山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

パール紅富士 南部町石神峠 令和7年1月13日

2025年01月18日 | 月富士
 月齢14のパール富士を狙って南部町石神峠に出かけるが、この峠までは悪路の上に峠から富士山は見えない。南側の白水山に登る途中に展望地があるのだが、そこからだと月が富士山山頂から右に外れてしまう。そこで、石神峠から北側の斜面を登って植林帯の隙間で富士山が見える場所を探して狙ってみることにする。良い場所があれば良いのだが、無ければ白水山側の展望地から狙うことにする。

    石神峠。ここからは富士山は見えない。

    北側の植林帯を登って展望できる場所を探す。

    隙間はあるのだが、向こう側の木の枝が邪魔になってなかなか見つからない。

    かなり狭い視界だが、展望できる場所を発見。

    これならばなんとかなるだろう。ここからパール富士を狙う。

    富士山が赤く染まった。

    月が姿を現した。

    視界は狭かったが結構良いパール紅富士になってくれた。

    もう1台の望遠レンズのほうは木々に邪魔されずバッチリ撮れたと思う。

 撮影場所が確保できるかどうか心配だったが、なんとか植林帯の隙間から綺麗なパール紅富士を見ることが出来た。天候に恵まれたのも良かった。


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富士山頂に昇る地球照の月 令和6年12月29日

2024年12月31日 | 月富士
 目覚まし時計を早朝4時半にかけておいたのだが故障して鳴らなかったようである。偶然に目を覚ましたのは4時50分だった。急いで準備して本日の撮影予定地、数日前に撮影に良さそうな場所を下見しておいた富士川町平林に向かう。既にカメラマンの車が4~5台止まっていて準備万端のようである。月の出まであと15分ほど、急いで2台のカメラをセットする。

    夜明け前の富士山。富士山の上に輝く明るい星はさそり座のアンタレスである。

    白山岳の上に月が現れた。

    綺麗な地球照の細月が富士山の上に現れてくれた。


    もう1台の望遠レンズで捉えた富士山頂の月

    この日はアンタレスだけでなく水星も月に接近していた。富士山頂の左上に見えるのが水星。

    美しい夜明けの景色。

 目覚ましが鳴らずに少しばかり焦ったが、なんとかこの日の月齢28の細月を捉えることが出来た。少しばかり山頂に湧いた雲も良い感じだったと思う。

 富士山はスッキリと見えている。これからダイヤモンド富士の撮影に行ってみよう。


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六地蔵に昇る12月の満月コールドムーン 令和6年12月15日

2024年12月20日 | 月富士
 昨年も同じ場所でパール富士を狙っているが、富士山に残照が残る頃のパール富士は手前にある六地蔵との露出が合わず、お地蔵さまが真っ暗に写ってしまっていた。今年のパール富士は日没後15分ごろに月が現れるのでそれなりにお地蔵さまも写ってくれるのではないかと期待している。空は晴れて富士山はスッキリと見えている。期待して南部町六地蔵公園に行ってみる。

    富士残照の頃の六地蔵と富士山。カメラ内蔵フラッシュを焚いても光量が不十分だった。

    残照の富士山。綺麗な富士山が見えている。

    残照が消えて空が暗くなってきた頃に剣ヶ峰の右に月が現れた。

    少し月の現れる時間が遅かったが、綺麗なパール富士を見ることが出来た。

    木星と月が接近していたので、この画角で木星が入ってくるだろうと思ったのだが・・・

    意外と木星の位置は遠かった。

    アースシャドウ棚引く頃の六地蔵と富士山

    富士山頂に月が現れた。


    画像を補正しても手前の六地蔵は少し暗かったが狙い通りのパール富士が撮影出来た。

    月と木星が輝く六地蔵

    写真では現せないような綺麗な月を楽しむことが出来た。

 前夜から車中泊で写真を撮り歩いてきたので眠気が強かったが、六地蔵とパール富士の時間だけは目が冴えて撮影に没頭した。綺麗なコールドムーンを見ることが出来て、来て良かったと思った。


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月齢1の細月は姿を見せず 富士川町林道 令和6年11月30日

2024年12月05日 | 月富士
 この日は富士川町林道から富士山の上に現れる月齢1の極細の月が見られる日だった。早朝4時半に自宅を出発して現地に行くと、先客が1人居て既にカメラのセッティングを終えて月の出を待っていた。時間ギリギリだったので急いで2台のカメラをセットするが、富士山の山頂は雲がかかってご機嫌斜めである。さて、月の姿は見えるだろうか?

    あと10分ほどで富士時山の山頂に極細の月が現れるはずである。富士山頂に隙間が出来ることを期待するが・・・

    残念ながら雲が広がって富士山頂は隠れてしまった。

    今ごろ月が現れているはずだが・・・

    雲に阻まれて月は見えず。

    富士山の右上、雲を抜け出した極細の月がうっすらと見えているが・・・

    パソコン上で良く見ないと残念ながら見えてくれない。

    日の出が近付き雲が赤く焼ける。

    朝焼けに染まる雲

    もうすぐ富士山の中腹から朝日が現れる。この時間になると雲が晴れて山頂が姿を現した。

    少し虹色に染まった彩雲が山頂を流れて行く。

    富士山中腹から朝日が現れる。

    ダイヤにはならないが、あと数日するとこの場所からダイヤモンド富士が見られるようになる。

 期待した極細の月だったが残念ながら雲に阻まれて姿は見えなかった。雲が無ければ、おそらく髪の毛のように細い月が撮影出来たのではないかと思う。機会があれば再挑戦したい。その後の朝焼け雲や彩雲を楽しむことが出来て、それなりに良い景色が見られたと思う。これからダイヤモンド富士の撮影に何度も訪れることになるのであろう。


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月と土星が接近した中秋の名月 令和6年9月17日

2024年09月22日 | 月富士
 今年の中秋の名月は月齢14の月で、すぐ上に接近した土星が居る注目の月だった。富士山剣ヶ峰の上に月を乗せてこの接近した土星と一緒に撮影しようと目論み、夕方朝霧高原に行ってみたのだが、途中の精進湖からは月が見えていたのに朝霧高原は曇っていて全く富士山が見えない。しかも小雨が降り出してしまい撮影は絶望的である。本栖湖に移動してみるがこちらも雲が多くて月も富士山も見えなそうであるが、一瞬の雲の切れ間を期待して月が昇って来るのを待ってみる。

    日没後の本栖湖。雲の切れ間から一瞬の富士山と月が出るのを期待して待ってみる。

    雲が明るく光っている。富士山は見えそうもない。

    一瞬だけ現れた中秋の名月

    雲の切れ間に現れた月

    土星が居るはずだがこの雲では見えそうもない。

    その後は厚い雲に覆われてしまい、撤退。

 ライブカメラで富士山をチェックしてみると、河口湖や山中湖では綺麗に富士山が見えていた。おそらく雲が巻いているのは富士山西側のほうだけで、おそらく甲府まで戻れば月が見えるはずである。曽根丘陵の公園に立ち寄ってみる。

    曽根丘陵風土記の丘公園。雲が出ているが月は良く見える。

    遊具と中秋の名月

    滑り台

    前景に手ごろな木を探すが良い木が見当たらず。

    土星がすぐ上に居るはずだが、写ってこない。肉眼でも確認出来ず。

    露出を変えて月の紋様が消えるくらいの明るさで撮影すると右上に土星が写ってきた。

    この土星をトリーミングしてみると、面白いことに土星の環が写っていた。

    トリーミングした中秋の名月

 期待していた富士山剣ヶ峰と中秋の名月・土星の写真は撮れなかったが、なんとか月と土星は捉えることが出来た。ここのところ天候が不順な日が続いており、なかなか狙った写真が撮れずに残念である。

     中秋の名月と土星(photoshopで合成)


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登山道の灯とパール富士 忍野村 令和6年7月22日

2024年07月25日 | 月富士
 この季節のパール富士は登山道の光跡とともに月が撮影出来るのだが、天候と日程に恵まれずまだ撮影に成功したことは無い。この日も平日で仕事があるのだが、パール富士の時間が早朝4時なので撮影してから出勤しても十分に間に合う時間である。前日は河口湖にホテルをとって夜9時に寝て、未明2時半起床で撮影に出かける。雲が多くて富士山はスッキリとは見えてくれていないが、さて、どうなるだろうか?現地に行くと既に10人以上のカメラマンが撮影の準備をしていた。

    雲が多くて霞んでいるがなんとか富士山は見えている。パール富士は撮影出来そうである。

    月が富士山に迫るが、少し時間が早く富士山が暗く写ってしまう。

    10分ほどパール富士の時間が早かったが撮影には成功した。

    もう1台のカメラは570㎜天体望遠レンズ。フルサイズカメラに装着したら周辺にケラレが出てしまっていた。

    月が明る過ぎてゴーストも出てしまう。

    平日で登山者が少なかったためか、登山道の光跡は少なかった。

 やや霞が入っていて撮影条件は決して良いとは言えなかったが、なんとか登山道の光跡とパール富士は撮影出来た。平日で登山者が少ないことと、弾丸登山を防止するために富士吉田登山口の規制が入ったことが影響してか、光跡はあまり綺麗には写ってくれなかったのがちょっと残念だった。

    夜明け前の富士山

 日の出の前に二十曲峠に移動する。先客が2人ほど居たが、静かに撮影が楽しめた。

    雲海の広がった二十曲峠の朝富士

    朝日が当たり始める。

    久しぶりの赤富士を楽しむことが出来た。

 5時半に撤収して甲府に戻る。途中のサービスエリアで40分ほど仮眠して出勤したが、やはり眠い1日になった。かつては車中泊して撮影していたが、翌日仕事があると、もはや体力に自信が無くそのようなことは出来なくなってきた。


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棚田に昇る黄金のパール富士 富士川町平林 令和6年6月21日

2024年06月22日 | 月富士
 朝から雨が降っておりこの日は1日ダメだろうと思い、ずっと撮り貯めていた絶滅危惧種の記事を書いていた。午後になってから雨が上がり、午後4時過ぎにふと富士山のライブカメラを見てみると、まだ雲を纏っているものの富士山が姿を現しはじめていた。ウェザーニューズの衛星画像をチェックしてみるともうすぐ雲が晴れてきそうである。急いでカシミール3Dで本日のパール富士の撮影場所を調べてみると、富士川町平林あたりでパール富士になりそうである。氷室神社だとちょうど日没の頃に富士山剣ヶ峰にかかる月が見られるはずである。出発が少し遅くなってしまったが、午後5時過ぎに自宅を出発し、中部横断道を使って平林に向かう。氷室神社の手前、平林の集落は棚田でも有名な場所で、ちょっと下見してみると棚田を前景にパール富士が見られそうである。地元の方も撮影に来られている。予定変更、平林の棚田と富士山を撮ることにする。

    平林の棚田と富士山。田んぼに映るダブルパールも考えたが良い場所が見つからず。

    残照の富士山

    2台目のカメラ。月が昇って来るのは日没後5分くらいのはずである。

    3台目のカメラは望遠で月を狙う。

    富士山に巻いていた雲が次第に晴れて来た。パール富士はいただきだろう。

    アースシャドウの富士山。この季節にこれだけ綺麗に見えるのは珍しい。

    富士山頂に月が現れた。

    綺麗なパール富士を見ることが出来た。

    2台目のカメラは中望遠レンズを装着。このレンズは口径が小さくやや解像度が悪いのが難点。

    3台目は400㎜望遠レンズ。見事な黄金の月が昇って来た。

    棚田に輝く黄金の月

 本日から関東地方は梅雨入りした。この季節はパール富士を撮影するには難しい季節である。富士山ライブカメラをチェックする時間があと1時間遅れていたらこの景色を見ることは出来なかったであろう。とてもラッキーな日だったと思う。しいて言うならば、パール富士を意識し過ぎてズームをかけ過ぎて棚田の雰囲気が消えてしまったのが残念である。


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忠霊塔の三日月 新倉山公園  令和6年2月13日

2024年02月21日 | 月富士
 山中湖でダイヤモンド富士を撮影した後は新倉山公園に移動する。この日は夕空に月齢3の月が輝くはずで、忠霊塔の展望台からだとちょうど塔の上あたりで輝くはずである。午後5時半ごろに展望台に到着したかったのだが長い階段が思ったよりも難敵で、寄り道しながら歩いたら6時を過ぎてしまった。

    神社の鳥居のところから見る富士山と三日月

    中腹から見る富士山と月。木星も輝いている。

    さらに上から見る月と富士山

    忠霊塔の展望台の上に到着。地球照の月になるはずだったのだが少し時間が遅かったようだ。

    忠霊塔の上で輝く三日月

    予想していたよりも月の位置は忠霊塔から遠かった。

    月の上には木星が輝いているのだが、遠過ぎて木星を入れると空の空間が広くなって間が抜けた写真になってしまう。

    あっという間に夜がふけて富士山が暗くなってしまう。

    おおいぬ座とシリウスが昇って来ていたがライティングの明かりに霞んでしまう。

 夕空に浮かんだもう少し感動的な地球照の月になるのを期待していたのだが、月の位置が高く時間も少し遅かった。この場所で地球照の月と忠霊塔を撮影するならば11月か12月のもっと低い位置に沈む細月を狙ったほうが良さそうである。天気が良ければまた撮影に訪れてみたい。


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六地蔵に昇る月 南部町六地蔵公園  令和5年12月26日

2023年12月30日 | 月富士
 植物の散策もしてきたが、本日南部町にやって来た一番の目的が六地蔵公園から眺める夕暮れの月である。一応はパール富士になるのだが、少し右側から現れるはずだ。この近隣で撮影地を探せば富士山真ん中あたりから月が出る場所があるのかも知れないが、六地蔵とパール富士を撮影する機会はそう滅多にあるものでは無い。午後3時半に六地蔵公園に移動する。カメラマンが来るかと思ったが誰も来ず、私一人で独占である。

    南部町六地蔵公園

    六地蔵の後ろに富士山が見える。

    心配していた通り、陽が陰ってしまうとお地蔵さんの姿が写らなくなってしまう。

    いろいろ画像調整してやっとこの程度。

    想定していたよりもさらに右側から月が現れた。富士山中心部は外したが綺麗な月だった。

    紅富士と月

    富士山残照の頃からやっと六地蔵が写るようになってきた。

    六地蔵とアースシャドウに昇る月

 六地蔵が暗くなってしまうのでヘッドライトで照らすかフラッシュを焚くという手段もあっただろう。このような撮影の機会があったら試してみたいと思う。パール富士とは少し違うが、綺麗な紅富士と月とお地蔵さんを堪能して満足して帰路につく。


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細月昇る富士山 南部町佐野峠  令和5年9月13日

2023年09月17日 | 月富士
 9月13日の未明4時ごろに月齢27の細月が富士山の上に昇って来るところを南部町の佐野峠あたりから観察できるはずである。この日は仕事が午後からなので、前日に車で佐野峠の駐車場まで行って車中泊し、未明3時に起きて撮影するプランを立てた。しかし、前日の出張先は逆方向の富士吉田で、しかも午前・午後と仕事がある。3時過ぎに仕事が終わり南部町に移動するが、朝霧高原あたりで眠気が強度となり道の駅で2時間ほど仮眠する。峠に着いたのはすっかり暗くなった8時半になってしまった。

    午後9時過ぎ、林の上に天の川が立ち昇った。

    到着したばかりの頃は富士山が見えていなかったが、次第に雲が晴れてきた。

    富士山の右上に昇って来た明るい星は木星である。

    天の川がうっすらと立ち昇る。真ん中にボヤけて輝いているのはアンドロメダ大星雲。明日の朝は期待できそうである。

 天の川が富士山の上に傾いて来るであろう2時間後あたりにタイマーリモートコントローラーをセットして寝たのだが、セットを間違えたようで写真が撮れていなかった。

 目覚ましのタイマーは3時にセットしたのだが、未明2時前に同じく月の撮影にやって来た5~6人のグループが外でガヤガヤと騒いでいて目が覚めてしまう。4時間も寝ていないのでまだかなり眠いがもはや寝ていられるような状況では無く、2時半に起き出してカメラをセットする。いつもならばカメラ2台を標準的に使うのだが、EosM5とM6は現在修理中で80Dは自宅に置き忘れてきてしまった。使えるのはEosRP1台のみで、三脚2台を使って570㎜望遠は三脚にセットしておいて月が出る時間だけ使用し、その他はもう1台の三脚を使って撮影することにする。

    未明3時、富士山の右側にオリオン座と冬の大三角形が昇って来た。

    さらに富士山の右裾から明るい金星が姿を現した。

    富士山と金星

    月が姿を現した。しかし・・・心配が的中。フォーカスが甘い。

    急いでフォーカスを合わせ直す。


     なんとか剣ヶ峰に輝く月を撮影。この前のカットが欲しかったのだが焦ってうまく撮れていなかった。

    剣ヶ峰に輝く細月。焦り過ぎていまいちの写真になってしまったのは否めない。

    富士山に昇る月と金星

    地球照の月を狙ったが少し時間が早く、月が明るくなり過ぎた。

    薄明の細月と金星、そして冬の大三角形


    空が明るんできたところで撤収する。

 暗い中で望遠レンズのフォーカスを合わせるのはとても難しく、今までに何度も失敗している。今回は木星を使ってフォーカス合わせをしたのだがやはり月にはきっちりと合ってくれなかった。夕方のうちに富士山の剣ヶ峰にフォーカスを合わせておけば良いのであろうが今回は到着時間が遅くそれも出来なかった。いろいろと反省点が多かった今回の細月であった。


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スーパームーンのパール富士 鉄砲木の頭  令和5年9月1日

2023年09月02日 | 月富士
 山中湖きららで車中泊し、未明3時に目が覚めた。予想はしていたのだがきららでは霧が出てうっすらと月が見えるものの富士山は見えそうもない。車で移動してパノラマ台を越えて三国峠まで行く。パノラマ台およびそこから上の道路沿いは既にパール富士狙いのカメラマンでいっぱいである。パノラマ台あたりではまだ霧が多かったがそこを越えると富士山がスッキリと見えている。今朝の撮影予定地は三国峠から鉄砲木の頭に少し登ったあたりで、富士山の真ん中に沈むパール富士を狙う。草むらの中であるがたぶん撮影できる場所は確保できるはずである。展望の良い開けた場所は既にカメラマン数人がスタンバイしていて入れず、登山道脇の土手の上を確保してカメラをセットする。前景にススキが入って秋らしい雰囲気で撮影が出来そうである。

    撮影予定地の鉄砲木の頭中腹に到着。富士山が姿を見せている。


    スーパームーンのパール富士はバッチリ撮れそうである。


    空が明るくなり、月が富士山に迫ってきた。

    空が朝焼けで赤く染まった。

    朝焼けの空に輝くスーパームーン


    間もなく富士山に朝日が射し始め、赤富士になった。

    赤富士に迫るスーパームーン

    スーパームーンのパール赤富士  少し雲に邪魔されたが撮影に成功。

    望遠レンズで富士山山頂を捉えた画像

    トリーミングして見ると鳥居が立っているのが見える。


    パール富士が終わった後の赤富士。素晴らしいショーを見せてもらった。

 パール富士も良かったが、最も感動したのは朝焼けの空に輝いたスーパームーンだった。この季節はなかなか富士山が姿を現してくれないだけにひときわ感動したスーパームーンのパール富士だった。


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アヤメ咲く櫛形山裸山に月が昇る・・・はずだったが?  令和5年7月2日

2023年07月06日 | 月富士
 この日は月齢14の月が昇って来る日で、富士川町平林や氷室神社あたりからパール富士が狙える日だった。そちらのほうが移動が少なく撮影が楽だし、時間的にも残照の赤く染まった富士山と月が狙える好条件ではあるのだが、今回は敢えて櫛形山裸山から月と富士山とアヤメのコラボレーションを狙ってみることにした。月は日没35分ほど前の6時半ごろに富士山の左裾から現れるはずである。残照で富士山が赤く染まる頃には富士山頂を少し超えて右に寄った頃に金色の月になっている・・・という狙いである。そううまく行くものかどうか?なにせこの構図で撮影出来る機会は本日と明日のみ、明日の月は日没30分後に現れるのでもう真っ暗になっている時間である。やはり、本日がベストである。


    もうすぐ月が昇って来るはずである。


    富士山の左裾に何か白いものが見えてきた。


    月が昇って来た。しかし、雲で霞んでいてはっきりとは見えない。


    アヤメにフォーカスを合わせると月と富士山にフォーカスが合わず、霞んでしまう。


    あっという間に月は雲に吸い込まれてしまい見えなくなってしまった。


    残照で富士山が赤く染まっている。


    しかし、この時間の月は雲に隠れて姿を現さず。いちばん良い時間の月は見えなかった。


    裸山山頂から見る夕焼けの白根三山


    夜富士を見ながら下山する。


    櫛形山山頂から見る夜富士。ようやく雲から月が抜け出して輝き出した。


    月と夜景と富士山


    富士川町の夜景と富士山


    この場所からだと富士山の真上に月が現れたはずだったが、たぶんあまり良いパール富士にはならなかったであろう。


    金星輝く白根三山

 夜9時に池の茶屋に下山した。なんとか月と富士山とアヤメは見られたものの、薄雲に阻まれて月はスッキリとは見えてくれなかった。ちょっと残念な結果になってしまった。おそらくは平林や氷室神社からパール富士を狙ったとしても雲に阻まれてパール富士は不発だったであろう。見えただけでもまだ良かったかも知れない。秋になると今度はマツムシソウの大群落が広がっているはずである。タイミングが合えば、また狙ってみたいと思っている。

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先月に続いてパール富士は失敗 高下  令和5年6月3日

2023年06月09日 | 月富士
 台風2号の南岸通過に伴って大雨が降った後だったので、本日のパール富士は絶対に撮れるだろうと思って撮影地の高下に出かける。場所取りが大変ではないかと心配したのだが、パール富士の45分ほど前に到着するとカメラマンは場所を分散して5~6人居る程度だった。到着した頃には富士山周辺に少し雲が湧いているもののしっかりと見えている。先月は御殿山まで登ってパール富士を狙ったが、富士山の裏側に出た雲に阻まれて月は見えなかった。きっと今日こそは・・・。


    パール富士まではあと40分ほど。今日はいただき・・・とこの時は思った。


    もう1台のカメラをセットする。


    雲が赤く染まってきた。月が現れるまであと10分ほどだが・・・雲がだいぶ増えてきた。


    これはヤバそうな雰囲気である。


    そろそろ月が現れる頃だが・・・


    もう出ているはずである。


    シルエットくらい見えるかと思ったが何も見えず。


    今回もパール富士は撃沈。

 隣に居た東京から来られた方はかなりガッカリされていた。私は甲府なのでさほど遠いわけでは無いので、次があるさと思うのだが、遠征して何も見えないとさすがに痛いのであろう。ガソリン代が高くなったのも遠出には辛い。

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田貫湖のパール紅富士  令和5年3月6日

2023年03月11日 | 月富士
 本日は夕方月齢14の丸い月が昇って来る日である。田貫湖だと少し左にずれるがパール富士の撮影に出かけてみる。午前中は雲がかかっていてご機嫌斜めな富士山だったが、午後になると次第に雲が晴れてきた。移動する途中の本栖湖付近では富士山は雲の中だったが、田貫湖まで行ってみると雲の上に富士山が顔を出している。一旦は岬の先端部でカメラを構えたのだが、混雑しているだろうと思った湖尻の展望台は思ったほど人が居らず、そちらに移動して撮影することにした。


    田貫湖の富士山。雲が多いが富士山が見えている。


    一旦は岬の先端部でカメラを構えた。しかしこの場所は湖面が揺れてダブル富士にはならなそうである。


    湖尻の展望台を見に行ってみると、天候がいまいちだったためか思ったほど混雑していない。


    休憩ベンチの場所は富士山の眺望いまいち。


    鴨がスイスイ


    湖尻の展望台から見る富士山。湖面が揺れずこの場所からならばダブルパール富士が狙える。


    カメラを取りに岬先端部に戻り、湖尻に移動して2台のカメラをセットする。雲が出たり消えたりのハラハラな天気。


    富士山頂から少し左に外れて月が現れた。


    少しずつ富士山が紅色に染まり始めた。




    月は富士山から離れてしまったが、美しいパール紅富士が見られた。




    時として雲の中に月が隠れたが、そんなパール富士も悪く無い。


    残照ダブルパール富士

 集まったカメラマンは7~8人ほどで、平日のうえに天候がいまひとつだったことがあり少なかった。この景色を見るために日帰りで京都や愛知から来られた方たちが居り、その熱心さには頭が下がる。カメラマンが皆撤収した後もしばらくこの月を眺めていたが、やがて雲が広がって富士山も月も雲隠れしてしまった。なんとか天候が持ってくれて幸いだった。

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月と金星は現れず 山中湖  令和5年2月22日

2023年02月25日 | 月富士
 この日の夕暮れは西空で月と金星が接近し、その上に木星が輝く良い夕暮れになるはずだった。ちょうど富士吉田市に出張で出かけていて、4時過ぎに仕事が終わったので急いで山中湖に移動する。山中湖のダイヤモンド富士はもう終わってしまっているのだが、きららから出来るだけ左側に寄って撮影すれば富士山頂の上を通過して行く夕陽は撮影できるはずである。カメラ2台を担いで急いで湖畔を南に移動して撮影に取りかかるのだが、残念ながら富士山は雲に巻かれてしまっている。


    山中湖のダイヤモンド富士モドキになるはずだったのだが・・・


    太陽は輝いたものの富士山は姿を見せなかった。


    富士山が見えてくれれば、ダブルダイヤモドキになったはずである。


    雲を透かして太陽が見える。


    一瞬富士山頂が見えた頃にはもう太陽は富士山の脇に沈みかけていた。


    夕焼けの山中湖。相変わらず富士山は姿を見せず。

 一旦車の中に戻って日暮れを待つが、ますます雲が増えて富士山は姿を現しそうもない。それどころか、月と金星も全く姿を見せてくれない。少し雲が切れた7時ごろに湖畔に行ってみる。


    少し雲が切れているが富士山は相変わらず雲に巻かれているようである。


    一瞬オリオン座が見えたがカメラを構えた時にはもう半分が雲の中だった。


    見えそうで見えない富士山


    一瞬だけ見えた木星。


    木星の下の雲が明るくなっている。おそらくあそこに月と金星が居るのであろう。

 7時半過ぎまで待ってみたが富士山も月も金星も姿を現さず、撤退となる。最近は天候に恵まれない日が多く、撮影に出かけてもまともに撮れないことが続いている。そのうち良い日がやって来るのを期待して待ちたい。

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