山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

月と火星が接近した夕暮れ、パール富士なるか? 朝霧高原 令和2年10月29日

2020年10月30日 | 月富士
 10月29日と30日の2日間、月齢13、14の明るい月と明るい火星が接近する。狙うは月と火星が接近したパール富士であるが両方を一緒に撮るには日没後の時間帯が問題である。富士山残照の時間帯の月を狙うと火星は写らないし、かといって日没後30分以上過ぎた月だと今度は月明かりに火星が負けてしまう。両方が写りそうな日没後20分くらいの時間に富士山頂に月が現れる場所を計算して朝霧高原に向かう。しかし、富士山はきわめてご機嫌斜めである。時折姿を現すもののほとんど雲の中に隠れている。これで撮れるのかどうか?30分前に現地に到着すると同じようなことを考えているカメラマンが3人ほど撮影準備をしていた。


    月の出の直前まで雲が多くて富士山は見えなかったが、突然月が見え始めた。カメラを構えたのは剣ヶ峰に月が昇る位置。


    200㎜望遠の画角で火星がギリギリ入るだろうと思っていたのだが、APS-Cサイズだと入り切らないことが分かった。


    こちらは570㎜望遠で捉えた剣ヶ峰のシルエットムーン。もう少し左寄りで良かった。


    200㎜望遠。富士山は半分雲で隠れている。


    やっと見え始めた頃には月はもう剣ヶ峰から離れている。


    月と剣ヶ峰


    さて、こちらが月と火星が入る画角で撮影した画像。


    雲に隠れて半分は諦めていたが・・・


    霞んではいるものの富士山が姿を現した。火星も写っている。


    富士山に輝く月と火星。なんとか撮れたが霞が多くてスッキリした画像にはならなかった。


    その後は再び雲の中。


    本栖湖に立ち寄る。月と火星が雲に隠れたが富士山山頂は一応見えている。

 この天候の中で月と火星と富士山が見えただけでも奇跡に近かったのではないかと思う。明日は火星が月の右上に位置するようになり、月の昇って来る時間はさらに遅い時間になる。どう撮るかは検討してあるのだが、おそらく天候がいまいちであろう。



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地球に接近した明るい火星と富士山 朝霧高原もちや付近

2020年10月28日 | 月富士
 火星が地球に接近したのは10月上旬であるが、空模様がいまひとつとタイミングが合わず、ダイヤモンド火星富士は撮れずに10月下旬になってしまった。東の空から火星が昇って来る時間は次第に早くなり、日没を過ぎて星が見え出す頃にはもう高い位置まで昇り始めている。あと2週間も過ぎれば富士山の直上で輝く火星の撮影は困難になってしまうであろう。空が晴れたこの機会を逃すわけには行かない。しかし、時間的に間に合うかどうか?それと肝心の星撮り用望遠レンズと手製フィルターを持って来ていないことにも気付いた。まあ、なんとかなるだろう。


    朝霧高原もちや付近に到着するとちょうど火星が山頂に姿を現したところだった。急いで1台目のカメラをセットする。


    富士山頂に昇る火星。現在の光度は-2.5等級くらいで、日没30分後くらいの薄明るい空でも十分に見える。


    もう1台、200㎜望遠ズームをセット。口径の広いほうのレンズは持って来ていないので解像度がいまいち。


    特殊フィルターで8角形に光らせたかったがそれも不能。だが、撮れただけ良かったとしよう。

 パール富士の時には大混雑のもちや付近だが、この火星を狙っている人など誰も居ない。時間ギリギリであわただしかったが、静かに星と向き合うことが出来た。

 半月を過ぎた頃の月が輝いているので、今度はその月と火星を入れて撮影するため、精進湖の湖畔に立ち寄る。


    精進湖のダブル富士と月と火星。広角レンズでうまく収まった。


    右手には木星と土星が輝く。


    月をカットしてみるが完全にはカットできず。


    静かな湖面に映るダブル月光富士


    やはりこの位置が本日はいちばん落ち着いている。

 何人か湖畔に撮影にやって来ているカメラマンが居た。風が無く穏やかな湖面で、静寂なダブル富士を楽しむことが出来た。

 次の10月31日の満月は10月2度目の満月となりブルームーンという特別な名前が付けられている。その前日と前々日に月と火星が接近して昇って来る。この接近した月と火星をいかに撮るか、検討中である。天気が晴れてくれることを願う。
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山中湖ダイヤモンド富士の季節到来 令和2年10月25日

2020年10月28日 | ダイヤモンド富士
 山中湖平野にあるきららの周辺でダイヤモンド富士の撮影が可能となるシーズンがやって来た。丹沢の探索は午後3時ごろに切り上げて山中湖に向かう。道志道は東京方面に向かう車の渋滞が既に始まっていたが山中湖方面はスムーズに走れる。ダイヤの時間は確か午後4時ごろだったと思うが正確には見ていない。きららの駐車場に到着すると路上にあふれんばかりの車が止まっている。駐車場の中にもまだ止めるスペースが空いているが駐車料金を節約しようという人たちなのだろうか。本日は富士山に向かって左寄りのポジションのはずだが、三脚をカメラを担いで現地に行くと既にあふれんばかりのカメラマンである。良さそうな場所は既に満席、カメラマンが少し入ってしまうがなんとか撮影出来そうな場所にカメラを構える。


    なんとか間に合ったが既に人がいっぱいで良いポジション無し。カメラマンが入ってしまうがまあ良しとしよう。


    カメラマンをギリギリでカットしてダイヤを待つ。


    ふと右側を見ればさっき居た人が居なくなってスペースが空いていた。移動してカメラを構え直す。


    湖面が揺れてダブルダイヤにはならないがこれだけ晴れていれば上等。


    山中湖のダイヤモンド富士


    同上 湖面に映る山頂部分が切れてしまった。


    あっという間に終わり。

 大勢のカメラマンたちはこれから夕焼けに染まる空を待っているのだろう。あまり引き上げる人は居ない。私は速攻で切り上げて次の場所に向かう。滅多にこんな青空の日は来ないので、ずっと狙っている富士山の上に登って来る火星を撮るために朝霧高原に移動である。しかし・・・厳冬のいてつく寒さの中で撮るダイヤと違って緊張感の無いダイヤである。一生懸命撮っているカメラマンには申し訳ないがあまり面白く無い。

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丹沢山系山梨県側の渓谷を探索(後編)  令和2年10月25日

2020年10月27日 | 渓谷
 道志の湯の脇を通る林道を、途中の渓谷を探索しつつ奥までやって来た。車止めの手前に駐車スペースがありそこで車を止める。的様を過ぎたあたりからダートの悪路となり普通車で走るのは難しい道になる。私のRV車でも道が深くえぐれていて通過するのに緊張する場所があった。あまりお勧めできる林道では無く、出会うのはRV車かオフロードバイクの人たちくらいである。

 さて、林道の一番奥まで来るともう沢は源頭に近く、ほとんど枯れていて水は流れていない。標高は1,000mくらいである。大界木山の尾根の裾を巻く枯れた沢に入ってみる。


    幅広い沢だが水は流れていない枯れ沢である。何となく道っぽいのがある。


    右岸から水が流れ込んでいる。少しだけ水流が出てきた。


    ここで本日初めてのイノデに出会う。


    しかしこれは探しているヤシャイノデでは無い。


    別株。どうやらイワシロイノデのようである。そう簡単に見つかる代物では無い。


    だいぶ急になってきた。もう少し登ってみる。


    登れないことも無さそうな気はするが、こんな感じの乾いた谷にはおそらく探し物は無いであろう。ここまでで撤退。


    ゲートを越えて先に進むと案内板があった。ここが鳥ノ胸山の裏側の登山口だ。標高差はあまり無いがルートは長そうである。


    岩壁に生えていたリンドウ


    リンドウ


    キッコウハグマがたくさん生えていたがもう終わっていた。


    咲き残りのキッコウハグマの花

 ゲートを越えて先に進むとピークを越えてその先は下りになっていた。GPSに林道の軌道は出て来ないがおそらく菰釣山のほうに行く林道に合流するのであろう。本日はここまでで撤退である。渓谷の様子を見る限りではこちら側には目的のシダは無さそうに思える。本丸の大室山側面を流れる急峻な渓谷を探索しなければならないのであろう。前途多難である。

 後に少しばかり耳にした情報だと、道志村でヤシャイノデが確認されたのは2,005年のことだそうである。もう10年以上経っており、まだあるかどうかは分からない。5~6年前にスルガジョウロウホトトギスの探索を行った時と状況が良く似ており、川の名前は分かっているが有るか無いか分からないものを根気良く探すということになるのであろう。探索はまだ始まったばかりである。
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丹沢山系山梨県側の渓谷を探索(前編)  令和2年10月25日

2020年10月27日 | 渓谷
 丹沢山系の神奈川県側では存在が知られているが山梨県側にもあるらしいヤシャイノデという珍しいシダがある。ネットで調べると道志村にあるらしいという情報はあるがどこかは全く分からない。たぶんどこかにあるのだろうが、あるとすれば渓谷の中の可能性が高い。いちばん大きな山が大室山であるが、まずは下見で林道を奥まで車で走ってみて、渓谷の様子を下調べしてきたいと思う。今回は道志の湯の脇を走る林道をいちばん奥まで行ってみたい。


    道志の湯の脇を走る林道を行くと、耳にしたことはある的様(まとさま)があった。


    遊歩道を下に下りてみる。


    これが的様の滝だろう。確か川底に弓の的のような円形の模様が見えるはずだが、どこだか分からない。


    岩壁に生えていたのはヤマイタチシダ。滝から吹く風で揺れる。


    ここにあったのはオオハナワラビだった。

 さらに車を奥まで進め、ところどころに現れるシダの生えた岩壁を調べながら進むが目ぼしいシダは見つからない。ブナの森キャンプ場を過ぎたところで車を止めて渓谷に下りてみる。


    下に平らな広場があり、たき火をしたような跡があった。ここもキャンプ場の一部なのだろう。


    清涼な沢の流れ。水が澄んでいる。対岸にあるテープは何?


    植林帯のテープに沿って奥に進んでみる。


    これは畔ヶ丸方面に行ける登山道だった。ほとんど歩かれている様子は無く、GPS上にはルートが出て来ない。


    渓谷沿いには道があったので進んでみる。


    流れは穏やか。苔の生えた美しい渓谷が続いている。


    たぶんこれはツルシロカネソウの葉。


    小さな二段滝


    滝の脇にはオウレンシダ


    登れそうだが・・・ザックも何も持たずに空身で来たのでここまでで折り返す。


    戻ると右岸に赤テープがあったのでそちらの沢に入ってみる。


    イワタバコが付着した岩


    渓谷は荒れている。赤テープはこのあたりから尾根に登るように誘導しているが無視して沢を進む。


    水量はあまり多く無い。


    水量が減り渓谷はだいぶ狭くなってきた。登れそうだがここまでにして尾根に登り上げる。


    尾根にはしっかりと道があった。道を確認したところで戻る。


    手前にあった小ピークに登ってみると、ひのき前頭という山名が付いていたのにはちょっと驚いた。


    向こうに見えるのはたぶん鳥ノ胸山だろう。


    道を引き返して来たら案内板があった。川沿いを歩いたので見落としたようである。


    右が畔ヶ丸コース、左が先ほどのひのき前頭コース。周回できるようだが、まともな道では無いように思う。

 綺麗な渓谷で、GPSの地形から見て渓谷の傾斜はあまりきつくはなく、尾根まで登り付けそうな感じがする。尾根にエスケープすればあまり使われてはいないがルートがあるということであろう。美しい渓谷ではあるがしかし、目的のヤシャイノデが生育して居そうな感じは無い。

 さらに林道を奥まで行ってみよう。(後編に続く)


    


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青々と葉を展開するヒメウラジロ 令和2年10月24日

2020年10月26日 | シダの仲間
 本日3ヶ所目の訪問地である。山中湖のダイヤモンド富士が撮影できる季節となり、冠雪した富士山もなかなか美しい。しかしスマホのライブカメラで見てみると富士山は雲隠れしている。本日は当初の予定だった道志村・山中湖方面に行くのは止めて、今年1月・3月・6月と3度訪問しているが元気に葉を展開しているところをまだ見ていないヒメウラジロを見に行ってみる。冬になると乾燥から身を守るために葉を丸めてしまうヒメウラジロはまだ大丈夫なはずである。


    どっさりのハキダメギク。いつも見ているのは小さな個体ばかりだがこんなに大きくなる。


    石垣の隙間から生えているイヌシダ


    そしてこれが目的のヒメウラジロ


    たくさん生えている。しかも青々とした葉を展開している。


    こんなにたくさん、凄い。


    4度目にしていちばん良い状態のこのシダを見ることが出来た。


    昨年の丸まった葉はそのまま枯れたようである。


    名前の通り裏側は真っ白。


    葉の辺縁に胞子嚢を付ける。


    青々とした元気なヒメウラジロ。


    やがて雲が晴れて富士山が姿を見せてくれた。


    しかしやはり富士山と一緒にこのシダを撮影するのは難しい。しかし、これだけ撮れれば上出来である。


    トラノオシダかと思ったがちょっと違う。


    円形ソーラスが葉の辺縁寄りに付着しており、これはオウレンシダのようだ。


    トキワトラノオ。このシダも青々として光沢を放っており元気である。


    裏側にはこれでもかというくらいの山盛りソーラスが付着。


    石垣の上から見下ろすトキワトラノオ


    同じくヒメウラジロ


    もう日没である。

 本日はあまり歩かなかったが、初めて見るシダや状態の良いヒメウラジロなど、良いものをたくさん見ることが出来た。運動不足だったことを除けば、本日はとても有意義な1日だった。

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やっと見つかったフユノハナワラビ、センブリもどっさり 令和2年10月24日

2020年10月26日 | 里に咲く花
 丹沢まで行くには少しばかり微妙な時間になってきた。忍野を散策するならば一緒に山中湖のダイヤモンド富士だろうが富士山はご機嫌斜めのようである。さて、どうするか?そういえばシダの師匠がフユノハナワラビが某中学校の桜の木の周辺にたくさん生えていると言っていたのを思い出した。行き先変更、桜の木のある公園に行ってみることにしよう。


    桜の木が植えてある公園に行ってみる。


    リンドウがたくさん咲いていた。


    シラヤマギク


    ノコンギク


    リュウノウギク


    ヤクシソウ


    咲き残りのネジバナ


    そして見ごろを迎えていたのがこの花。


    センブリ


    結構たくさんある。


    別の場所のもどっさりと


    まだまだたくさん


    まだまだおかわり


    ご馳走様でした。腹いっぱい見たセンブリ。


    そしてまさか、こんなにあっさりと出会えるとは思わなかったこのシダ。


    かなりたくさんある。


    今度こそ本物、フユノハナワラビ。


    フユノハナワラビの葉。辺縁の切れ込みが浅く先端部が尖らない。オオハナワラビのような光沢が無くアカハナワラビのように白いまだら模様が無い。

 昨年から探していたが見つかったのはオオハナワラビばかりだった。今度こそ本物のフユノハナワラビである。胞子嚢が成熟するのはオオハナワラビよりも少し早目でこの時期が最も見ごろとなる。師匠に教えていただいた場所では無いが、偶然に別の場所の桜の木の周辺を探したら見つかった。このシダは桜の木とは相性が良いのかも知れない。

 しかし、本当に凄い掘り出し物はこのシダである。


    葉の先に胞子穂が伸びている。これは!!


    ヒロハハナヤスリに似ているがちょっと違う。


    葉が柄を抱き込まず葉柄が付いている。



    これはコヒロハハナヤスリだ。

 ヒロハハナヤスリは5月に芽吹いて胞子穂を出し、6月にはもう枯れてしまう。一方のこのコヒロハハナヤスリは同じ頃に芽吹くようだが秋に枯れると図鑑には書かれている。山梨県にもあるようだがまだ確認はされていなかった珍しいシダである。数日後に師匠をご案内して見ていただき、コヒロハハナヤスリであることを確認した。もうすぐ枯れてしまいそうであるが、ヒロハハナヤスリとはだいぶ生活史が違うようで、来年からいつ出ていつ胞子穂を出して枯れた行くのか、観察して行く必要がありそうである。新発見で、見つけた時には心臓がときめいた。
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山梨県の絶滅危惧のシダ類一覧

2020年10月26日 | シダ類
2018年版山梨県レッドデータブックに登録されている絶滅危惧のシダ類は以下の通りである。

山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR)

 ヒメスギラン(ヒカゲノカズラ科) (2005山梨県CR 環境省-)
 チシマヒカゲノカズラ(ヒカゲノカズラ科) (2005山梨県CR 環境省EN)
 スギラン(ヒカゲノカズラ科) (2005山梨県CR 環境省VU)
 マツバラン(マツバラン科) (2005山梨県EW 環境省NT)
 ミヤマハナワラビ(ハナヤスリ科) (2005山梨県DD 環境省CR)
 オオアカウキクサ(サンショウモ科) (2005山梨県CR 環境省EN)
 デンジソウ(デンジソウ科) (2005山梨県CR 環境省VU)
 タキミシダ(イノモトソウ科) (2005山梨県CR 環境省EN)
 ヒメウラジロ(イノモトソウ科) (2005山梨県CR 環境省VU)
 ヤツガタケシノブ(イノモトソウ科) (2005山梨県CR 環境省NT)
 フジシダ(コバノイシカグマ科) (2005山梨県CR 環境省-)
 イワウサギシダ(ナヨシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 イチョウシダ(チャセンシダ科) (2005山梨県CR 環境省NT)
 コタニワタリ(チャセンシダ科) (2005山梨県- 環境省-)
 コガネシダ(イワデンダ科) (2005山梨県CR 環境省-)
 キタダケデンダ(ヒメデンダ)(イワデンダ科) (2005山梨県CR 環境省CR)
 テバコワラビ(メシダ科) (2005山梨県EN 環境省VU)
 ノコギリシダ(メシダ科) (2005山梨県CR 環境省-)
 ホソバショリマ(ヒメシダ科) (2005山梨県- 環境省-)
 キンモウワラビ(キンモウワラビ科) (2005山梨県CR 環境省VU)
 イワヘゴ(オシダ科) (2005山梨県CR 環境省-)
 ヒイラギデンダ(オシダ科) (2005山梨県CR 環境省EN)
 オニイノデ(オシダ科) (2005山梨県CR 環境省VU)
 イナツルデンダ(オシダ科) (2005山梨県- 環境省-)
 オオクボシダ(ウラボシ科) (2005山梨県CR 環境省-)
 クリハラン(ウラボシ科) (2005山梨県CR 環境省-)
 カラクサシダ(ウラボシ科) (2005山梨県CR 環境省-)

  以上 27種


山梨県絶滅危惧ⅠB類(EN)

 コスギラン(ヒカゲノカズラ科) (2005山梨県VU 環境省-)
 トクサ(トクサ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 ヒメハナワラビ(ハナヤスリ科) (2005山梨県EN 環境省VU)
 ヒロハハナヤスリ(ハナヤスリ科) (2005山梨県CR 環境省-)
 ヤマヒメワラビ(ナヨシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 ウサギシダ(ナヨシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 エビラシダ(ナヨシダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
 ヒメイワトラノオ(チャセンシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 オクタマシダ(チャセンシダ科) (2005山梨県- 環境省VU)
 チャセンシダ(チャセンシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 イヌチャセンシダ(チャセンシダ科) (2005山梨県CR 環境省-)
 アオチャセンシダ(チャセンシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 トガクシデンダ(イワデンダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
 ヘラシダ(メシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 タチヒメワラビ(ヒメシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 オオカナワラビ(オシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 ミドリカナワラビ(オシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 タカネシダ(オシダ科) (2005山梨県EN 環境省CR)
 ヒメカナワラビ(オシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 アオネカズラ(ウラボシ科) (2005山梨県CR 環境省-)
 ヒメサジラン(ウラボシ科) (2005山梨県- 環境省-)
 ヒトツバ(ウラボシ科) (2005山梨県EN 環境省-)

  以上 22種


山梨県絶滅危惧Ⅱ類(VU)

 アスヒカズラ(ヒカゲノカズラ科) (2005山梨県VU 環境省-)
 ミヤマウラジロ(イノモトソウ科) (2005山梨県VU 環境省-)
 アマクサシダ(イノモトソウ科) (2005山梨県VU 環境省-)
 オオバノハチジョウシダ(イノモトソウ科) (2005山梨県EN 環境省-)
 ナヨシダ(ナヨシダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
 コモチシダ(シシガシラ科) (2005山梨県NT 環境省-)
 ハシゴシダ(ヒメシダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
 カラフトメンマ(オシダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
 ホテイシダ(ウラボシ科) (2005山梨県VU 環境省-)
 サジラン(ウラボシ科) (2005山梨県VU 環境省-)

  以上 10種


山梨県準絶滅危惧(NT)

 サンショウモ(サンショウモ科) (2005山梨県NT 環境省VU)
 ハカタシダ(オシダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
 オシャグジデンダ(ウラボシ科) (2005山梨県NT 環境省-)

  以上 3種


山梨県情報不足(DD)

 ナカミシシラン(イノモトソウ科) (2005山梨県DD 環境省-)
 ウスヒメワラビ(ナヨシダ科) (2005山梨県DD 環境省-)
 センジョウデンダ(オシダ科) (2005山梨県DD 環境省EN)
 キレハオオクボシダ(ウラボシ科) (2005山梨県DD 環境省EN)


 山梨県絶滅危惧のシダは良き指導者に恵まれて1年間で約8割を効率良く見て回ることが出来た。随時画像を更新して行くが、完成は遥か先になりそうである。





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山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

2020年10月26日 | 絶滅危惧種
 2018年版山梨県レッドデータブックに登録されている山梨県の絶滅危惧種の植物は以下の一覧から見ることが出来ます。(クリックするとページに移動します。)

山梨県の絶滅危惧のシダ類一覧
 山梨県の絶滅危惧ⅠA類のシダ類(画像付き)
 山梨県の絶滅危惧ⅠB類のシダ類(画像付き)
 山梨県の絶滅危惧Ⅱ類および準絶滅危惧のシダ類、他(画像付き)

山梨県の絶滅危惧のラン科植物一覧
 山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR)のラン科植物(画像付き)
 山梨県絶滅危惧ⅠB類(EN)のラン科植物(画像付き)
 山梨県絶滅危惧Ⅱ類(VU)、準絶滅危惧種(NT)および情報不足(DD)のラン科植物(画像付き)

山梨県の絶滅危惧のイネ科植物一覧

山梨県の絶滅危惧のカヤツリグサ科植物一覧

山梨県の絶滅危惧のキンポウゲ科植物一覧(画像付き)

山梨県の絶滅危惧のキク科植物一覧(画像付き)

山梨県の絶滅危惧のユリ科植物一覧(画像付き)

山梨県の絶滅危惧のリンドウ科植物一覧(画像付き)

山梨県の絶滅危惧のナデシコ科およびサクラソウ科植物一覧(画像付き)

山梨県の絶滅危惧のアブラナ科植物一覧(画像付き)

山梨県の絶滅危惧の水生植物一覧

山梨県の絶滅危惧のシソ科植物一覧(画像付き)

山梨県の絶滅危惧のユキノシタ科植物一覧(画像付き)

山梨県の絶滅危惧のバラ科植物一覧

山梨県の絶滅危惧のスイカズラ科植物一覧

山梨県の絶滅危惧のハマウツボ科植物一覧

山梨県絶滅危惧のキョウチクトウ科植物一覧

山梨県の絶滅危惧のスミレ科植物一覧(画像付き)

山梨県の絶滅危惧のマメ科植物一覧

山梨県の絶滅危惧のキキョウ科植物一覧

山梨県の絶滅危惧のツツジ科植物一覧

山梨県絶滅危惧の樹木類一覧

その他の山梨県の絶滅危惧の植物


山梨県の希少野生動植物種と指定種・特定種について


山梨県2018年版レッドリストの植物一覧


(まだまだ全く未完成、完成は困難かと思われる。)
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山梨県の絶滅危惧Ⅱ類および準絶滅危惧のシダ類、他(画像付き)

2020年10月26日 | シダ類
 山梨県の絶滅危惧Ⅱ類および準絶滅危惧のシダ類は以下の通りである。その他、山梨県では珍しいシダを掲載する。

山梨県絶滅危惧Ⅱ類(VU)

 アスヒカズラ(ヒカゲノカズラ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

 ミヤマウラジロ(イノモトソウ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

 アマクサシダ(イノモトソウ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

 オオバノハチジョウシダ(イノモトソウ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    
    
 ナヨシダ(ナヨシダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

 コモチシダ(シシガシラ科) (2005山梨県NT 環境省-)
    

 ハシゴシダ(ヒメシダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

 カラフトメンマ(オシダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

 ホテイシダ(ウラボシ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

 サジラン(ウラボシ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

  以上 10種


山梨県準絶滅危惧(NT)

 サンショウモ(サンショウモ科) (2005山梨県NT 環境省VU)
    

 ハカタシダ(オシダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

 オシャグジデンダ(ウラボシ科) (2005山梨県NT 環境省-)
    

  以上 3種


 ➡山梨県の絶滅危惧のシダ類一覧に戻る

 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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山梨県の絶滅危惧ⅠA類のシダ類(画像付き)

2020年10月26日 | シダ類
2018年版山梨県レッドデータブックに登録されている絶滅危惧ⅠA類のシダ類は以下の通りである。

山梨県絶滅危惧ⅠA類(CR)

 ヒメスギラン(ヒカゲノカズラ科) (2005山梨県CR 環境省-)
    

 チシマヒカゲノカズラ(ヒカゲノカズラ科) (2005山梨県CR 環境省EN)

 スギラン(ヒカゲノカズラ科) (2005山梨県CR 環境省VU)
    

 マツバラン(マツバラン科) (2005山梨県EW 環境省NT)
    
 ミヤマハナワラビ(ハナヤスリ科) (2005山梨県DD 環境省CR)
    

 オオアカウキクサ(サンショウモ科) (2005山梨県CR 環境省EN)

 デンジソウ(デンジソウ科) (2005山梨県CR 環境省VU)
    

 タキミシダ(イノモトソウ科) (2005山梨県CR 環境省EN)
    

 ヒメウラジロ(イノモトソウ科) (2005山梨県CR 環境省VU)
    

 ヤツガタケシノブ(イノモトソウ科) (2005山梨県CR 環境省NT)
    

 フジシダ(コバノイシカグマ科) (2005山梨県CR 環境省-)
    

 イワウサギシダ(ナヨシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    

 イチョウシダ(チャセンシダ科) (2005山梨県CR 環境省NT)
    

 コタニワタリ(チャセンシダ科) (2005山梨県- 環境省-)
    

 コガネシダ(イワデンダ科) (2005山梨県CR 環境省-)
    

 キタダケデンダ(ヒメデンダ)(イワデンダ科) (2005山梨県CR 環境省CR)
    

 テバコワラビ(メシダ科) (2005山梨県EN 環境省VU)
    

 ノコギリシダ(メシダ科) (2005山梨県CR 環境省-)
    

 ホソバショリマ(ヒメシダ科) (2005山梨県- 環境省-)
    

 キンモウワラビ(キンモウワラビ科) (2005山梨県CR 環境省VU)
    

 イワヘゴ(オシダ科) (2005山梨県CR 環境省-)
    

 ヒイラギデンダ(オシダ科) (2005山梨県CR 環境省EN)

 オニイノデ(オシダ科) (2005山梨県CR 環境省VU)
    

 イナツルデンダ(オシダ科) (2005山梨県- 環境省-)
    

 オオクボシダ(ウラボシ科) (2005山梨県CR 環境省-)
    
 クリハラン(ウラボシ科) (2005山梨県CR 環境省-)
    

 カラクサシダ(ウラボシ科) (2005山梨県CR 環境省-)
    

  以上 27種

 絶滅危惧ⅠA類だけに、発見が難しいものや山梨県では野生絶滅したかもしれないものがある。引き続き探索を続けたい。




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山梨県の絶滅危惧ⅠB類のシダ類(画像付き)

2020年10月26日 | シダ類
 2018年版山梨県レッドデータブックに登録されている絶滅危惧ⅠB類のシダ類は以下の通りである。

山梨県絶滅危惧ⅠB類(EN)

 コスギラン(ヒカゲノカズラ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

 トクサ(トクサ科) (2005山梨県EN 環境省-)

 ヒメハナワラビ(ハナヤスリ科) (2005山梨県EN 環境省VU)
    

 ヒロハハナヤスリ(ハナヤスリ科) (2005山梨県CR 環境省-)
    

 ヤマヒメワラビ(ナヨシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    

 ウサギシダ(ナヨシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    

 エビラシダ(ナヨシダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

 ヒメイワトラノオ(チャセンシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    

 オクタマシダ(チャセンシダ科) (2005山梨県- 環境省VU)
    

 チャセンシダ(チャセンシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    

 イヌチャセンシダ(チャセンシダ科) (2005山梨県CR 環境省-)
    

 アオチャセンシダ(チャセンシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    

 トガクシデンダ(イワデンダ科) (2005山梨県VU 環境省-)
    

 ヘラシダ(メシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    

 タチヒメワラビ(ヒメシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    

 オオカナワラビ(オシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    

 ミドリカナワラビ(オシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    

 タカネシダ(オシダ科) (2005山梨県EN 環境省CR)
    

 ヒメカナワラビ(オシダ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    

 アオネカズラ(ウラボシ科) (2005山梨県CR 環境省-)
    

 ヒメサジラン(ウラボシ科) (2005山梨県- 環境省-)
    

 ヒトツバ(ウラボシ科) (2005山梨県EN 環境省-)
    


  以上 22種

 残り数種類は数年で見て回れると思うが、トクサに関しては園芸品は目にするものの野生のものを見つけるのは難しいかも知れない。


 ➡山梨県の絶滅危惧のシダ類一覧に戻る

 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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オクタマシダ(チャセンシダ科)

2020年10月26日 | シダ類
 渓谷沿いの日当たりの悪い岩の側面に苔類と一緒に生育している常緑性のシダである。形はコバノヒノキシダに似ているが葉質が固く中軸中央部の盛り上がりが目立たず、裂片辺縁の切れ込みが不規則である。胞子嚢群は裂片の葉脈に沿って線状ないし長楕円形に付着する。山梨県では県南部の渓谷のみで生育が確認されており、個体数は少ない。

 2018年山梨県絶滅危惧ⅠB類(EN)  2017年環境省絶滅危惧Ⅱ類(VU)


    オクタマシダ 令和2年10月 南部町で撮影


    同上 苔の生えた岩に2株着生している。


    同上


    同上 常緑のシダではあるが秋になると葉が傷んでいる。


    ソーラスは裂片の中央に付着する。小羽片辺縁の切れ込みが不規則である。


    茶色くて細い鱗片が付着


    流れ落ちる滝とオクタマシダ

 ⇒山梨県の絶滅危惧ⅠB類のシダ類(画像付き)

 ➡山梨県の絶滅危惧のシダ類一覧に戻る

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少し早かったツメレンゲ 金川の森 令和2年10月24日

2020年10月25日 | 里に咲く花
 本日も予定していた時間には目が覚めず、少しばかり出遅れてしまった。予定では忍野か、あるいは道志川の下見か。だが、その前にちょっと立ち寄ってみる。昨年は訪問時期が少し遅かったツメレンゲだが、そろそろ見ごろになっているのではないかと訪問してみる。


    ツメレンゲが咲いている。満開かと思いきや咲いていたのはいちばん日当たりの良いこの周辺だけ。


    いちばんたくさんあるあたりはまだ咲いていない。


    蕾のツメレンゲ


    少しだけ咲き出したツメレンゲ


    あと2~3日で咲きそうだ。見ごろは来週頃だろう。

 昨年訪れた大月市の山のツメレンゲは葉が真っ赤だった。この場所のツメレンゲは昨年訪問時にはほとんど緑色をしていたので、この場所のものは色が違うのだろうと思っていたのだが、どうやら早い時期では葉が赤いようだ。それでも、山の上に咲いているツメレンゲに比べると赤色が薄い。しかし、大きさはこちらのほうが倍くらい大きい。育つ環境でずいぶんと変わるものである。
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山梨県の絶滅危惧のユキノシタ科植物一覧

2020年10月24日 | ユキノシタ科
2018年版山梨県レッドデータブックに登録されているユキノシタ科の植物は以下の通りである。

絶滅危惧ⅠA類(CR)

 ムカゴユキノシタ(2005山梨県CR 2017環境省-)
    

絶滅危惧ⅠB類(EN)

 ハナネコノメ(2005山梨県EN 2017環境省-)
    

 コガネネコノメソウ(2005山梨県EN 2017環境省-)
    

 コチャルメルソウ(2005山梨県EN 2017環境省-)
    

 ヤワタソウ(2005山梨県EN 2017環境省-)
    

 シコタンソウ(2005山梨県EN 2017環境省-)
    

準絶滅危惧種(NT)

 ジンジソウ(2005山梨県NT 2017環境省-)
    

 イワユキノシタ(2005山梨県VU 2017環境省-)
    

 ハナネコノメ、コガネネコノメ、コチャルメルソウはあちらこちらで見つかっており個体数も多いので、いずれはランクが下がって来るであろうと思っている。




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