山地帯~亜高山帯の岩場や崖地に生育多年草。茎の高さ20 ~ 60㎝。岩場や崖に下垂する。葉は披針形で先が尾状に伸びる。全体に毛がないか、わずかにある。花は濃紅色~淡紅色と変異が多い。花期 8 ~ 9 月。八ケ岳、奥秩父山系、南アルプス、富士山など広い範囲に分布しており、個体数は比較的多い。茎の上部や萼に毛が無いものをオオビランジ、毛のあるものをビランジとする説もあるが、同じ場所に生育している個体でも両者が混在していることがあり、山梨県レッドデータブックではいずれもオオビランジとして扱っている。
2018年山梨県カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2017年環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)
オオビランジ 平成29年9月 日向山で撮影
同上 萼や花茎にはほとんど毛が無い。
岩壁に生育するオオビランジ 令和1年9月 尾白川渓谷で撮影
同上
ビランジのタイプのもの 令和1年8月 八ヶ岳で撮影
萼や花茎に毛が生えている。
同じ場所に生えていたもの。こちらは毛が無い。
⇒山梨県の絶滅危惧のナデシコ科およびサクラソウ科植物一覧
⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
2018年山梨県カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2017年環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)
オオビランジ 平成29年9月 日向山で撮影
同上 萼や花茎にはほとんど毛が無い。
岩壁に生育するオオビランジ 令和1年9月 尾白川渓谷で撮影
同上
ビランジのタイプのもの 令和1年8月 八ヶ岳で撮影
萼や花茎に毛が生えている。
同じ場所に生えていたもの。こちらは毛が無い。
⇒山梨県の絶滅危惧のナデシコ科およびサクラソウ科植物一覧
⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~