おそらく年に2度のチャンスがあるはずである。


    白山岳ダイヤモンド富士は習熟したつもりだったが、なかなか狙った通りには撮れないものである。

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新年初登りは烏帽子岳からパノラマ台  令和5年1月1日

2023年01月04日 | 甲斐百山
 早朝の富士本栖リゾートでのダイヤモンド富士は予定していた場所から撮影出来ず、新年初日から出鼻をくじかれた感がある。気を取り直して未だ登ったことが無い烏帽子岳に登ってみる。その先にあるパノラマ台には何度も登っているが、烏帽子岳はパノラマ台の先にあるおまけのピークといった感があって気が向いたら行ってみようかという程度でしか無かった。ところが、甲斐百山のリストを見てみるとこの烏帽子岳がその一座になっていたのである。これは一度行っておかなければならないだろうということで、本栖湖側のルートを登ってみることにする。


    本栖湖の駐車場から見る烏帽子岳。頂上に電波塔が立っている。


    車道を歩いてトンネルの手前に登山口がある。


    ここが入り口で、登りの斜面に入る。


    途中の切れ間から見る竜ヶ岳(左)と雨ヶ岳(右)


    林越しの富士山


    ほとんどが緩い登り。


    1時間半ほどで烏帽子岳に到着した。青空が映える。奥に見える三角錐がパノラマ台。


    樹海越しにドンと富士山が聳え立つ。


    なかなかの眺望である。樹海が雪化粧していたら、さぞかし素晴らしい景色であろう。


    御坂山塊と西湖が見える。


    後ろ側には樹林越しに南アルプスがずらり。

 小休憩して写真を撮った後にパノラマ台に向かう。一旦下ってからの登りとなるがこちらも傾斜は緩く、30分ほどでパノラマ台に到着した。


    広々としたパノラマ台。抜群の眺望である。


    パノラマ台から見る富士山。右下に見えるのが烏帽子岳。


    左手に見える三方分山。結構遠そうに見える。

 パノラマ台で大休憩して昼食をとる。天気が良くて風が無く、結構暖かい。山頂でお話しした何組かの登山者の方たちと仲良くなり、みかんの差し入れをいただいた。

 一旦烏帽子岳に戻って下山はやや遠回りにはなるが城山を経由して下りてみることにする。この界隈の山塊はた易いルートばかりと思っていたのだが、以外にもこの城山ルートは途中に細尾根があったり岩場があったりロープがあったりと、プチアルペンルートになっていた。


    烏帽子岳に戻り、城山ルートへ進む。


    途中までは広い尾根道


    ブナの木にヤドリギがたくさん寄生していた。


    そのうち岩交じりの細尾根に変わる。


    急斜面をロープで下りる。


    行く手を阻む岩


    その脇をロープで下りる。


    こんもりしたピークに到着するとそこは城山のろし台跡だった。


    そのすぐ先に城山の平坦地があった。


    ここは本栖城の城跡だった。


    やや広い平坦地になっている。


    もう少し良い眺望を期待していたのだが、富士山は樹林越しにしか見えない。


    城山から先は普通の登山道。道路脇に下り立った。


    入り口の看板


    車道を歩かずに樹海の中を短絡して歩こうとしたのだが、短絡したつもりがかえって遠回りになったようである。

 天候が良く青空が広がり風が無く、富士山の眺望も抜群だった。朝のダイヤはいまいちだったが烏帽子岳からパノラマ台は良い山歩きが出来たと思う。城山ルートのプチアルペン気分が楽しめたのも良かったと思う。

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剣ヶ峰で割れるダイヤのはずだったのだが・・・何てこった~! 富士本栖リゾート  令和5年1月1日

2023年01月03日 | ダイヤモンド富士
 元日はゆっくり寝て・・・と思っていたのだが、前日は夕食後から睡魔に襲われてコタツで爆睡してしまい、深夜に布団に入ったものの朝5時には目が覚めてしまった。ならば、激混雑は覚悟のうえで富士本栖リゾートのダイヤモンド富士を見に行ってみることにする。撮影するのは敷地内のいちばん西の外れで、剣ヶ峰から昇るダイヤを狙うので場所は簡単に確保できるだろう・・・と思っていたのだが・・・。

 途中で通過した精進湖は予想通りに湖畔には入り切らないほどの車が止まっていた。しかしこの日の精進湖は湖面から靄が立ち昇り、対岸の林は霧氷になっているこのうえない好条件の景色が広がっていた。心が傾いたが車を止められそうも無く通過する。富士本栖リゾートは駐車場に入るのに少しばかり渋滞が発生していたが想定の範囲内である。ダイヤの30分前には駐車出来たが、竜神池のほとりはもちろん人がいっぱいで入れるわけもない。敷地内の端のほうならば空いているだろうと思ったのだが・・・何たることか、敷地内は観察場所が限定されていてロープが張られており、その先には入場が規制されていて入れない。狙っていた場所の100mも手前までしか行けず、剣ヶ峰で割れるダイヤは撮影が出来ないことが現地に行って初めて分かった。止む無し、大混雑の中の少し人が少ないところに三脚を1本立て、もう1台は手持ちで高く掲げて撮影することにする。3台目の超望遠レンズ装着したカメラは出番が無かった。


    竜神池のほとりの大混雑。


    もっと端に行きたかったのだが解放されている場所はこのあたりしか無かった。


    やはり・・・この位置では剣ヶ峰寄りのダイヤしか撮影出来ない。







    空気が澄んでいて雪煙も少なく、ダイヤとしては悪く無かった。









    ダイヤの輝きは素晴らしかった。しかしポジションがいまいち。予定していた場所で撮影出来ていたならば、綺麗に割れて輝くダイヤが撮れただろう。


    こんなはずでは無かったのだが・・・

 元日から大失敗である。しかし、素晴らしい輝きのダイヤは見ることが出来た。この富士本栖リゾートから見る剣ヶ峰で割れるダイヤは数年前から狙ってはいるのだが、入場できる日程が限られており敷地内はどこでも撮影出来るわけではない。実現するのはなかなか難しそうである。

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新年おめでとうございます

2023年01月03日 | 番外編
遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。






 昨年は仕事も趣味も植物もブログも、手を抜かずに自分自身のベストパフォーマンスを心がけてやって来たつもりです。今年はもうひとつ、無理せず安全に、というのを付け加えて、1年間健康で安全に過ごせるように心がけて行きたいと思っています。肉体的にも精神的にも衰えてきたことは否めません。

 本年もよろしくお願いします。

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2022年最後の夕暮れ 韮崎平和観音  令和4年12月31日

2023年01月01日 | 番外編
 夕方になるにつれて富士山に巻いていた雲が晴れてスッキリした富士山が現れてきた。今年最後の夕暮れは紅富士が見られそうである。行ったことが無いのだが韮崎平和観音から富士山が見えるはずで、紅富士を眺める平和観音像の写真をどこかの食堂で見たことがある。荒倉山からの帰り道にちょっと立ち寄ってみる。


    残照の茅ヶ岳山塊


    韮崎平和観音と富士山


    正面から見る韮崎平和観音


    平和観音と月


    観音像の前に富士山の展望台がある。


    展望台から見る富士山。もうすぐ赤く染まって来そうである。


    夕富士を眺める平和観音


    今年最後の夕暮れは紅富士になってくれた。


    角度を変えてみる。


    うっすらとピンク色に染まった夕空

 2022年最後の夕暮れは紅富士と紅色の夕空で締めくくった。来年も良い年でありますように。

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2022年最後の山 荒倉山に登る  令和4年12月31日

2023年01月01日 | 甲斐百山
 朝は朝霧高原あたりからのダイヤの予定だったのだが、雲が多くてダイヤモンド富士は見られそうも無く、8時過ぎまで寝てゆっくりと起き出す。折角の休みにどこにも行かないのはもったいないので、以前から注目していたがなかなか行く機会が無かった韮崎市にある荒倉山に登ってみる。中腹にある龍珠院というお寺まで車で行くと近いのだが道が細くてカーナビを使っても何度か間違えるやや複雑な道である。11時前に到着して出発である。


    龍珠院。このお寺の駐車場をお借りする。


    駐車場。5~6台止められそうだがここまでのルートが細くて複雑。


    登山道を進むとすぐに祠が現れた。


    道は良く整備されていて案内板も多数あり。迷うところは無い。道に落ち葉が落ちておらず、清掃してくれているのではないかと思う。


    1時間弱で林道に抜け出る。ここは平川峠。


    左に進むと尾根を直登する分岐がある。左の林道を進んでも行けるがやや遠回りになる。


    これは熊の爪跡だろう。まだ新しそうである。


    再び林道に抜け出る。雪が少し積もっていた。


    林道終点。この奥に山頂への登山道がある。


    しっかり看板が立っている。


    ここからは100mおきにカウントダウンとなる。


    あと500mとみるか、まだ500mとみるか? ネガティブ思考な私はまだ500mもある、といった感じ。


    山頂が近くなり平らな道になる。あと300mほど。


    八ヶ岳の展望台があった。


    八ヶ岳が綺麗に見える。


    あと100m。このあたりは雪が多く、スリップに注意して登る。


    山頂到着。2時間少々かかった。


    ベンチの先には富士山の眺望。


    荒倉山山頂から見る富士山


    雲に浮かんだ綺麗な富士山が出迎えてくれた。

 ここのところあまりまともに歩いていなかったので標高差600m程度のこのくらいの登山がちょうど良い。2時間少々かかったが、ほとんど疲れることも無く山頂に立つことが出来た。昼食をとって下山である。帰りは林道を歩いてみることにした。


    探していたシモバシラを林道の途中で見ることが出来た。


    枯れた茎の間から漏れ出た液が凍り付いてシモバシラになる。植物は必ずしもシモバシラではなくとも出来るらしい。


    帰り際に円池に立ち寄ってみる。池というよりは湿地だった。何か変わった植物が生えるのかどうか?春にならないと分からない。


    悲しい不法投棄の跡。

 手ごろな登りで山頂からの眺望もそこそこに良く、なかなか良い山だった。どんな植生があるのか、花の時期に再訪してみたい気もするのだが、ヤマヒルが多いらしいので注意が必要であろう。

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雲に巻かれたダイヤモンド富士 富士川町高下  令和4年12月30日

2023年01月01日 | ダイヤモンド富士
 昨日は立ち位置がずれて不発に終わった白山岳で割れるダイヤモンド富士の撮影に、懲りずに本日も出かけた。今回は位置を修正して前日の軌道から4~5mほど左寄りのポジションで三脚を構える。雲が湧いたり消えたりするハラハラの天候だが、さて、どうなりますか?


    一度は富士山頂が雲に隠れたが、再び姿を現した。このまま持ってくれれば・・・


    と願いつつもまたまた雲が湧き始めてしまった。


    ダイヤの時間まではあとわずかである。大きな影富士が雲に投影されている。


    白山岳に太陽が現れたが・・・


    雲に邪魔されてほとんど輝かない。


    その後は再び雲隠れ。


    雲を抜けてやっと太陽が輝き出す。






    別のカメラ画像。白山岳から太陽が現れているが輝いてくれなかった。







    白山岳の真ん中から太陽が現れており、位置はドンピシャリだったが、残念ながら雲に阻まれた。


    こんなハラハラドキドキの写真撮影も面白いものである。

 今年の高下からの白山岳で割れるダイヤは本日で終わりになる。明日からは高下の展望地から見るダイヤは白山岳の左に外れてしまうため、今年の割れるダイヤは撮れずに終わってしまったことになる。また来年に期待したいと思う。

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