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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

早春の花はまだ咲かず 令和7年2月25日

2025年03月05日 | 星空
 2月初旬から強い寒波が襲い、寒い日が続いたために花の開花はだいぶ遅れており、ようやく梅の蕾が膨らんで少し開花してきている。まだ咲いていないのではないかと思うのだが、渓谷沿いの花を見に行ってみる。

    2~3日暖かい日が続いているがまだ氷柱が張っている。

    渓谷沿いも一部で凍り付いている。

    セツブンソウが少し咲いているかと期待したがまだ何も生えていない。

    越野の君が咲く場所だが、こちらもまだ何も出ていない。

    まだ2週間くらい先になりそうである。

 もう1ヶ所、2週間ほど前に訪れたセツブンソウの咲く場所を再訪してみる。

    咲いてはいるが・・・

    例年たくさん咲く場所であるが・・・

    ほんの少ししか咲いていない。

    良く見てみると、花の周辺に頭を持ち上げた小さな葉が見えている。

 例年に比べると2週間以上開花が遅れているうえに、セツブンソウは花数がかなり少なそうに見える。冬の雨がほとんど降らなかった影響を受けて、今年の春の花はあまり咲かないのではないかと思う。


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韮崎市武田橋付近から見る韮崎平和観音下見 令和7年2月21日

2025年03月05日 | 星空
 韮崎観音に沈んで行く朝の丸い月は観音像がライトアップされておらず撮影は失敗に終わってしまった。ならば夕方昇って来る月を狙ってみようと、釜無川にかかる武田橋周辺を散策してみた。ちょうど韮崎市方面に午前・午後の出張があり、昼休みの移動途中で立ち寄ってみる。


    幸福の小径という散歩道があり、そこに何ヶ所か駐車場がある。

    幸福の小径の案内板。上流方向に歩くと大村美術館に至る。

    川の上流部。川に沿って遊歩道がある。

    反対側の武田橋。対岸に平和観音と韮崎市役所が見える。

    武田橋の上から見る釜無川上流域。

    八ヶ岳が見える。

    下流域の富士山の眺望

    橋の中央部から見る韮崎市役所と韮崎平和観音。心配していた通り、向こう側の山が邪魔してしまう。

    さらに対岸に近いほうからだと山が邪魔にならないが、今度は観音像が後ろ姿に近くなり顔が見えない。

    ヘリポートがあるあの場所からも観音像は見えそうだが、完全に後ろ姿になってしまうだろう。

 位置データを見てカシミール3Dを使って月の位置を見てみると、夕方昇って来る3月の丸い月は武田橋の上からだと観音像から南側に外れてしまいそうである。昇る月と観音像を撮影するには月が北側の高い位置に昇って来る11月から1月ごろでないとうまく撮影出来ないことが分かってきた。その時期まで、韮崎平和観音と丸い月の撮影はおあずけになりそうである。


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韮崎平和観音と地球照の月 令和7年1月31日

2025年02月01日 | 星空
 この日は富士吉田・大月方面への出張があり、月齢2の細月を撮影に行くのは難しいだろうと思っていた。ところが、想定外に午後4時に仕事が終わり中央道で甲府に戻れば十分に月の撮影が可能になった。当初の予定では鳳凰山地蔵岳にかかる細月を撮影に行くはずで、地図をプリントアウトし、さらにGPSに座標を登録してあった。この翌日は月齢3の月と金星が接近しており、韮崎平和観音と月・金星のコラボは2月1日に撮影に行く予定だった。しかし、天気予報では翌日の午後から天候が崩れそうで、月の観察は難しそうである。迷った末に、先日下見をしておいたばかりの韮崎平和観音に向かうことにした。撮影場所は下見してあるが月と観音像の位置が合うかどうか、行ってみないと分からない。

    月が見える時間には少し早かったので、日没の頃の平和観音と富士山を見に行ってみる。

    空が霞んでいて少し雲が出ていたために富士山も雲もほとんど焼けずに陽が沈んだ。

    韮崎駅付近のコインパーキングに車を止めて韮崎平和観音を見上げる。空に金星が輝いている。

    この場所からだと月はかなり左側に寄ってしまっている。

    急いで場所を移動し、魚民の駐車場に行く。幸いなことに駐車している車は少なかったが、電線がかなり邪魔になる。

    月の位置を見ながら撮影位置を調整し、観音像の近くに月が沈む位置でカメラを構える。

    韮崎平和観音に月が近付く。時間がちょうど良く、綺麗な地球照の細月が現れた。

    400㎜望遠レンズに切り替えて観音像の上半身を切り抜く。

    周辺の電線や電柱がうまくカット出来た。

    観音像に近付く地球照の細月

    韮崎平和観音と地球照の細月。撮りたかったのはこのカット。

    月に観音様の手が触れるような位置に月が沈んで行った。

    場所を変えて今度は金星と観音像を狙ってみる。

    金星を輝かせるためにクロスフィルターを装着してみたが、照明の灯りが目立ち過ぎていまいち。

    観音像の指先で輝く金星。星形に金星を輝かせたかったがフィルターがうまく合わず。

    400㎜望遠に変えてみたがズームが強過ぎていまいちだった。

 数日前に下見をしておいたことが幸いして想定していた地球照の月と韮崎平和観音のコラボ写真はうまく撮影出来たと思う。金星とのコラボはクロスフィルターと200㎜望遠レンズの口径が合わず、手製のフィルターも観音像と金星の両方にフォーカスを合わせるのが難しく不発に終わってしまった。もう少し使うフィルターを考えて選択する必要がありそうだ。今後は満月とのコラボも考えてみたいと思っている。


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韮崎平和観音を見上げる 令和7年1月27日

2025年01月30日 | 星空
 韮崎平和観音に月をからめて撮影するのに良い場所が無いかどうか、航空写真を使って検索していたが、やはり実際に歩いて確かめてみないとうまく行かないであろう。ちょうどそちら方面に出張があって午後4時過ぎに仕事が終わったので散策してみた。

    韮崎駅北口から見る平和観音。ライトが眩しいがズームをかければカットできそう。右上高い位置に金星が輝いている。

    北口にある居酒屋魚民。この駐車場が良いかと思っていたのだが・・・

    電線が多くて撮影にはあまり向かない。

    距離を離してオギノなどのショッピングモールの片隅。暗くて不明だが、向こうにある南アルプスの山が邪魔になるのではないかと思う。

    駅の地下道を抜けたところ。ここは良く見える。

    200㎜望遠レンズ縦位置でちょうど全体が入る大きさ。

    その近くの駐車場からも良く見える。

    道沿いから見る建物の上に立つ平和観音

    下から照らすライトだと平和観音の顔が不気味に見えてしまう。

    さらに回り込んで本町通りから見る平和観音

    ズームをかければ下の建物はカットできる。

    さらに回り込んで側面から見る

    韮崎市役所駐車場から見る平和観音だが、電線が引っかかってしまいいまいち。

    本日歩いたコースと撮影可能な場所。

 カシミール3Dに今回の座標を登録して月や星の角度を見ながら平和観音と絡めて撮影を考えているのだが、平和観音の高さと月の軌道を合わせるには実際に撮影してみないと分からないことと、ライトアップされた観音像と月や星の露出がうまく合ってくれるかどうかも分からない。課題は山積みで、これからいろいろ試して行きたいと思っている。


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夕暮れのアトラス彗星(C/2024 G3) 勝沼ぶどうの丘 令和7年1月17日

2025年01月26日 | 星空
 中央市に出張で午後まで仕事だったが、想定していたよりも早く午後4時に仕事が片付いた。高速を使って移動すればなんとか勝沼ぶどうの丘でアトラス彗星(C/2024 G3)が南アルプスに沈む時間に間に合いそうである。おそらく日没後25分ごろの5時25分ごろにその姿が捉えられるのではないだろうか。午後5時少し前に到着して急いでカメラをセットする。


    午後5時過ぎに勝沼ぶどうの丘から見る南アルプスの夕暮れ

    本日はこのあたりにアトラス彗星が沈んで行くはずである。

    そろそろ見えてくる時間のはずだが??


    この視野の中に居るはずだ。


    トリーミングしてみる。尖った偃松尾山(ハイマツオヤマ)の上に小さな白い輝きが見える。

 
    偃松尾山の右脇でもう沈みそうなアトラス彗星


    もう1台の望遠レンズの画像


    偃松尾山の右上に小さな白い光が見える。


    トリーミング画像


    ぼんやりと写ったアトラス彗星

    彗星が沈んだ後の夜景と南アルプス

    白根三山と鳳凰山


    5時25分ごろのアトラス彗星シュミレーション 推定光度-0.8等級

 なんとかうっすらと撮影は出来たが想定していた通り夕暮れの空が明る過ぎて明瞭な画像は得られなかった。加算処理でなんとかなるかと思ったが、明るさが足りずうまく行かなかった。おそらくこれがこの彗星を捉える最後の画像となるであろう。周辺を山に囲まれた山梨県からはこの彗星を捉えるには難しかった。



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なんとか写ったアトラス彗星(C/2024 G3) 令和7年1月11日

2025年01月13日 | 星空
 前日に撮影に行ったアトラス彗星(C/2024 G3)は全く写ってくれず惨敗だった。これは写らないのではないかと思っていたところ、伊豆からこの彗星を撮影した画像がアップロードされているのを目にした。日の出前40分ごろの画像なので、昨日私が撮影していた時間よりも15分ほど早い時間ということになる。本日も同じ場所から富士山の裾野に現れるはずの彗星を狙うのだが、時間は5分ほど早くなるうえに彗星の光度ももう少し明るくなっているはずである。懲りずにまた富士川町の林道を訪れるが、今回は先客が1人居て、同じくアトラス彗星を狙って静岡から来られたカメラマンだった。

    1月11日 午前6時20分のアトラス彗星。日の出30分前、推定光度-2.4等。

    水平線は明るいが昨日よりも遥かに空気が澄んでいる。

    さて、本日はアトラス彗星(C/2024 G3)が見えてくれるだろうか?

    そろそろ昇って来ている時間だが・・・?

    本日もダメか?と思ったのだが・・・


    トリーミング画像。自宅に帰ってからパソコンで良く見てみると、小さな光が写っていた。

    富士山の裾野を狙ったもう1台のカメラ。これだと居るかどうか分からない。

    しかし、トリーミングしてみると尾を引く小さな光が写っていた。

    別画像

    強トリーミング

    どこに居るのか??

    うっづらと写っているが、あっという間に夜明けの光に飲まれてしまった。

    朝焼けが富士山の上まで広がったこの時間にはもう写らない。

 朝焼けの光の中にわずかに写ってくれたが、200㎜望遠レンズでもトリーミングしないと見えないような小さな光だった。しかし、0等級の輝きを持つ水星が写らなくなった頃でもうっすらと写っているということは、それなりの光度があるということであろう。さらに、日の出の25分前ではほとんど見えないということも分かってきた。これから太陽を廻り込んで1月16日頃から今度は夕暮れの南東の空にこの彗星が姿を現す。先日下見してきた勝沼ぶどうの丘からだと日没後25分にはもう沈んでしまっていることも分かった。果たして夕空で輝くこの彗星を捉えることが出来るのかどうか?午後まで仕事が入っている日がほとんどなので、どこでどう狙うか、算段中である。


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見えなかったアトラス彗星(C/2024 G3) 令和7年1月10日

2025年01月13日 | 星空
 昨年見つかったばかりのアトラス彗星(C/2024 G3) は軌道の方向が悪く、水平線からほんのわずかしか上がって来ないために夜明けや夕方の明かりの中に入り込んでしまい撮影がかなり難しそうである。何度も通っている富士川町の林道は標高が1,100mほどあるが、そこから見てもせいぜい日の出30分前に姿を見せるかどうかといったところである。ステラナビゲータによるこの日のシュミレーションでは富士山の中腹から6時23分ごろに姿を現すはずで、日の出の約25分前になる。おそらく-1等級くらいまで明るくなっているはずなので、運が良ければ見えてくれるかも知れない。自宅を5時前に出発して富士川町の林道に向かう。

    ステラナビゲータによる1月10日朝6時25分アトラス彗星(C/2024 G3) 日の出22分前

    朝6時ごろ。水平線はかなり明るくなっている。しかも霞が多い。これは難しいだろう。

    かろうじて水星が富士山右上に見えていた。

    もうそろそろ姿を見せる時間だが??

    全く何も写ってこない。

    富士山のみを狙ったもう1台のカメラにも何も写っていない。

    トリーミングしてみたがやはりその姿は見えなかった。

    この場所からの撮影は難しいのか?あるいはさほど光度が上がっていないのか??

 霞が多くて条件が悪かったこともあるのだが、夜明けの光に飲まれてしまってもっと高いところから水平線のあたりを狙わないと難しいのではないだろうか?明日はもう少し早い時間に現れるはずなので再チャレンジしてみたい。富士山と絡めて夜明けのこの彗星を撮影出来るのは明日が最後になる。


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あまり流れなかったしぶん儀座流星群 令和7年1月3日-4日

2025年01月07日 | 星空
 今年のしぶん儀座流星群は1月4日の未明0時ごろに極大を迎える。しかし、その時間にはまだ放射点が北東の空の下で昇って来ておらず、いちばん多く飛んでくれそうなのは未明2時から明け方になるであろうと予想されている。
 仕事を終えて接近した細月と金星を眺めた後に食事会があって、予定していた通り午後8時ごろに終わった。南部町まで行けば放射点が富士山の上に昇って来るがそこまで遠出する元気は無く、通い慣れている富士川町の林道に車中泊して流星群を狙ってみることにする。9時半ごろに林道に到着し、一休みしてからカメラ3台をセットし、そのうちの1台は簡易赤道儀に載せて追尾撮影を行ってみる。

    空気が澄んで凄い星空が広がっていた。

    上が木星、左下が火星、右下がおおいぬ座シリウスで、正三角形を形成しておりその中に冬の大三角形が居る。豪華な星空である。

    こちらは簡易赤道儀に載せて30秒追尾した画像。正三角形の中を冬の天の川が貫いている。しばらく追尾したが流星は流れなかった。

    深夜0時ごろに北斗七星が北東の空に昇って来た。カメラを向けたところ流星が流れたが画角に入り切らなかった。

    0時半ごろに流れた流星。これは肉眼で確認した。

    別のカメラで撮影した同じ流星

    未明3時半ごろに流れたこの夜一番大きかった流星。車内で寝ていて見ていない。流星の下に輝く星はアルクトゥールス。

    簡易赤道儀に載せたカメラは北斗七星・うしかい座アルクトゥールス・おとめ座スピカが入るこの画角で追尾を開始。

    アルクトゥールスの上を流れた流星だが、前述のものと同じもの。

    右下に小さな流星らしきものが写っているがこれは人工衛星と思われる。

    これも人工衛星。その周辺に小さな人工衛星が多数写っている。

    富士山の上を流れた小さな流星

    同じく富士山の上を流れた流星

    薄明の空が始まった明け方5時過ぎに流れた流星

    水平線が明るくなってきた頃。ここで電池切れになっていた。

 カメラ3台で2,000カットほど撮影を行ったが、写っていた流星は10個に満たなかった。月明かりが無くて良い観察条件の日だったが、残念ながら期待していたほど流れてくれなかった。ちなみに目視したのは4個ほどで、画角に入ったのは2個だった。未明3時ごろにもう1台車がやって来て撮影を行っていたが、夜が明けて話をしてみたら知り合いのカメラマンだった。この後場所を移動して2人でダイヤモンド富士の撮影に行ってみる。


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月と金星が接近した夕暮れ 令和7年1月3日

2025年01月05日 | 星空
 昨日・本日とイオンモール甲府昭和で終日仕事があった。本日は予定していた仕事量が片付かず、30分ほど時間延長して働いたため、終わった頃にはもう暗くなっていて西の空の雲間に金星が輝いていた。その下に月齢3の細月が居るはずだが雲に隠れてまだ見えていない。モール内で買い物を済ませて外に出ると、今度は雲が晴れて綺麗な月と金星が輝いていた。

    イオンモール甲府昭和の上に輝いた月齢3の細月と金星

    月が綺麗だがその上にある金星の輝きも素晴らしい。

    月齢3の地球照の月と金星

    綺麗な月と金星を見ることが出来た。

 もう少し良い場所での撮影も考えてはいたが、この後6時半から食事会の予定が入っていてもう時間ギリギリになってしまった。この日の深夜から未明にかけてしぶん儀座流星群が極大を迎える。明日は休みなので、食事会の後はどこかに車中泊して流星群を狙ってみたいと思っている。


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地蔵岳オベリスクにかかる極細の月 令和7年1月1日

2025年01月05日 | 星空
 甲府市武田通りの交通規制は元旦の午後になれば解除されているはずである。しかし、武田通りは初詣の車で交通渋滞してとてもではないが走れない。地元の人たちが使う脇道であれば、さほど渋滞しないはずなので、午後3時を過ぎた頃に自宅を出発して北杜市須玉町に向かう。

    本日の撮影地はこの信光寺塩川禅寺

    門のところに釣鐘がある大きくて立派なお寺である。

    甲斐駒ケ岳は見えないが鳳凰山、特に地蔵岳オベリスクの眺望は抜群である。

    夕暮れの鳳凰山。そろそろ月齢1の極細の月が見えてくるはずだが・・・

    ズームをかけるとオベリスクの左上に月が見え始めている。

    もう1台の望遠レンズ。細い月がレンズ視野に入って来ていたが肉眼では見えず。

    地蔵岳オベリスクを細月が通り抜けていったが、投稿したこの画像だとほとんど見えてこない。

    地蔵岳にかかる極細の月

 今年の元旦は初日の出では無く極細の初月となった。なかなか良い景色が見られたと思う。さて、今年はどんな景色が見られるのだろうか?夏から初秋の頃の南アルプスに登ってみたいのだが、体力・気力が持つかどうか不安がある。
 翌日の月齢2の月も狙っていたのだが、仕事が終わるのが遅くなったうえに南アルプスは雲に隠れて山が見えずに不発に終わってしまった。


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あまり流れなかった1日遅れのふたご座流星群 令和6年12月14日ー15日

2024年12月18日 | 星空
 今年のふたご座流星群の極大は12月13日の深夜12時ごろがピークだったのだが、その時間の甲府の空は雲が広がって星は見えなかった。そこで空が晴れた翌日の夜に富士川町の林道に車中泊してふたご座流星群を狙ってみることにした。夜10時ごろに2台のカメラをセットしてインターバル撮影するが、満月に近い明るい月が空を照らし観察条件は非常に悪い。案の定、1時間ほど空を眺めていたが観察できた流星は3個ほどだった。撮影した画像にも流星はあまり写っていなかった。

    広角でセットした1台目のカメラ。富士山左側に流星が流れている。

    もう少し狭い角度でセットした2台目のカメラ。同じ流星が写っている。右上の明るい星はおおいぬ座シリウス。

    富士山の上を流れた小さな流星

    もっと小さな流星

    右下を流れた流星

    右上を流れた流星

    左上を流れた流星

    比較的大きな流星だったが場外

    雲の上を流れた流星

    富士山の真上に流れ落ちた流星

    未明5時ごろ、富士山の上を横に走る白い筋は国際宇宙ステーションISS

    富士山の上を飛ぶISS。20カットを比較明合成。

 13日の夜はかなりたくさんの流星が流れたらしいのだが1日遅れの14日深夜から未明にかけては残念ながらあまり流れてくれなかった。月明かりが明る過ぎたことも影響していたのだろう。今年は残念な結果に終わってしまった。


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細月と金星が接近した夕暮れ 令和6年12月5日

2024年12月11日 | 星空
 撮影に行く予定では無かったのだが、夕暮れの西の空を見るとあまりにも月と金星が綺麗だったので、手っ取り早く高いところに行ける立体駐車場に車を乗り入れて撮影を試みる。屋上まで行こうと思ったのだが屋上は閉鎖されていてその下から撮ったのだが、視界が悪いうえに下にある建物の灯りが眩し過ぎて条件がいまひとつだった。

    上空のフレアの左脇に走る白い筋は国際宇宙ステーションISS。カメラの設置が間に合わずこの1カットしか撮れなかった。

    撮影場所を少しずらしてみるが、建物の灯りが眩し過ぎる。

    地球照の細月と金星

    ライトがギリギリのところで撮影してみたがやはりフレアが大きく出てしまう。

 綺麗な月と金星だったが、やはり狙ってもう少し標高の高いところから撮影しないとうまく撮れない。ISSが月の上を飛ぶのも知っていたが、気合が足りなかったのが今回の失敗である。


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富士山左側に輝くカノープスの光跡 柳沢峠 令和6年12月1日

2024年12月06日 | 星空
 柳沢峠展望台の駐車場で車中泊し、深夜11時半に起き出して撮影を開始する。夕方カメラを設置してインターバル撮影していた1台のカメラが風で倒れてレンズを破損してしまっていたのがちょっとショックだった。南東の空高くおおいぬ座とオリオン座が昇って来ている。カノープスが現れるのは12時半ごろからのはずである。

    南東の空に昇って来たおおいぬ座と明るい恒星シリウス

    冬の大三角形の上にはシリウスよりもさらに明るい木星が輝く。

    広角レンズで捉えた冬の大三角形と木星、さらに左上には火星が輝いていて賑やかである。


    北西の空にはカシオペア座が輝いている。やや雲が出ているが空気が澄んで星の輝きは素晴らしい。

    おおいぬ座シリウスがさらに高く昇り、低空にはカノープスが現れた。

    もう1台のカメラで捉えたカノープス。低空に現れるので空が澄んでいないとなかなか見えない。

    おおいぬ座シリウスと低空のカノープス

    南中した冬の大三角形とカノープス

    縦位置で捉えた冬の大三角形とカノープス


    さらに広角で撮影するとその上に輝く木星が見える。ススキの穂がカノープスの邪魔をしてしまった。

    富士山の裾に輝くカノープス


    おおいぬ座シリウスともう沈みそうなカノープス

    カノープスは富士山中腹に静かに沈んで行った。

    シリウスとカノープスの光跡 約270コマを比較明合成

    低空に輝くカノープスの光跡 約340コマを比較明合成

 ステラナビゲーターでシュミレーションしてきた通り、柳沢峠の展望台からカノープスを捉えることが出来た。天候に恵まれたおかげで今回は肉眼でも綺麗にこの星を見ることが出来た。出来れば、もう少し標高の高い山の上からこの星を捉えたかったが、テント装備を検討して体力・気力と相談しながらまた挑戦してみたいと思っている。


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夕暮れの柳沢峠 令和6年11月30日

2024年12月06日 | 星空
 柳沢峠からハンゼノ頭あたりまで登ってテント泊を考えていたのだが、車に積んでおいたはずのバーナーがいくら探しても見つからない。前回テント泊した小楢山が寒くて辛い思いをしたばかりなのでバーナー無しで山上のテント泊は不安がある。甲府盆地の夜景と富士山の左側に現れるカノープスを見たかったのだが、今回は止めて、柳沢峠展望台に移動する。夕暮れの富士山を見に来る人たちが次々に訪れてくるが、日が暮れて人が少なくなった頃から撮影を開始する。

    雲が赤く染まった柳沢峠の夕暮れ

    右側の雲の切れ間に現れた星は金星

    刻一刻と空の色が変わって行く。

    もうすぐ沈みそうな金星

    すっかり暗くなり、人も居なくなった。展望台の1段上にもっと展望の良い場所がありそこから撮影することにする。

 時刻は午後6時を過ぎてすっかり暗くなり、展望台を訪れる人もほとんど居なくなった。この場所からもカノープスは見えるはずである。現れるのは深夜12時半ごろからのはずである。車内で一旦寝て、12時前に起きて撮影を始めることにする。


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夜景と星空を奏でに夜の小楢山へ ~カノープスは現れず~ 令和6年11月24日

2024年11月29日 | 星空
 前日の夕方にテントを担いで小楢山までやって来た。富士山の右脇から現れるカノープスという星を見に来たのだが、眠りに付く午後8時には空に雲が広がり富士山の山頂は見えなかった。深夜11時半に目が覚めてテントの外に出てみると頭の上には綺麗な星空が広がっていたが富士山は頭が雲に隠れてしまっている。さて、カノープスは姿を見せてくれるだろうか。

    深夜12時の星空。オリオン座と冬の大三角形が昇って来ているが、富士山には雲がかかっている。

    冬の大三角形の上に輝く明るい星は木星、左側に輝くのは火星である。

    12時過ぎ、東の空に月が昇り始める。

    おおぐま座シリウスが南中してこの真下の低空にカノープスが居るはずだが、雲に阻まれて見えず。

    もう1台のカメラでも残念ながら捉えられず。

    シリウスが西に傾き始め、もうそろそろカノープスが沈む頃である。

    インターバル撮影した約680コマを比較明合成。カノープスの姿は全く捉えられず。

    木の上に輝く木星と冬の大三角形

    北斗七星が昇っているがいまひとつ不明瞭


 
    左上に流星らしきものが写っている。

    もうすぐ夜明け。

    西の空に現れたアースシャドウ

    日の出

    斜面に朝日が射しこむが、未だ富士山は雲の中。

    テント撤収し、帰ろうとした頃にようやく富士山山頂が姿を見せる。

    だいぶ待ってようやくこのくらい山頂が見えてくれた。

    残念ながらカノープスは姿を見せてくれなかった小楢山

 天気予報から見てこの夜はきっとカノープスが見えると期待して出かけた小楢山であるが残念ながら終夜富士山には雲がかかってカノープスは姿を見せてくれなかった。なかなかテントを担いで夜の山に出かける勇気が湧かなかったが、担いでみると意外とザックは軽かった。寒さ対策が不十分だったことが反省であるがまだ意外と行けるのではないかという気がした。機会を見て再チャレンジできればと思う。


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