今年の中秋の名月は月齢14の月で、すぐ上に接近した土星が居る注目の月だった。富士山剣ヶ峰の上に月を乗せてこの接近した土星と一緒に撮影しようと目論み、夕方朝霧高原に行ってみたのだが、途中の精進湖からは月が見えていたのに朝霧高原は曇っていて全く富士山が見えない。しかも小雨が降り出してしまい撮影は絶望的である。本栖湖に移動してみるがこちらも雲が多くて月も富士山も見えなそうであるが、一瞬の雲の切れ間を期待して月が昇って来るのを待ってみる。
日没後の本栖湖。雲の切れ間から一瞬の富士山と月が出るのを期待して待ってみる。
雲が明るく光っている。富士山は見えそうもない。
一瞬だけ現れた中秋の名月
雲の切れ間に現れた月
土星が居るはずだがこの雲では見えそうもない。
その後は厚い雲に覆われてしまい、撤退。
ライブカメラで富士山をチェックしてみると、河口湖や山中湖では綺麗に富士山が見えていた。おそらく雲が巻いているのは富士山西側のほうだけで、おそらく甲府まで戻れば月が見えるはずである。曽根丘陵の公園に立ち寄ってみる。
曽根丘陵風土記の丘公園。雲が出ているが月は良く見える。
遊具と中秋の名月
滑り台
前景に手ごろな木を探すが良い木が見当たらず。
土星がすぐ上に居るはずだが、写ってこない。肉眼でも確認出来ず。
露出を変えて月の紋様が消えるくらいの明るさで撮影すると右上に土星が写ってきた。
この土星をトリーミングしてみると、面白いことに土星の環が写っていた。
トリーミングした中秋の名月
期待していた富士山剣ヶ峰と中秋の名月・土星の写真は撮れなかったが、なんとか月と土星は捉えることが出来た。ここのところ天候が不順な日が続いており、なかなか狙った写真が撮れずに残念である。
中秋の名月と土星(photoshopで合成)