山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

八ヶ岳南麓、ピンクの翁が微笑む

2008年05月31日 | 八ヶ岳・秩父山系
 平成20年5月28日 天候曇り

 昨年6月、八ヶ岳の横岳周辺に咲くツクモグサを見に行った帰り、美濃戸の山小屋の主人に北沢の橋の辺りにホテイランが咲いていただろうと言われた。念入りに探しながら歩いたつもりだったのだが見つけられなかったという、悔しい思いをした。ちょうどその頃、私の花と蝶と虫の先生、虫林花山師匠が八ヶ岳でホテイランの撮影に成功していた。ブログにはきれいなホテイランの写真が掲載されている。そして今年、やや時期が遅くなってしまったが、5月25日(日)に一緒に花を見に行く予定を立てた。しかし、当日はあいにくの雨となり中止。場所をかなり詳細に教えていただいたので、午後の空き時間に訪れてみた。

    八ヶ岳南麓のホテイラン


    ピンクの翁が微笑む


    タチツボスミレで吸蜜するヒメギフチョウ

 秘密の場所なのだが、知っている人は知っているらしく、平日午後だというのに2組の写真撮影者とお会いした。一組はちょうど帰るところで、状況を聞くと何輪か咲いていたという。もう一組は現場で撮影をほぼ終え、休憩しているところだった。私は咲いていそうな場所を探したのだが見つけることができず、やたらに林を踏みつけるのも気が引けるので、先客者に場所を聞くと、快く3輪咲いている場所を教えてくれた。初めて見る野生のホテイラン、なんと可憐で可愛らしいことか。接写してモニターで見ると、髭を生やした翁が笑っているようなおもしろい姿をしている。あたりを探すと他に2輪、帰り際に別の林の中を探して4輪、計9輪の花に出会うことができた。その他にもたくさんの花、そしてヒメギフチョウ。八ヶ岳南麓、こんな素晴らしいところがまだ残っている。


    林の中にひっそりと咲いていたツバメオモト


    クリンソウ群落。まだ咲き始めたばかり。
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岐阜・長野県境の山、恵那山(県外の日本百名山4山目)

2008年05月29日 | 番外編
 平成20年5月18日 天候晴れ

 前日大台ヶ原を周遊し、今度は恵那山に向かうのだが、いくつか登山コースあり、当初は岐阜側のルート(たぶん、こっちがメインルート)を考えていたのだが、甲府に戻る際に遠くなるので、迷った末に長野側ルートで行くことにした。林道が途中で崩落しているらしく、登山道に入る手前でゲート閉鎖され、約2kmの林道歩きとなる。カーナビで奈良から登山口までの最短ルートを探すのだが、奈良には高速道路無く、名古屋に出るまでにかなり時間がかかる。ナビの計算上は途中から高速を使っても到着は深夜12時過ぎになりそうだ。途中から高速を飛ばして11時には長野県に入ったが、宿はとれず風呂にも入れず、登山口の駐車場に深夜12時に到着、車の中で寝ることになる。幸いこのような状況を想定して、山ショップELKの店長が車内用のマットを貸してくれ、それを敷いて寝るが、後部座席を倒してもRUSHの車内は狭く、足を伸ばしては寝れない。睡眠薬2錠飲んで眠りにつく。

    恵那山広河原登山口

 翌朝6時、ざわざわと人の声がする。他にも何台か車の到着する音は聞えていたのだが、起き上がってみると観光バスの登山ツアー客の到着、20人ほどいるだろうか。やはり日本百名山、人気のある山のようだ。昨日の眠剤がまだ残っているようで、立ち上がると雲の上を歩いているようなふわふわした感覚、荷物をできるだけ軽くして6時30分、団体客にだいぶ遅れて出発した。林道30分ほど歩いたところに登山道の看板あり、反対側に湧き水があり、そこで水を汲んで登り始める。相変わらずのフラフラ気分でピッチなど上がるわけがない、後ろから来た人たちにはことごとく追い抜かれた。途中で振り返ると赤い見慣れた赤いザックを背負った人が快調なペースで登ってきた。昨日八経ヶ岳でお会いしたHさんだ。本日木曽駒ケ岳予定だったのだが、雪が多くこちらに変更したらしい。しかし、打ち合わせもしていないのに同じ登山道を登って来るとは思いもしなかった。快速登山者のHさんのペースにはとてもついて行けないので、先に行ってもらう。

    登山道下部から恵那山を見上げる


    イワウチワの可憐な花


    バイカオウレン

 中腹のツガ林の中にはピンク色の可愛らしい花が咲いていた。イワウチワだ。山梨県にもあるらしいのだが、局所的で出会うのは難しく、私は初めてこの花を見る。「清楚、可憐」という言葉がぴったりに思う。林を抜けて笹原に入ると左側の展望が開け、細長い雪渓が残っていた。再びツガ林に突入するとその下はまだ20cmほど雪が残っていた。このあたりでようやく頭がスッキリとしてきた。山頂まであと30分といったところだろうか。Hさんが山頂で折り返して下山してきたが、山頂で1時間も待っていてくれたそうだ。申し訳ない。後にブログを見ると、登り2時間半、下り1時間半だったそうで、コースタイムより1時間ほど早い。

    雪渓残る中腹の登山道脇


    山頂直下の雪道


    山頂の神社

10時半、山頂到着。山頂には見晴台が立っており、登ってみたがこの日は雲が多くて何も見えず。昼食をとって隣りのピークにある山頂小屋を見に行ったが、ちょうど団体客が下山の準備をしているところで、この後ろにつくと下山が大変なので急いで山頂に戻り、下山開始。すっかり目が覚めたので下りは1回小休止したのみで急ぎ足に下り、登りで追い越された人たちをほとんど抜き去って下山、登山口まで1時間40分で下り、駐車場に午後1時30分到着した。甲府への帰り際、昼神温泉に立ち寄り、2日分の汗を流した。3日で日本百名山4山登山、充実した学会(?)だった。
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三重の最高峰、大台ケ原(県外の日本百名山3山目)

2008年05月26日 | 番外編
 平成20年5月17日 天候晴れ

 八経ヶ岳下山後、行者還トンネルを抜けて大台ケ原に向う。国道309号は国道とは思えない細いクネクネ道、舗装はしてあるものの、車の交差は場所を選ばないと難しい。169号に抜けると広い道となる。1時間ほどで大台ケ原の駐車場に到着、広い駐車場は車がいっぱいで、入りきれずに路肩に駐車している車もいた。空いているところを探していると運良く1台空いたのでそこに車を止めて準備する。

    大台ケ原駐車場

 午後2時、出発。人がたくさん、しかもほとんどの人が運動靴のハイキングスタイル、登山靴と山用ザックを背負っている私が少し浮いているように見えてしまう。それもそのはず、道は広くて整備が行き届き、特に日出ヶ岳周辺は木道が整備され、革靴で歩いている人もいた。山頂には大きな見晴台が立ち、完全にハイキングコースだ。三重の最高峰だけあって確かに眺望は良い。シロヤシオツツジの季節や秋の紅葉の季節にはきっとすばらしい景色が待っていることだろう。しかし、山歩きという意味で言うとこのコースでは物足りなさを感じてしまう。機会があれば、大杉谷ルートや尾鷲からのルートをじっくりと歩いてみたいものだ。

    三重県最高峰、日出ヶ岳山頂


    コケを食べる鹿。このあたりは鹿がたくさんいる。人慣れしていてあまり逃げない。

 隣りの正木嶺に移動、こちらも木道で、山頂一帯は木が枯れて完全に白骨化し、ミヤコザサの原っぱになっている。解説の看板を見ると、かつて(昭和30年代)の大台ケ原はツガと苔の生い茂る原生林だったらしい。しかし、台風による倒木や、倒木の搬出による山の乾燥化、観光化による入山者の増加、鹿の食害など、さまざまな要因により現在のような荒れ果てた姿に変貌してしまったという。現在再生に向けて様々な取り組みがなされており、保護林に金網柵を設けたり、木道やロープで人の歩く場所を制限したりというのもそういった取り組みのひとつである。

    白骨化した大台ケ原。再生へのさまざまな取り組みがなされている。

 その先の正木ヶ原には神武天皇の銅像が立っている。狩りをしているその姿は、かつて神武天皇がこのあたりで狩りをしたという意味なのだろうか。その先の林の中で道は十字路になっており、左に行くと駐車場へ、真直ぐ行くと大蛇と沢を経て駐車場に戻る周遊コース、右に行くと尾鷲道となる。このまま時間は4時、もう歩いている人もまばらだ。日没は6時半ごろなので時間は十分にあり、周遊コースを歩いてみることにする。この選択が大正解だった。大蛇は周遊コースを左に外れてやや下りながら進むのだが、蛇の頭のようにもっこりと盛り上がった岩場がある。その上からの眺望はなかなか良く、吉野の谷に切れ込む鋭く切り立った岩肌を眺めることができる。ここで終りなのかと思ったら、その先で会話している声が聞えたのでさらに進んでみると、小さな橋がありもう一つ展望台あり、さらにその先は両側が鋭く切り立った岩場があり、鎖が張られていて崖の先端まで行けるようになっていた。そこに若いカップル1組が夕暮れ近い景色を眺めていた。そこからの景色はまさに絶景、吉野谷の深い切れ込みが眼下に広がる。夕陽の沈む方向に脈々と連なる紀伊半島の山々、おそらくいちばん高いところが午前中登った八経ヶ岳だろう。大台ケ原を楽しむなら、ここからの眺望は絶対にはずせないと思う。

    大蛇。蛇の頭のようなこの岩まででコース終了と思いきや、この先に橋があり、さらにその先には断崖絶壁の展望台がある。


    大蛇の絶壁から見る風景。吉野谷に切れ込む断崖と深い谷の眺望がすばらしい。

 コースに戻り、今度はシオカラ谷への下りとなる。石がゴロゴロしてやや歩きにくい道だが、中腹は両側がシャクナゲの生い茂る道となり、見頃を迎えていた。解説看板を見ると、ツクシシャクナゲという種類だとわかる。沢にかかる吊り橋を渡り、再び登り返して大台ケ原の駐車場に戻る。時間は午後6時、前半の日出ヶ岳はちょっとシラけたが、後半のコースは存分に楽しめた。整備されたこのコース、山梨県で言うならば、西沢渓谷、山バージョンといったところだろうか。

    ツクシシャクナゲ群落


    シオカラ谷にかかる吊り橋。この先は再び登りになる。
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奈良の最高峰、八経ヶ岳(県外日本百名山2山目)

2008年05月26日 | 番外編
 平成20年5月17日 天候晴れ

 前日伊吹山を訪れた後、大阪府に入り、学会会場まで残り50kmのあたりに宿をとり寝る。当日は朝8時前に出発したが、国道1号は大渋滞、しかもカーナビ使用しているのに道を間違えまくり、結局会場到着は10時を過ぎてしまう。教育講演とランチョンセミナーを聞き、午後の総会(全体会議)は欠席させていただき、奈良の行者還トンネルに向う。昭文社地図にはトンネルの西側に駐車場とキャンプ適地があると書かれている。高速道路をできるだけ使わないルートでひたすら走り、午後5時半に行者還トンネル到着、2~3台駐車している車があり、1台はちょうど帰り支度をしているところだったので、コース状況を聞く。八経ヶ岳への道は危ない箇所は無く、3時間強かかるとの事。本日は駐車場から5分ほどの幕営適地にテントを張って早々に寝ることにした。
 翌朝は4時前に目が覚め、薄明るくなってきた早朝4時半から歩き始める15分ほど歩くと、左の林の中に赤い花が見えてくる。シャクナゲだ。奥秩父に咲くアズマシャクナゲに良く似ているが、色が濃く、花がやや小振りだ。後に大台ケ原を歩いているときにわかったのだが、これはこのあたりの山塊に咲くツクシシャクナゲという種類だった。三脚を立ててシャッターを切るが、薄暗い中なのでシャッタースピード6~8秒というスローシャッター、それでも風が無かったので良く撮れたほうだろう。さらにシロヤシオの花や美しいヒメシャラの林などを眺め、1時間半かけて尾根にたどり着く。(普通に歩けば約1時間の行程。)

    夜明け前に撮影したシャクナゲ  シャッタースピード6秒、風がなかったのでこれだけ写った。


    立派なシロヤシオツツジがたくさんある。花期には少し早かった。


    オオカメノキと弥山(みせん)  八経ヶ岳はその左手にある。


    バイケイソウがたくさん生える大峰奥駈道(おくがけみち)

中腹で日が昇り、もうすっかり明るくなっている。稜線上には大きく立派なシロヤシオツツジの木がたくさんあったが、花期にはまだ早く、咲いていたのは中腹までだった。良く整備された道で、両脇には見たことのない小さなスミレやコミヤマカタバミがたくさん咲いていた。1時間ほど傾斜のない道を歩いた後、いよいよ弥山(みせん)への急のぼりとなる。ここも整備された道がジグザグにつけられており、一部は木道の階段になっていた。世界遺産に登録されてすっかり道が整備されたと、後に弥山小屋で会った若者が話していた。8時10分、弥山到着。山頂の神社に立ち寄ってから隣の八経ヶ岳に向う。

    修行僧の銅像  このモデルになった人は誰?


    山梨では見たことのない小さなスミレがたくさん咲く。


    弥山小屋。かなり立派な山小屋。

弥山から八経ヶ岳へは片道30分ほど、一旦下ってから登り返すが、さほどきつい登りではない。途中に柵が設けられていて柵の扉を開けて中に入るのだが、これは天然記念物のオオヤマレンゲを守るために設けられた柵だ。鹿の食害にあって今ではこの柵の中の一部にしか咲かないらしい。花期は7月、当然まだ咲いていないし、どれがオオヤマレンゲの木なのかもわからなかった。八経ヶ岳山頂8時50分到着、毎度の超スローペースだ。

    弥山から見る八経ヶ岳。このあたりの林は白骨化している。


    八経ヶ岳山頂

山頂では既に5~6人の人が休憩していた。東側の展望が開け、吉野川の深い谷と大峰山系の山並が見えるはずなのだが、この日は薄雲がかかり眺望悪い。山頂で会った人のうちの一人で北海道から来られたHさん、この後にご厄介になるとは思ってもいなかった。
10分ほど休憩してHさんよりも先に下山開始、弥山でもほとんど休まずに下山するが、足の速いHさんはあっという間に私に追いつき追い越された。その直後、私はスリップして尻餅をつく。ここまでは良かったのだが、立ち上がって歩き始めようとした時に靴先に木の根がひっかかって見事に転倒。危ない転び方をしたのだが、柔道部だったことが幸いし、無意識のうちに体が回転受身をとってしまう。背負っていたザックのおかげで背中は全く痛み無く、左膝と右肘を擦りむいた程度の軽症で澄んだ。前を歩いていたHさんが気を使ってくれ、登山口まで一緒に下山してくれた。Hさんは北海道千歳市在住の方で、定年退職後、日本百名山踏破目指して今回は本州に1ヶ月ほど滞在してあちらこちらの山を巡り歩くという。退職後の方とは思えない健脚ぶりで、毎日更新しているブログを見ると登山のレベルも凄い。(勝手ながら私のページにリンクしました。)山で知り合う人たちは何ゆえにこのような超人ばかりなのか。これが縁で、翌日の恵那山も一緒に(といっても私が遥かに遅れたが)登ることになる。

    中腹のシロヤシオツツジの大木。逆行と下から撮影したので、花はいまひとつうまく写らず。


    ツクシシャクナゲ再写  濃い赤紫色が山の斜面を彩る。

以後は転倒することもなく、楽しい山の話をしながら下山、中腹のシロヤシオツツジとツクシシャクナゲを三脚立てて再写しているところでHさんとはお別れした。テント撤収し、ほぼ予定通り、12時、車に到着。山梨県外の日本百名山2山目を制覇、これから3山目、大台ケ原に向う。
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初めての山梨県以外の日本百名山、伊吹山

2008年05月24日 | 番外編
 平成20年5月15日 天候晴れ

 大阪出張の期会があり、例年ならば木曜日午前診療後、午後出発なのだが、今年は木曜・金曜と休診にさせていただいた。しかし、ちょっとしたトラブルあり、車で出発したのは結局木曜日のお昼近くになってしまう。午後のシンポジウムに間に合うようにと思ったのだが、とても間に合いそうも無い。ならば、途中にある滋賀の最高峰、伊吹山に立ち寄ろうということに。山梨県の山しかほとんど登ったことのない私は、今回が始めての山梨県外の日本百名山ということになる。

    伊吹スカイライン(有料道路)から見る伊吹山


    如来像と琵琶湖


    山頂近くから見る琵琶湖と防風柵

 カーナビをセットして伊吹スカイラインに向う。この有料道路、通行料金が3000円と割高なのにちょっと驚く。15kmほどの道のりを登り切ると、大きな駐車場があり、そこから山頂までは最短距離でわずか20分で到着してしまう。時間は既に5時を回っているが、日の入りには十分に余裕がある。そこで、右周りの40分コースを回ることにする。眼下に琵琶湖を眺めながら歩くこのコース、眺望抜群、道も広くて歩きやすい。両側にはニリンソウがたくさん咲き、中には背の高いショウジョウバカマや、紫色の鮮やかなムラサキケマンも混じっている。また、山頂の山小屋が見えるあたりには黄色の可愛らしい花、コキンバイがたくさん咲いていた。この山には、ルリトラノオやコイブキアザミ、イブキフウロなど、固有種の花がたくさんあり、機会があれば是非見てみたいし、また有料道路ではなく下の登山口から歩いて楽しんでみたいものだ。1時間ほど山を散策し、琵琶湖の向うに沈む夕陽を眺めて伊吹山を後にする。明日は学会参加、しているはずだが?

    山頂直下のお花畑と山頂小屋


    コキンバイ。キンバイソウかと思っていたが、山頂の花の解説看板を読むと、これはコキンバイらしい。キンバイソウはもう少し大型で花期は7月。


    伊吹山山頂


    山頂のニリンソウ群落。花の再生に向けてさまざまな取り組みをしている伊吹山。花の盛期ではないのに、たくさんの花が咲く。


    琵琶湖の向こうに真っ赤な夕陽が沈む。伊吹スカイライン管理人さんの話によるとこれほど赤く染まるのは珍しいという。
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削られた茅ヶ岳標柱

2008年05月18日 | 番外編
 よほど茅ヶ岳の山梨百名山標柱が気に入らない人がいるのか、セメントで固められているので抜けないものだから、今度は標柱に刻まれている「山梨百名山」の文字を削り取った人がいる。毎週のように茅ヶ岳に登っておられる、茅ヶ岳愛好家(斉藤さんと並んで茅ヶ岳の主と言っても良いかもしれない)末木さんから連絡があった。そんなに気に入らないのなら隠れていたずらするのではなくて、正々堂々と山梨県の観光資源課に意見を述べるべきではではないのか。私たちのグループは日程を調整して6月に標柱が朽ちないようにニスを塗りに行く予定を検討している。
    
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節刀ヶ岳、最短登山道を探る  平成20年5月6日

2008年05月09日 | 御坂・毛無・天子山系
  平成20年5月6日 天候晴れ

 御坂山塊深部に位置する節刀ヶ岳は、芦川や河口湖大石から大石峠を経て登るコースや、十二ヶ岳、あるいは鬼ヶ岳を経て登るコースなど、多数のルートがあるが、いずれも距離が長く、3~4時間の時間がかかるといいう難点がある。3月に河口湖大石から登った際に、入り口の看板に大石の林道を真直ぐに詰め、そこから十二ヶ岳と節刀ヶ岳のコルに至る道が書かれているのに目がとまった。昭文社の地図には書かれていないルートで、しかも看板の近くにある指道標にはそちら側のルートを示す案内はない。果たして廃道になってしまっているのか、それとも道は無いのか?興味本位もあるが、もう一つの目的は、富士山の北北西に位置する節刀ヶ岳、南の空に昇った天の川とさそり座を撮影するのに良い位置にあり、しかも十二ヶ岳から鬼ヶ岳に続く尾根が町明りを遮断してくれる、夜空の撮影には適した条件にある。テント持ちでの撮影となるだろうから、できるだけ短距離で登りたい。
 さて、大石の林道は新社Rushならば楽勝で登れそうな道だったが、前のマークⅡで林道では何度も痛い目にあっており、ここは大石峠への登山道入り口に駐車して歩くことにした。時間は10時30分、案内板に書かれているコースタイムでは林道歩き1時間半とある。そこから先の節刀ヶ岳への道は文字が剥げ落ちていて読めないが、あまり時間はかからなそうだ。林道をひたすら歩くと、1時間ほど歩いたところに左側に造林小屋らしき壊れかけた小屋があった。そのすぐ上には小川が流れ、水を汲むことができる。普通乗用車でも十分に走れそうな道が続く。随所にタラの木が目に付くが、芽は数日前に摘まれたばかりで、ほとんど残っていない。しかも、丁寧にタラの木にはほとんど全て目印のテープが巻かれていた。

    現在工事中の林道終点。


    テープの張られた登山道。道は明瞭。

歩き始めてちょうど1時間半くらいで林道終点に到着、大きなショベルカーが止まっており、砂防ダム建設工事中のようだった。その先を見ると、きちんとした登山道があった。少し進むと左右に道が分かれているように見え、川の右岸と左岸を進むコースになっているようだが、左側(右岸)の道はすぐに不明瞭になっているようだったので、右に進んで川の左岸を歩く。何の目的か良くわからないビニールテープが張られた林を進むと、しだいに道は川から離れ、傾斜を増してガレた谷の縁を歩くようになる。対岸を見ると、向こう側にも白テープが張られている場所があり、やはり道があるようだ。さらに進むと尾根の急登を歩くようになり、登りきると傾斜が緩くなり、間もなく十二ヶ岳と節刀ヶ岳のコルに到着。分岐点のカラマツには赤ペンキで大きく「大石」と書かれており、地図にはないもののきちんとした登山道らしい。途中の林の下にはハシリドコロやバイケイソウ群落(花はまだ咲いていない)、そして初めて見るウスバサイシンなどがあった。

    花はバイカオウレンだが、葉の形が違う。これはおそらく、ミツバノバイカオウレン。


    ウスバサイシン?


    エイザンスミレ。この山塊のエイザンは葉が少し細め。

 案内板にあった図では山腹をトラバースする道が書かれていたので、それを探して歩いていると、金山への登りの途中で細い道らしきものを発見、これを歩いて行くと、金山山頂を巻いただけで節刀ヶ岳へ行く道に出てしまった。戻って金山山頂を踏み、節刀ヶ岳に向う。順調に歩けば、林道の終点から節刀ヶ岳まで1時間半といったところではないだろうか。かなり早く登れるコースであることは間違いない。

    十二ヶ岳-節刀ヶ岳コルに抜ける。カラマツの木に大きなペンキサインあり。


    金山からの富士


    節刀ヶ岳山頂からの富士山。向いの稜線が町明かりを隠してくれる、星空の撮影には適した場所。


    節刀ヶ岳の富士

 寄り道したり、林の中をさまよったりしたので、山頂到着は1時50分だった。昼食にラーメンを食べてさて、下山。大石峠に向うが、もう一つ歩いてみたいコースがあった。それは、3月、大石から雪の節刀ヶ岳に登った時に歩いた林業軌道の尾根道。上方の一部しか歩いていないので、下まで降りてみたい。大石峠手前のピークを真直ぐに進まず、右に折れて尾根を下る。ところどころ急傾斜で道が無くなる場所もあるが、中腹あたりからは赤くペンキが塗られた棒と石杭マークが誘導してくれる。途中で尾根はやや右向きに進路を変え、急傾斜を真直ぐに降りる。何か所か不明瞭な場所があったものの、良く見ると木にペンキが塗られていたり、テープがついていたりで、間違うことなく進む。やがて、堰堤の上の小川に降り立ち、対岸に赤テープがついているのでそちらに進むと、今度は明らかな作業道となり、間もなく広い(軽トラックが走れそうな)道となり、朝歩いた林道に出た。きちんとした道ではないものの、林道脇道から尾根まで行ける作業道があるのだ。4時50分、無事に車到着。地図にない知らない道を歩くのが最近楽しくてしょうがない。いつ遭難することやら。


    林業作業道を下りる


    今回の行程図
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天の川流れる仙丈岳  平成20年5月4日

2008年05月09日 | 南アルプス
 平成20年5月4日 天候晴れ 

 嶺朋クラブ山行で5月連休は仙丈岳、甲斐駒ケ岳に行くこととなった。いつかは訪れてみたいと憧れていた雪の仙丈・甲斐駒、一人で行くには技術的・体力的に不安があったので同行させていただくことにした。
 4月中旬から伊那側のバスが北沢峠中腹の歌宿まで動いている。初日の5月3日は北沢峠にテント宿泊予定なので、急いで行く必要は全くなし。韮崎市役所7時半集合で、3台の車に分乗して7人で出発、仙流荘10時15分のバスに乗り約40分で歌宿に到着した。ここから6kmほどの林道歩きで北沢峠に到着するが、林道の途中は大きく崩落している場所があり、復旧工事中だった。7月までには復旧させたいようだったが、間に合うかどうか難しいところではないだろうか。2時間ほど歩き、午後1時半ごろにテント場に到着した。雪は無いだろうと予想していたテント場は、まだ30~40cmの積雪があった。

    歌宿の休憩所と鋸岳


    北沢峠のテント場。結構な雪がある。

 さて、私はどうしても星空の北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳の写真を撮りたいので、会のテントを設営後、一人テントを担いで小仙丈岳に向かった。明日は4連休中で最も好天が予想され、未明のきれいな星空が期待できそうだ。山が呼んでいる、そんな気がした。午後2時、北沢峠出発。登り初めから雪が緩く、足をとられる。ちょうど下山してきた人に会ったが、腰のあたりまではまる場所があり、5合目までで引き返してきたという。踏み跡も少なく、果たしてたどり着けるのか?2合目を過ぎたあたりから傾斜がきつくなり始め、3合目からは夏のルートとは違う、尾根を直登する急登となる。雪が深く、痩せ尾根もあり、落ちたらかなり痛そうだ。3合目と4合目あたりで数人のパーティーと出会ったが、皆同様にここから先が大変だという。確かに4合から5合の登りはきつかった。気温が上がったために雪が緩み、どこを踏んでも足をとられる。5合目の大滝の頭に到着したのは6時になってしまった。テントを張る予定の小仙丈岳には何時に到着することやら。
 5合目から先も急登りはあるものの、樹林帯を抜けたあたりからはむしろ歩きやすくなった。ハイマツ帯に入ったあたりで何やらグエッ、グエッというカエルのような鳴き声が聞える。登って行くと、右手のハイマツがガサガサと揺れている。近付いて見ると、つがいの雷鳥がお尻をこっちに向けて首をかしげてこっちの様子を伺っていた。腹の部分がまだ白い雷鳥のお出迎えに感激する。さらに雪に足をとられつつも奮闘して登り、午後8時20分、ようやく小仙丈岳に到着した。
    
      夕暮れ迫る頃に雷鳥に出会う。


    天の川とさそり座

 風が少し吹き、白いガスが流れる小仙丈岳だったが、時折ガスの切れ間から伊那の明りや星空が見える。仙丈岳右側(西側)には沈みかけたオリオン座があり、ひときわ明るいおおいぬ座のシリウスが輝いていた。しかし、山の頂は雲におおわれて写真にはならず、一旦テントの中にもぐり込み食事と休憩をとる。深夜12時を回った頃、ガスが飛び、満天の星空が見え始める。北岳の上にはさそり座が登り、富士山の上にはひときわ明るい木星が昇りはじめ、甲斐駒ケ岳の空高く白鳥座が輝く。苦労して登って来た甲斐があった。星空の撮影には絶好の条件、あとは果たして写ってくれるかどうか。だいぶ星空撮影の感触がわかってきたが、まだ技術とレンズの問題が大きい。Iso感度とシャッター開放時間を変えながら何枚も撮影し、モニターで確認。まずまずの写真が撮れたように思う。1時間ほど撮影したところでまたガスが湧き始め、一旦テントの中に戻る。

    北岳と富士の上に木星が昇る

    
      甲斐駒ケ岳の上に羽ばたく白鳥座

 3時を回った頃、再び雲が晴れて星空が見え出した。垂直に昇っていたさそり座は仙丈岳の方向に寝そべるように傾いている。さそりの尻尾のところにはひときわ大きな天の川が流れる。まさに今回私が狙っていた景色、小仙丈カールとさそり座をフレーム内に収めてシャッターを切る。さらに4時近くの薄明の時間になると、この時間帯の空は濃い青色に写る、撮影には絶好の時間帯となる。狙い通りの風景となる。

    薄明の仙丈岳と天の川


    伊那の明かり

 5時、陽が昇り始める。この頃には北岳や甲斐駒ケ岳の山頂に雲がかかりはじめ、6時前にはもう山頂は雲隠れしてしまった。きれいな日の出は見ることができたが、朝日に焼ける山肌や朝焼けの富士山はいまひとつだった。

    日の出


    夜明けの北岳と富士  あまり焼けずに陽が昇ってしまう。


    雲湧き上がる甲斐駒ケ岳  朝6時にはもう山頂は雲の中だった。

テントで食事をとっていると、6時半にはもう登ってきた人がいた。北沢峠を早朝4時に出発し、写真を撮りに来たそうだが、富士山はもう雲隠れしていた。7時、仙丈岳山頂向けて出発、1時間くらいで着くだろうと思っていたが大きな間違い、その先も雪が深くて足をとられまくる。しかも徹夜で写真撮影していたので、ヘロヘロ状態だ。2時間近くかかってようやく山頂に到着した。記念撮影を済ませてテントに戻るが、10時ごろからは続々と登山者が登ってくる。小仙丈岳の近くでは私の山岳会のメンバーとすれ違い、さらに小仙丈岳山頂近くでは1日遅れて参加した同じ会の深沢君ともすれ違った。10時半、テント到着。たくさんの登山客が休憩しており、テントが邪魔になって申し訳なかった。即効でテント撤収、パンを食べて11時下山開始。さっさと降りる、というわけにはいかず、ズルズルの雪に何度も足をとられながら下る。5合目から下の急斜面はやはりかなりまいった。荷物と体重が重いこともあるのだが、階段状の踏み跡を踏むたびに踏み跡がくずれて、何度となく足が雪にはまりこむ。しかも、右膝の古傷が痛み出してきた。徹夜の疲れも相まってヘトヘトになりながら、午後2時、ようやくテント場到着。自分のテントを設営し終えた頃に会のメンバーたちが到着しはじめる。

    早春の仙丈岳

 会の女性メンバーたちに夕食をつくってもらってご馳走になり、持って行ったビールやウィスキーを飲んですっかりほろ酔い気分、6時過ぎには早々に自分のテントにもぐり込んで眠る。翌日は甲斐駒ケ岳に連れて行ってもらう予定だったのだが、右膝の痛みと疲れがひどく、一緒に歩けそうになかったのでリタイア。翌朝歌宿10時15分のバスに乗り、帰ってきた。雪の甲斐駒ケ岳は来年まで持ち越しだ。
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棚ノ入山から二十六夜山へ、スミレを探して歩く

2008年05月02日 | 丹沢・道志山系
 平成20年4月29日 天候晴れ

 田中澄江の著書、「新・日本花の百名山」の紹介記事を昨年の山渓雑誌で見たところ、その中に二十六夜山・山梨県・ヒゴスミレという記載があるのが目にとまった。ヒゴスミレはエイザンスミレの近似種で、やや高山にあるといわれており、私はまだ見たことがない。標高1000mにも満たない二十六夜山(ちなみに都留にも同じ名前の山がある)に、果たしてそんなスミレがあるのだろうか、あったとしても果たして探し当てることができるかどうか?以前に登ったアオゲラの森キャンプ場からのコースでは物足りないので、今回は無生野からタンノイリ沢沿いの林道を歩き棚ノ入山に至るコース、昭文社の地図では点線になっているルートを歩いてみることにした。
 
    タンノイリ沢。人家の横を通る。

 9時に自宅出発し、秋山村の浜沢に車を止める。歩き始めは10時20分、車道を20分ほど歩いて無生野からタンノイリ沢林道に入る。人家のあるあたりは舗装されているが、人家が切れたあたりから砂利道となる。良い道で、普通乗用車での通行にも問題なさそうだ。林道を30分ほど歩くと左に東俣林道を分け、林道終点に到着する。ここから川の右岸沿いの細い道となり、10分ほど歩くと左手に丸太を束ねて造った橋がかかっており、左岸には赤鞍ヶ岳の小さな看板が掲げられている。橋の右側は崩落していて歩きにくいので、沢の中を歩いて対岸に渡るが、水量は少なく全く足を濡らさずに徒渉できた。ここから先は傾斜がきつくなるが、道は明瞭だった。ほどなく、尾根道と沢沿いの道の分岐らしき場所があり、私は沢沿いのコースに進んだがこれが間違いだったらしい。途中までは細い道があったが、滝の横を通過したあたりから道が不明瞭となり、ついには無くなってしまう。あるのは獣道のみ、戻っても20分とかからないだろうが、谷の右側にヒノキの植樹帯があり、急登ながら木の幹と根っこにつかまりながら登れそうだったので、そこを尾根まで直登する。標高差で50m以上は登っただろうか、辿り着いた尾根には・・・登山道と言えるような明瞭な道はなし。しかし、何となく細い道らしきものがあり、細木の枝をかき分けながら上に向かって進むと、スギ・ヒノキの樹林帯となり、しだいに林業作業跡らしきはっきりした踏み跡が見えてきた。そしてその先の尾根まで行くと、そこには明らかな登山道があった。こんな広くて立派な道をどうやったら間違えるのか?と首をかしげるような道。ここから急登りを30分ほど登ると棚ノ入山に出た。登りながらお目当てのスミレを探しながら歩くが、それらしいスミレはなし。ただ、ナガバノスミレサイシンという初めて見るスミレは林の中でたくさん出会うことができた。
 
    林道の脇に咲いていたケマルバスミレ。葉に細かい毛が生えている。

 
    アカネスミレ(?) ニオイタチツボスミレかもしれないが、葉の形はアカネ。

 
    沢にかかる丸太橋と対岸の赤鞍ヶ岳看板

 
    タンノイリ沢上流の滝。このあたりで道は消失してしまう。

 棚ノ入山の南側(道志側)斜面はきれいに伐採されており、向かいの赤鞍ヶ岳の山々が間近に見える。日当たりの良い斜面には一面にタチツボスミレの大群落が見られた。例のスミレの姿は無く、近似種のエイザンスミレすら見当たらない。小休憩後、二十六夜山を目指す。急下りとなり、二十六夜山が見えてくるが、ずいぶん遠くにあるように感じる。1時間ほど歩いたあたりで三叉路に出たが、ここの看板がわかりにくく、二十六夜山と書いてある方向に真直ぐに進むとどんどん山から離れて下っていってしまう。戻って左側(秋山村側)に行く道を進むと、ほどなく二十六夜山の看板があった。その道を進むと、三日月峠の立派な道標があり、そのまま真直ぐ二十六夜山に向かって進むと、小ピークを巻いて稜線に抜け、ほどなく二十六夜塔に到着した。このあたりにもヒゴスミレは見当たらず、ピンク色の鮮やかなアケボノスミレがあちらこちらに咲いていた。二十六夜山山頂に行き、遅い食事をとる。時間は午後2時30分。
 
    棚ノ入山のタチツボスミレ群落。南側斜面は伐採され、大群落がある。

 
    ナガバノスミレサイシン。この花は林の中を好んで咲く。

 
    濃いピンク色が鮮やかなアケボノスミレ。武田の杜西側編でも登場。

 
    フモトスミレ。小さくて可愛らしい花。

 
    二十六夜山のシンボル、二十六夜塔。

 
    二十六夜山山頂。林の中の静かな山頂。

 あとはアオゲラの森キャンプ場に向かって下るのみ、どうも目当てのスミレは空振りになりそうだ。地面のスミレを探しながら歩くと、またもや見たことのない白花の可愛らしいスミレ発見、これはフモトスミレだった。他にもチゴユリやヒトリシズカなどの春の花がたくさん咲いていた。約1時間でキャンプ場到着、ここにもタチツボスミレの群落があった。そしてキャンプ場下の道沿いにはフデリンドウも咲いていた。さらに見慣れない白いスミレが数株、ヒカゲスミレと思われる。16時15分、車に到着、道なき道を歩いたので、足がだいぶ疲れた。出会った人は棚ノ入山で中年夫婦1組のみ。ヒゴスミレは見つからなかったものの、他の花にたくさん出会えた、ちょっと危ない山歩きだった。
 
    ヒカゲスミレ。アオゲラの森キャンプ場の下に咲いていた。


  今回の行程図。無生野から棚ノ入山は昭文社地図では点線になっているが、ルートはある。私のように道を間違えないように注意!
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