山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ユキワリソウ咲く錦滝、sanae隊と日向山散策  平成24年5月27日

2012年05月31日 | 山梨百名山
 毎年恒例のように訪れている尾白川錦滝に咲くユキワリソウ、花期が遅れている今年は今頃見ごろを迎えているに違いない。この場所は北東方向を向いており、午後になると日が陰ってしまうため、写真を撮るならば午前のほうが適している。本日見に行こうと思っていたところ、前日茅ヶ岳をご一緒したsanaeさんご夫婦が日向山に行くとのことで、合流することとなった。
 朝6時、山梨病院駐車場に集合。登山口の矢立石は駐車場が狭く、混雑するので私の車に乗り換えていただき出発。7時に矢立石駐車場に到着した。この時間にはまだ駐車場は空いており、容易に止めることができた。さっそく出発、まずは錦滝のユキワリソウ目指して林道を行く。

    矢立石駐車場。朝7時では楽勝で駐車できたが、帰る時には林道のかなり下に止めてある車もあった。

 さっそくこのあたりではあまりお目にかかれない花に遭遇。クリンソウだ。咲いていたのは一株だけだった。林道は年々崩落が進んでいて、昨年よりもまた酷くなっていた。春の空気を満喫しつつ、花を探しつつ、そして山談義を楽しみながら、ゆったりペースで林道を歩く。

    一株だけ咲いていたクリンソウ


    この花は?帰って来てから調べたが名前わからず。


    雲の切れ間から残雪の甲斐駒ケ岳がちらり。


    甲斐駒ケ岳を激写するとしちゃん


    ますます崩落が進んでいる林道。

 1時間半かけて林道を歩き、錦滝に到着。滝の横を見ると、予想通りユキワリソウが満開だ。紫ピンク色の花が可憐で可愛らしい。例年と同じくらいの花の付きに見える。三脚を立てて心行くまで撮影する。sanaeさんご夫婦と一緒なのだが、いつも一人で来る時と全く変わらないペースで存分に撮影させていただいた。

    尾白川錦滝。滝の両側にユキワリソウが咲く。(山梨県ではここだけ。)


    滝のしぶきとユキワリソウ


    ユキワリソウ


    同上

 錦滝で1時間ほど時間を費やし、9時半、日向山山頂目指して出発。ここからはきつい急登となるが、後から来た登山者には追い抜いていただき、変わらぬゆっくりペースで登る。雁ヶ原下の林の中にハナネコノメの群落があるが、もうほとんど花は終わっていた。

    急登りの階段を登る。


    雁ヶ原下の登山道脇に咲くハナネコノメ。もうほとんど終わっている。


    雁ヶ原の草地に生えるこの草の名は?

 11時に雁ヶ原到着。山頂ではなく、まず祠のある岩峰に向かう。この場所は日向山で唯一富士山が見えるところだが、この日は残念ながら雲隠れ。岩峰の下で休憩していた若者3人組に声をかけ、6人で祠の前で記念撮影した。3人はsanaeさんのことを知らないようだったが、山ブログをやっている人でsanaeさんを知らない人はほとんどいないはず。きっとこの3人も良い記念になることと思う。

    祠のある岩峰に向かうとしちゃんとsanaeさん


    近くにいた若者3人組を誘って祠の前で記念撮影。


    残念ながら富士山は見えず。鳳凰山の裾に遠く富士山を望むことができる場所。

 山頂でゆっくりと昼食をとる。北に望む八ヶ岳は残雪がもうわずかだ。雁ヶ原の白い砂、風化花崗岩と露出した花崗岩は何度見ても美しく、そして簡単に登れる割には眺望の素晴らしいこの山は登り得な山だと思う。この日も20人ほどの団体客を含めて、茅ヶ岳以上にたくさんの人が訪れていた。月光がこの雁ヶ原の白砂を照らす夜、いつかこの山の上で一夜を過ごしてみたいと思っている。

    山頂の標柱とともに、3人で記念撮影。


    雁ヶ原と八ヶ岳

 さて、下山。今度は矢立石からの通常ルートを下りる。花を探しながら、山・花・世間話をしながらのんびりと下山する。2日間で唯一みかけた白花のスミレ、フモトスミレや、このあたりではあまり見かけないツバメオモトに出会うことができた。

    フモトスミレ  もう終わりかけている。


    ニオイタチツボスミレ。ハート形の三つ葉はコミヤマカタバミ。一輪だけ花が残っていた。


    ツバメオモト


    もうすぐ林道。ヤマツツジの赤い花が鮮やかだった。

 2日間sanaeさんたちとのんびり山歩きできて、そして山・花談義を楽しめて本当に楽しく有意義な2日間だった。歩くのが遅い私に急ぐ催促も無く、存分に写真を撮らせていただきながら歩けたのは本当に良かった。錦滝のユキワリソウが咲く頃は八ヶ岳のあの花も咲く頃だ。次はsanaeさんご夫婦と一緒にあの人をお誘いしてあの山とこの山であの花を・・・。6月、雨が降らないことを祈る。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユキワリソウ咲く尾白川錦滝、日向山散策

2012年05月30日 | 山梨百名山
 平成24年5月27日

 前日の茅ヶ岳に次いで、sanae隊と日向山をのんびり散策してきました。錦滝のユキワリソウ、予想通り満開の見ごろを迎えていました。

 ユキワリソウ咲く尾白川錦滝、日向山散策


 (記事詳細は後日。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花談義、茅ヶ岳(「望の富士」オフ会山行)  平成24年5月26日

2012年05月28日 | 山梨百名山
 望君グループのオフ会に誘われたのだが、その2日前が当直で徹夜に近い状態になるため、まだ体調が回復していない状態の可能性が高い。返事を保留して体調見て参加という返事をしたのだが、行き先が行き先だけに同行しないのも申し訳ない。その行き先とは・・・我らが守る山梨百名山標柱が立つ茅ヶ岳。ヨッシ-隊メンバーも数人に声をかけ、参加することに決める。
 林道を短絡して大明神林道中腹の駐車場で待っていると、望隊が到着。いつもホームページで見ているメンバーの食うかいさん、ダマチョさん、sanpoさんのほかにもうひと組、お顔を拝見して驚いた。あこがれのsanaeさんととしちゃんではないか。5年ほど前に北岳に行くバスの中でお会いして以来だが、ブログでは時折やり取りしていたので久しぶりというよりも仲間といった感じがした。9時少し前に駐車場を出発し、普通ならば女岩経由の道を登るところをあえて花を探しながら尾根道を登ることにする。


    オフ会参加メンバー。皆さん顔出しでよろしかったでしょうか??

 さっそく紫色のスミレ登場。この花は??花に詳しいsanaeさん、sanpoさん、そして私で議論を始める。

 「普通のスミレじゃない?」
 「でもこんなところには普通は咲かないし・・・」
 「じゃあノジスミレ。」
 「マキノスミレってのもあるけど」
 「そんな高級なスミレはこの山には咲きません!!(ヨッシ-)」
 私の答は・・・ノジスミレ(たぶん)


 「桜の仲間だと思うけどこの花は何?」
 ただいま調査中です。


 「センボンヤリ」
 これは全員一致。別名ムラサキタンポポ。調べてみると、秋になると高さ30~60㎝になり毛を密生したタンポポのようなそう果(実)を付け、その長い茎と秋の実の様子を千本の槍に見立ててこの名前がついているそうです。


 「チゴユリ」
 これはご存知の方も多いと思います。この季節たくさん咲きます。


 「ジュウニヒトエじゃなくて、何だっけ?」
 「前に調べたことあるけど、名前忘れた。」
 結論出ず。私を含めて皆さん認知症が少し始まっているようです。
 名前は「ニシキゴロモ」。この季節甲府界隈の低山でもよく見かけ、何度も調べている花ですが、すぐに忘れてしまいます。良く似たキランソウは花が紫色です。


 「これは何?ワチガイソウみたいだけど花に切れ込みがある。」
 「良く似たのでワダソウってのがあるけど・・・(sanaeさん)」
 帰って来て図鑑で調べてみると、さすがsanaeさん、正解でした。ワダソウは花弁が5個で倒卵形、先がへこむ(切れ込んでいる)と記載されています。初めて見る花。


 「フデリンドウ」
 「良く似たのでハルリンドウっていうのがあります(sanpoさん)」
 「このあたりに咲くのはまとめてフデリンドウっていうことにしておいてください(ヨッシ-)。」
 大ざっぱな性格丸出しの私。


 マイヅルソウ群落。花はまだつぼみ。


 新緑が気持ち良い茅ヶ岳の森。向こうに見えるのが茅ヶ岳山頂。

 途中でオキナグサの咲く秘密の場所に皆さんを連れて立ち寄る。予想通り、5月連休にほぼ満開だった花は終わって綿毛になっている。一輪だけ咲き残っている花を見ることができた。しかし、何かおかしい。もっとたくさん綿毛がついていて良いはずなのだが・・・良く見ると花のところだけ切られているようだ。考えられるのは、盗掘を防ぐために花を摘んだ、栽培のために種だけ摘んでいった、綿毛が既に吹き飛んだ、などだが、どうみても人為的に取られているようにしか見受けられない。だとしたら、残念なことだ。


    綿毛になったオキナグサ


    一輪だけ咲き残ったオキナグサ  周辺の花は綿毛がついておらず、摘み取られているように見受けられる。

 花談義を楽しみつつ、約3時間で山頂に到着した。予想通り、山頂は人がいっぱい。なんとか全員の食事するスペースを確保して昼食となる。のぞむグループはこの先金ヶ岳を縦走して明野に下山するが、ヨッシ-隊は夕方からの行事の予定で茅ヶ岳まで、ここでお別れする。


    大賑わいの茅ヶ岳山頂


    彩雲が出たが、予想通りうまく写らない。


    Twin Towerとともに記念撮影。今年3度目となる茅ヶ岳。


    金峰山とミツバツツジ。私は初めて知りましたが、このあたりはトウゴクミツバツツジなのだそうです。おしべの本数が多く、葉が出てから花が咲きます。

 のぞむグループを見送り、ヨッシ-隊3人も下山。今度は女岩に下りるほうの尾根を下るが、女岩側に曲がるところを真直ぐに進み、「通行不可」の看板のある廃道を下る。前回もこの道を下りているので迷うことはなく順調に下山。こちらのルート(廃道ですが)はあの混雑する茅ヶ岳」なのにまず人に遭うことは無く、静かに歩くことができる。


    茅ヶ岳直下、富士山とトウゴクミツバツツジを写真に収めることができた。


    廃道の尾根には絶好の金峰山展望所がある。


    「通行不可」の看板


    籔っぽい尾根道はトウゴクミツバツツジのドームのようになっている。


    隣のピークにある祠。後ろが茅ヶ岳。


    気持ちの良い新緑の森。このあたりから一部道が不明瞭。


    大明神林道の伐採地の横を通って、無事林道到着。

 一人山行が多い私にとって、このような花談義をしながらの山行は初めての経験で、たいへん楽しめた。私も花には詳しいほうと思っていたが、実際には知らないことのほうが多く、sanaeさんやsanpoさんの足元にも及ばないことが良くわかった。最近新たに3冊の植物図鑑を購入したので、また新たな気持ちで勉強し直したいと思う。足の速い、他のメンバーの人たちにはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ない。またいつか、どこかの山でご一緒しましょう。


コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世紀の天体ショー、金環日食  毛無山

2012年05月24日 | 山梨百名山
 関東地方でこの金環日食が見られるのは、私が生きている間にはこれが最初で最後となる。かつ、富士山と一緒にこの日食を撮影できるのは、次は300年も先になるらしい。天気予報では曇りだが、雲間から日食は見られるだろうとの予報だった。雲が多いとなると下から見上げる富士山は不利。そこで富士山外輪山の中で最も標高の高い毛無山で朝を迎えることにした。標高1,945mの三角点ならば雲が出ても富士山山頂は見えるのではないか、うまくすれば雲海が広がるかもしれない、そんな思いを抱きつつ、前日の5月20日、毛無山に登る。

 5月20日
 河口湖周辺でトレイルランの競技会が行われると聞いていたので、朝霧高原側のルートを避けて久しぶりに下部側ルートから登ろうと思い、下部温泉から猪ノ頭林道に入ると、かなり手前のゲートで林道が閉鎖されていた。登山口までは1時間以上はかかってしまう。林道の崩落があったらしく、いつ復旧するかは未定のようだ。あきらめて本栖湖をまわって朝霧高原に向かう。ところが、本栖の交差点を曲がって国道に出たところで車は大渋滞。トレイルランの影響かと思ったらそうではなく、本栖ハイランド、芝桜公園に右折する車で渋滞しており朝霧高原通過に30分も費やしてしまう。そして、ふもとっぱらの草地のところを通過すると明朝の金環日食観察のために訪れたテント泊の人たちがたくさんいた。麓の毛無山登山口駐車場は10数台車が止まっていたが、それほど混雑していなかった。今回はカメラ2台、三脚2本、レンズ3本にテント泊装備、水3.5リットルという重装備で、久しぶりに20kgを超える重さとなる。しかも出発は午後1時を回ってしまい、午後6時山頂到着を目標に歩き始める。


    新緑の不動の滝


    9合目付近の富士山展望台から望む富士山

 足に疲れを残さないように2合目登るごとに休憩しつつゆっくりと登る。そしてほぼ予定通りの午後6時10分、毛無山山頂に到着した。空は曇っていたが、富士山はくっきりと見えており、明日の日食への期待がふくらむ。テント設営の前に明日の撮影構図を考えつつ場所を下見する。そして三角点ピークの少し下で2本の木の上で金環日食となる構図で撮影することに決める。


    毛無山山頂


    明日はこの構図で金環日食を狙う。


    就眠前、午後8時過ぎの富士山

 空は曇っていて星は見えないが、富士山ははっきりと見えていた。明日の相手は太陽なので、このくらいの雲ならば十分に観察できるはず。明日の朝を楽しみに、8時半に眠りにつく。


 5月21日

 日の出前の午前4時起床し、テントの外に出る。そして空を見て唖然とした。前夜とは全く空模様が変わり、真黒な雲が富士山に巻いている。裾の一部が見えるだけで富士山山頂は全く見えない。それどころか、この厚い雲では日食の観察すら危うい状態だ。一瞬でも良いので、日食と富士山が写し込めることを期待してカメラをセットする。1台は広角レンズにND8+ハーフND4フィルター装着し、前日の構図でカメラ固定、タイマーで20秒~10秒間隔でシャッターが切れるようにセットする。そしてもう1台は望遠レンズ、300㎜までズーム可能だが、最大300㎜はピントがやや甘くなるようで、250㎜にしてピントを合わせセロテープで固定、こちらにはND400フィルターを装着する。広角で景色を入れて撮影、望遠で日食だけを切り抜くという2段構えだ。あとは日食と富士山が出てくれるかどうか・・・パンで軽く朝食を済ませ、空模様を心配しながら時を待つ。


    朝の空。富士山方向から真黒な雲が続々と流れてくる。


    そろそろ日食が始まっている頃だろうが・・・雲で光が拡散、見えない。

 7時を過ぎた頃、ようやく望遠レンズの視野で欠けた太陽が見えた。一瞬だけですぐにまた黒い雲に隠れてしまう。広角レンズ側の画像を確認してみると、光が拡散して太陽が見えない。シャッタースピードを上げて露出を下げる。しかし、なかなかうまく映ってくれず、かつ、富士山はますます雲が増え、ほぼ絶望的だ。広角側はほぼあきらめてタイマーにお任せしてシャッターを切り続け、望遠レンズ側は太陽が現れた時だけシャッターを切る。風景写真には程遠く、日食の記念撮影程度にしかならないのは承知だったが、これしか撮れなかったというのが本音だ。
 

    7時過ぎ、ようやく捉えた日食


    露出を切り詰めてなんとか映った日食


    広角レンズ側で捉えた金冠日食。欠けて行く様子を空に合成する予定だったのだが、全く無理。

 富士山が全く見えず、あきらめて位置を変えて何枚か撮影したが、その時には金環日食は既に終わっていた。その後は再び厚い雲に空が覆われ、太陽はほとんど姿を現さなくなってしまった。隣の大見岳付近にテント泊していた若者が一人おり、金環食が終わって間もない頃に「ダメでした」といって下山していった。


    

    場所を変えて撮影。金環は既に終わっている。


    金環日食の推移  望遠レンズで撮影できたものを合成。

 映像を期待していた方も多いかもしれないが、今回の日食は残念ながらお見せできるような映像は皆無といって良い。山の上よりも平地のほうが今回は良い条件で観察できたのではないだろうか。私の山仲間が素晴らしい映像を撮っているので、下記でお楽しみいただきたい。
    
 「望の富士山:金環日食

 8時半下山開始。この頃から若干空模様が回復しはじめ、富士山展望台から少しだけ富士山が見えた。11時半、駐車場到着。意外と足取りは軽かった。



 残念な結果に終わってしまったが自然相手の写真とはこんなもの。またいつか、どこかで日食撮影の機会が来るだろう。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

両神山に咲く花たち  平成24年5月12日

2012年05月24日 | 日本百名山
 歩くのが遅いことを逆手にとって、登山道脇や周辺の花を見ながらいつも歩いている。両神山でもコースタイムから2時間の遅れて山頂到着。初めて見る花や名前のわからなかった花もあった。


    フモトスミレ(だと思う)  山梨で見ているものよりもずいぶん大きい。


    こちらは葉に筋模様が入ったフイリフモトスミレ


    ラショウモンカズラ


    ヒイラギソウ  初めて見る花で名前がわからなかった花。葉がクリスマスの時に飾るヒイラギに似ている。


    クワガタソウ  ピンクの小さな花が可愛らしい。


    フタバアオイ  葉が水戸黄門のミツバアオイに似ている。御坂山塊は赤い花が咲くがここは薄ピンク色。


    ミヤマエンレイソウ


    ニリンソウ群落


    エイザンスミレ  ここのエイザンは大きな花のものが多かった。御坂山塊の1.5~2倍はある。


    エイザンスミレ(白花)


    ヒメイチゲ  群落とまでは言えないが、山頂近い林の中にたくさんあった。


    アカヤシオツツジ


    山頂付近の岩場に咲いたアカヤシオツツジ

 標高1,700mほどの山なので、高山植物と言えるほどのものは咲いていないが、種類が豊富で花を探すにも面白い山だった。それにしても・・・人が多い。こういう山は苦手です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカヤシオツツジほころぶ両神山  平成24年5月12日

2012年05月17日 | 日本百名山
 新潟市で学術集会なるものがあり、5月11日、甲府を車で出発してお昼頃に会場到着した。講演聴取もそこそこに、秋田時代の同僚たちと会食し、さらに夕方から山仲間と会食して再び車に乗り、埼玉県秩父市まで戻ってホテルで1泊、11時半ごろにホテル到着し、翌日に備えて早々に寝た。
 翌日の5月12日は早朝5時に起床、両神山の登山口に向かう。人気の山で駐車場が満車になることを予想していたが、やはり3つある駐車場のうち2つは満車で、一番下の駐車場に車を止める。(ここに止められたのはまだ良いほうだったようで、帰り際、もっとずっと下の路上に止めてある車がたくさんあった。)眠気が残る中、6時15分出発。

    3番目の駐車場に車を止める。両神山荘まで歩いて15分ほど。


    両神山荘。ここで左に曲がる。右の道は昭文社地図では点線の籔道らしい。

 両神山荘のところで左に曲がって登山道に入る。神の住む信仰の山らしく、入口には鳥居と神社が立つ。しばらくは平坦な山道、若干の下りとなり、渡渉したあたりから徐々に登りになる。何度か渡渉を繰り返し、左側に沢を見るようになってからやや傾斜の強い登りになる。

    入口のところの鳥居と神社


    何度か渡渉する。増水していなければほとんど靴を濡らさずに渡れる。花はムラサキケマン。


    信仰の山らしく、石仏が道沿いに何体も並んでいる。


    石仏

 道沿いにはニリンソウの花がたくさん咲き、御坂節刀ヶ岳裏道でしか見たことが無かったフタバアオイの葉がたくさんあった。根元を見ると、ドングリの尻のような花が恥ずかしそうに咲いていた。

    フタバアオイ。根元のところに小さな花が咲く。ここの花は薄ピンク色。(御坂山塊は赤い花だった。)


    登山道脇に咲いたミヤマエンレイソウ


    ニリンソウ群落

 2時間ほど歩いたところで「白藤の滝」と書かれた分かれ道があった。時間もあることだし、ちょっと立ち寄って・・・そっちの道に行くと川までかなりの急勾配を下り、これが滝??というような渓谷に降りた。滝といえば滝だがずいぶん小さい。休憩しながらひとまず撮影して帰ろうとすると、下りてきた道(らしきもの)とは別の斜面にピンクのテープが付いているのが目にとまる。あのテープは・・・道無き斜面をテープに向かって直登すると、そこには明らかな道があった。どうやら急斜面を下りずに右に曲がってこの道を行くらしい。その道沿いに進むと・・・あった!白藤の滝。落差30mほどの立派な滝だ。道を誤ったおかげで、往復30分のところを1時間以上も費やしてしまう。

    降り立った渓谷にあったのは・・・小さな滝??


    別の道を見つけて進むと・・・滝があった。


    白藤の滝

 分岐に戻り20分ほど進むと弘法の井戸という水場があった。冷たいおいしい水が流れており、顔も洗わせてもらう。さらに20分ほど歩くと清滝小屋に到着した。綺麗な立派な小屋で、トイレの新築工事中だった。現在営業はされておらず、避難小屋として使われている。中は広くて快適な小屋で、営業していないのがもったいない。時間は10時だった。

    弘法の井戸


    清滝小屋。綺麗で立派な建物。中も綺麗に片付いている。

 休憩して出発すると、小屋のすぐ上に半球ドームのような岩場があった。これが清滝なのだろうか?少量ながら水がしたたっている。近付いてみると鎖が設置されて上に登れるようになっている。ザックを下して登って見ると、一段上には石碑が、さらにその上には石仏が立っていた。かつては修行僧が修練した場所だったのだろう。

    半球ドーム状の岩場。これが清滝?


    鎖を登ると石仏があった。

 その先は鈴が坂と呼ばれる斜面になるが、道がジグザグにつけられていて歩きやすい。道脇にはいつも見かける大きさの2倍はあろうかという大きなエイザンスミレが何株も咲いていた。尾根に登り着いて進むと、さらに傾斜が増し、鎖場やロープ場が何ヶ所も出現する。たくさんの登山者が訪れており、渋滞する鎖場もあった。そして、ちらほらとお目当てのアカヤシオツツジが咲き始める。鎖場を越え、ヒノキの根が露出する斜面を登ると、その上には大きな神社が立っていた。社は2棟立っており、奥の社には繊細な竜の彫刻が施されていた。

    鈴が坂。道はジグザグにうまくつけられている。


    鎖場


    渋滞する場所もあった。アカヤシオツツジが見え始める。


    ヒノキの根が露出した道を登る。


    神社が立つ。ベンチやテーブルが設置され、休憩に適所。

 先に進むとヒノキの樹林帯を抜けて視野が開けるようになってくる。アカヤシオの花が道沿いに咲き始めるが、まだ咲き始めたばかり、かつ、花数が少ない。おそらく今年はハズレ年なのだろう。周辺の山々が見えるようになってくるが、山梨県外に出るとコンパスを見ても山の同定が全くできなくなってしまう。両神山が1,724m、茅ヶ岳と同じくらいの高さなので、近くに見える同じくらいの高さの山はおそらくそれほど有名な山ではないのだろう。

    稜線沿いに咲いたアカヤシオ。花の付きが悪い。


    向こうに見える山は??山梨県外に出ると山の同定が全くできない。勉強不足です。


    アカヤシオツツジと両神山山頂。

 続々とやって来る登山者、下山者に道を譲りながら、三脚を肩に担いで最後の斜面と岩場を登る。山頂は尖った岩場で狭く、そこには入りきれない人であふれていた。三角点を触りたいにもそこまで行けないほどの混雑ぶりだ。岩のいちばん端に寄って山頂が空くのを20分ほど待って、ようやく山頂の岩の上に登ることができた。時間は午後1時、実に7時間もかけてこの山頂まで登って来たことになる。

    両神山山頂


    山頂から見下ろすアカヤシオ


    果敢に山頂の岩に咲くアカヤシオツツジ

 山頂で出会った茨城県某山岳会のグループは、鎖場が連続する八丁峠からの道を登って来たそうで、ルート状況を聞くとザイル無しでつうかできるそうだ。しかし、落石しやすいのでヘルメットはあったほうが良いと教えてくれた。その後も次々に登山者がやって来るので、山頂での休憩は避け、三脚をたたんで下山し、神社のところで軽食をとる。あとはひたすら下るだけ。途中で再び山岳会の人たちと一緒になり、あまり知られていないフタバアオイの花をお礼に教えてあげると、山岳会の人たちだけあってたいへん喜んでくれた。
 午後4時、両神山荘到着、4時15分駐車場に到着した。帰りに道の駅に併設されている両神の湯に立ち寄ると、またしても山岳会の人たちに出会う。大型バスで来ており、帰りの高速道路が混むので急いでいたのか、あっという間に入浴して出発していった。両神山に登って思ったことは、たくさんの登山者が訪れるために道が何本も出来てしまっていて山が傷んでいることを感じた。古くからの道がすぐ下に見えるのに、その道を歩かずに尾根通しの道がメインルートになってしまっている場所があり、そこはすっかり木の根が露出してしまっている。山を愛し、自然を愛し、そしてそれらを守って行くにはどうするべきなのか。登るたびに考えるが、何の答も見つからない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大菩薩嶺~小金沢山~大蔵高丸縦走(2日目)

2012年05月14日 | 山梨百名山
 前日大菩薩嶺から縦走し、小金沢山山頂でテント泊となった。富士山の上に立ち上がる天の川を狙っていたのだが、空は霞んでいて星は見えなかった。

 
 5月6日

 予定通り未明3時に起床する。テントの外に出てみると、スーパームーンは西の空、甲府の夜景の上に傾いていた。星は全く見えず、富士山も見えない。狙っていた天の川は不発に終わる。

    甲府盆地に沈む月


    富士山は霞んで見えない。

 一旦テントに戻って横になり、今度は5時少し前に他のメンバーを起こして朝食をとる。テント撤収し、6時10分、小金沢山を出発する。この先、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、川胡桃沢ノ頭と越えて行くが、展望の良い笹原の斜面が広がる気持ちの良い場所がいくつもある。危険個所は無いが、倒木が何本もありやや歩きにくいところもあった。そして黒岳の森に入るとツガ林となり、一旦景色は見えなくなる。快適な稜線を2時間ほど歩いて、8時15分、林の中にある黒岳山頂に到着した。

    山梨百名山2山目、小金沢山山頂。出発前に記念撮影。


    笹原の中の道を行く。向こうに見えるのが牛奥ノ雁ヶ腹摺山。


    牛奥ノ雁ヶ腹摺山


    牛奥ノ雁ヶ腹摺山の笹原。向こうに見えるのがこれから登る黒岳。富士山が並んで見えるはずだが、この日は姿現さず。


    気持ちの良い笹原の稜線。向こうに見えるのが川胡桃沢ノ頭。


    川胡桃沢の頭。読みは「くるみさわのかしら」だが、字の頭には「川」が付いている。


    黒岳山頂。林の中で眺望は無い。

 山頂から少し下ったところにある黒岳の広葉樹林帯はやまなしの森100選に選ばれているきれいなところだが、4年ほど前の雪の積もる冬に来た時に道に迷った思い出がある。その時は白谷ノ丸側に林を抜けて、膝上ほどある雪を強引にラッセルして進み、白谷ノ丸ピークに登り着いたことがある。雪の無い季節に来てみると、林の中を登って小ピークを越えて進む道がついていた。その先で見下ろす白谷ノ丸周辺の草地は広大で綺麗だった。道の無いこの草地の中を突き進んだのかと改めて思い知る。青空が見えてはいるが富士山は雲隠れしており、白谷ノ丸は立ち寄らずに湯の沢峠に下りる。

    やまなしの森100選、黒岳の広葉樹林


    黒岳稜線から見下ろす白谷ノ丸とその周辺の草原。膝上ほどの雪の積もる中、この草地を進んだということだ。


    湯の沢峠。すぐ下に避難小屋があり、5分ほどで水場に到着できる。

 水が足りなければここで水場に立ち寄るつもりだったが、植田さんが多量に水を担いで来てくれたおかげで十分あったため、そのまま大蔵高丸に向けて進む。緩い登りだが、前日からだいぶ歩いてきたので結構疲れる。10時、大蔵高丸到着。ほぼ予定通りの時間だが、相変わらず富士山は見えず、空には少しずつ雲が増え始めてきた。

    大蔵高丸山頂。山梨百名山3山目。


    ハマイバ丸への草地の稜線。初夏にはお花畑になる。


    もうすぐハマイバ丸。空には黒い雲が広がり出す。そして遂に・・・ゴロゴロという雷鳴が・・・。

 小休憩してハマイバ丸への稜線を進む。植生保護のためにロープが張られ、笹が刈り払われていて快適な稜線だ。しかし、しだいに空には黒い雲が広がり出し、遂にはゴロゴロという雷鳴が轟き出す。とにかく標高を下げなければ。休憩無しにハマイバ丸を越えて急ぎ足で斜面を下り、米背負い峠に向かう。しかしその途中、標高1,600mあたりで遂に雷雲につかまる。向こうに見える大谷ノ丸の上に大きな稲妻が落ちるのが見えたかと思ったら、冷たい雨と風が吹きつけるようになる。そして、見渡す空一面、稲光と雷鳴が轟きわたる。稜線上にザックを置いて笹原の低木斜面に下りて身を潜めて雷雲が通り過ぎるのを待つ。大粒の雹がザーッと降り着け、向かいの山に稲妻が2~3発落ちるのが見えた。こうなると、もうこっちに来ないでと祈るしかない。幸いにして雷雲中心部の直撃は避けられ、20分ほどで天候は回復した。

    ハマイバ丸。空はあっという間に真っ暗、雷鳴が轟き出す。


    雷雲去った後に、地面からモヤが立ち昇る。

 雷雲が通り過ぎるとあっという間に青空が広がった。温まった地面からはモヤが立ち昇った。米背負い峠までは少し下れば到着すると思っていたが想定外に長く、小ピークを2つ3つ越えてようやく到着した。スミレの花が咲き始めており、アケボノスミレ、エイザンスミレ、タチツボスミレなどの他に、またしてもヒゴスミレを見つけることができた。茅ヶ岳で見たよりもこちらのほうがたくさん咲いていた。さらに、咲き始めたばかりにオキナグサにも出会うことができた。

    アケボノスミレ


    エイザンスミレ


    ヒゴスミレ  茅ヶ岳に続いて発見。


    こちらのほうが茅ヶ岳よりたくさんあった。


    オキナグサ


   咲き始めたばかりのオキナグサ。周囲には蕾が頭を持ち上げている。

 雷雲の避難と想定していたよりも長かった距離で、1時間ほど予定時間より遅れて11時50分に米背負い峠到着した。もう目の前に大谷ノ丸が見え、あと2時間も歩けば滝子山に行けそうだ。しかし、本日は天候が不順、かつ時間制限があり、米背負い峠から沢を下って大蔵林道に下りる。かつて林道が崩落する前はこの道を歩く人も多かったが、林道が閉鎖されてからはほとんど歩く人がおらず、だいぶ荒れてしまっている。道標の看板がついてはいるが、ところどころわかりにくい場所もある。45分ほど沢伝いに下り、午後1時林道に出た。

    米背負い峠からの下山道。黄色い杭の向こうに行くと左手に明瞭な道がある。


    朽ちかけた橋を渡る。ところどころ道が壊れている。


    大蔵林道に出る。ここからが長い。

 ここからはくねくね曲がった長い林道をひたすら歩くだけだ。5~6kmくらい距離があるのではないだろうか。林道下部で本日2度目の雷雨に遭い、ヒノキ林の中で再び身をかがめて雷雲が去るのを待つ。そして午後3時、ようやく天目温泉のトンネル脇に停めた車に到着した。午後からの雨はそのまま止むことは無く、大菩薩湖の臨時駐車場に車を回収に行った頃には本降りの雨になっていた。
 かつてから行きたかった大菩薩ー小金沢連邦の縦走、全山縦走では無かったが、これで滝子山までの稜線は繋がった。雷に遭った時は生きた心地がしなかったが、無事に歩くことができ、花にも出会えて満足できる山行だった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大菩薩嶺~大蔵高丸縦走  平成24年5月5日-6日

2012年05月10日 | 山梨百名山
 いつかは縦走してやろうと思っていた大菩薩-小金沢連邦だが、日程がなかなかとれず、かつ縦走となると車1台では回収が厄介となる。今年の連休は当初八ヶ岳を考えていたが、4連休前半の天候が悪く、結構な雨が降ったため沢筋を行く八ヶ岳を変更して大菩薩連邦に行くことを連休に入ってから決めた。植田さんは最初から参戦を希望していたが、高山君は前日の4日にお誘いしたところ、突然ながら行くとのことで、3人で出かけることとなる。
 甲府市の山梨病院駐車場に8時集合し、車2台で出発する。登山口の長兵衛山荘前に10時ごろ到着したが、駐車場は全て満車で大菩薩湖の北側にある臨時駐車場に行くことになる。さらに装備のトラブル等で、駐車場を出発したのは11時になってしまう。しかし、テント持ちなので焦る必要無し。稜線の上ではどこでも寝られる。植田さんが5リットルという大量の水を持ってくれ、テントは高山君が持ってくれたため、いつもの1人テント泊に比べると今回の私の荷物は軽くて済んだ。それでもなお、カメラ・三脚関係で5kg弱の負荷は結構な重さだ。

    大菩薩湖北側の臨時駐車場。ここから長兵衛山荘までは歩いて10分ほど。


    福ちゃん荘前を通過。軽装の人ばかりの中で、我々だけ異様な重装備。

 大菩薩峠を経由したほうが傾斜が緩くて楽だが、たかが大菩薩嶺、ここは急登の唐松尾根を登る。されど大菩薩嶺、かつ重い荷物、全くピッチ上がらず、たっぷり休憩を交えながら2時間少々かかって午後1時15分にようやく雷岩に到着した。ここから山頂までは10分ほど、お昼は過ぎているが雷岩周辺はまだ人がたくさんおり、さらに続々と登って来る。若い女性の登山客がたいへん多くなったのには驚く。

    雷岩への最後の急登。お昼を過ぎて続々と下山者がやって来る。こちらの尾根を登っているのはほんの数組だけだった。


    雷岩。眺望良い広場になっており、休憩には最適。


    雷岩から見る大菩薩湖と富士山


    大菩薩嶺山頂。まずは山梨百名山1座目。

 雷岩で昼食をとり、いよいよ縦走本番が始まる。本日の幕営予定は小金沢山山頂。月光の富士山を見ながら寝ようという計画だ。3時間くらいで到着できるはずだが、この遅足で果たしていかに?? 大菩薩峠に向かって下りて行くと、途中で同じ職場の女性山仲間が登って来たのにばったり出くわす。山男ではない彼氏よりも山岳部だった彼女のほうが大きなザックを背負っているのがいかにも彼女らしかった。

    これから歩く小金沢-大蔵高丸の山並み。真ん中あたりにあるのが小金沢山、その向こうの一段低くなっているのが大蔵高丸。


    途中の岩は富士山を撮影する前景に最適。


    賽ノ河原と避難小屋。しっかりした小屋で、中は非常にきれいに清掃されていた。

 午後2時45分、大菩薩峠の介山荘に到着、ここでまたしばし休憩し、甘酒をいただく。時間が時間だけに少し急がなければならないのかもしれないが、まあ、日没までには小金沢山に到着できるはず。いざとなったら途中で幕営するか、あるいは得意の夜歩きをするだけだ。熊沢山への登りは若干きつかったが、その先は笹原の広がる眺望の良い快適な稜線歩きとなる。丸川峠から狼平あたりの笹原は広大で、昼寝でもしたらさぞかし気持ち良いことだろう。その先再び樹林帯に突入し、小金沢山への最後の登りを登り着くと視野が開け、眺望の良い小金沢山山頂に到着した。想定していたよりも早く到着でき、5時15分ごろに着いた。

    熊沢山から見る小金沢山


    丸川峠付近の広大な笹原。小金沢山と富士山が並んで見える。


    小金沢山への樹林帯の登り。若干道のわかりにくいところもある。


    小金沢山山頂


    山頂から見る夕暮れの富士山


    牛奥ノ雁ヶ腹摺山と川胡桃沢ノ頭のコルのところに富士山が見える。距離が遠く、面白い前景も無く地味な富士山に見える。

 連休を利用して私たちと同じような事を考えている人がいるようで、山頂から1段下のところに既にテントが一張設営されていた。私たちもテント設営し、夕食をとる。東の空には月が登って来ていた。本日の月は本年最も地球に接近する月で、大きく見えるので「スーパームーン」と名付けられていたが・・・いつも山上で見る月とあまり変わり映えがしない。あいにく空には雲がかかりはじめてしまい、星空は期待できなくなってしまった。夜8時まで月や東京都の明かり、甲府盆地の明かりなどを眺め撮影して寝ることにした。翌朝、もし空が晴れれば、富士山の上に立ち昇る天の川が見られるはずなのだが・・・目覚ましは午前3時にセットする。(5月6日に続く)

    東の空に昇ったスーパームーン


    スーパームーンと東京の明かり


    小金沢山山頂に設営したテントと甲府盆地の明かり


    小金沢山から見る月光富士  霞がかかって鮮明には見えてくれない。


    月光照らす立ち枯れの木々 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大菩薩嶺~小金沢山~大蔵高丸縦走

2012年05月08日 | 山梨百名山
 平成24年5月5日~6日にかけて大菩薩嶺から大蔵高丸まで縦走し、米背負い峠から天目温泉に下山しました。2日目は稜線上で雷に遭い、大変な思いをしました。

大菩薩嶺~小金沢山~大蔵高丸縦走
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする