前日も立ち寄っている昇仙峡であるが目的のヤシャゼンマイは良さそうな個体に出会えず、今回は再び長潭(ながとろ)橋付近の下流域に生育するこのシダを見に行く。こちらはそろそろ葉を展開している頃だろう。前回400㎜望遠レンズでは距離が足りなかったため今回は570㎜望遠レンズを持って行く。
昇仙峡の谷を見下ろす。
100㎜マクロで撮影。先日確認したヤシャゼンマイは葉を展開している。
570㎜望遠。こちらはまだ葉が赤っぽい幼弱な個体。
こちらが胞子を蓄えて葉を展開している若いヤシャゼンマイ。
固まって生育している場所ではワサワサした感じで生えている。
胞子穂と若葉
注目すべきはこの葉の形である。長楕円形で先端は丸みがあり、柄が付いている。
周辺を探したがゼンマイらしきものが見つからない。もう1ヶ所、昨年ゼンマイを見ている千代田湖のほとり、白山にゼンマイを見に行ってみる。
白山に生育していたゼンマイ。胞子穂が出ているがまだ葉を十分に展開していない。
別の個体。こちらはまだ若くて胞子穂が無い。
葉に注目。長三角形型で先端はやや尖っている。なによりも、葉に柄が無い。
そして改めて昇仙峡で見てきたもうひとつのゼンマイを見直してみる。
昇仙峡の道路脇に生えていたゼンマイ。まだ幼弱で葉を十分に開いていない。
こちらは葉を全開している個体。胞子穂は出ていなかった。
葉に注目。長楕円形であるが先端部はやや尖っている。そして葉に柄が付いている。
これが交雑種のオオバヤシャゼンマイである。春のうちに確認しておきたかったこの3種類のゼンマイはこれにて決着である。
ヤシャゼンマイの葉。長楕円形、先端は丸く柄がある。ちなみに生えているのは水際の岩壁。
ゼンマイの葉。形は長三角型、葉の先端は尖り、柄が無い。生育場所は森の林床。
オオバヤシャゼンマイの葉。長楕円形だが先端はやや尖り、柄がある。見たのは渓谷沿いの道路脇。
シダの中でも分かってしまえば比較的分かりやすい3種類だと思う。
見ておきたかった白山の花は他にもいくつかあった。
ちょうど見頃だったカイイワカガミ
花付きが良いものもあるのだが・・・
全体の個体数はかなり減少している。斜面の崩落と下草が減少して山肌が乾燥してしまったことが原因と思われる。
トウゴクミツバツツジにしては色が赤紫で変わっていると思っていたのだが、やっと正体が分かった。
これはダイセンミツバツツジであろう。山梨県ではこの周辺に咲く絶滅危惧種(Ⅱ類)になっている。
花散策が終わった時刻は午後6時になってしまった。さほど歩いたという気はしないのだが、何かとても疲れた1日だった。茅ヶ岳の疲れを少し引きずっている気がしていたが、家に帰って焼き肉を食べたらすっかり元気回復、単純に軽い脱水だったようだ。
昇仙峡の谷を見下ろす。
100㎜マクロで撮影。先日確認したヤシャゼンマイは葉を展開している。
570㎜望遠。こちらはまだ葉が赤っぽい幼弱な個体。
こちらが胞子を蓄えて葉を展開している若いヤシャゼンマイ。
固まって生育している場所ではワサワサした感じで生えている。
胞子穂と若葉
注目すべきはこの葉の形である。長楕円形で先端は丸みがあり、柄が付いている。
周辺を探したがゼンマイらしきものが見つからない。もう1ヶ所、昨年ゼンマイを見ている千代田湖のほとり、白山にゼンマイを見に行ってみる。
白山に生育していたゼンマイ。胞子穂が出ているがまだ葉を十分に展開していない。
別の個体。こちらはまだ若くて胞子穂が無い。
葉に注目。長三角形型で先端はやや尖っている。なによりも、葉に柄が無い。
そして改めて昇仙峡で見てきたもうひとつのゼンマイを見直してみる。
昇仙峡の道路脇に生えていたゼンマイ。まだ幼弱で葉を十分に開いていない。
こちらは葉を全開している個体。胞子穂は出ていなかった。
葉に注目。長楕円形であるが先端部はやや尖っている。そして葉に柄が付いている。
これが交雑種のオオバヤシャゼンマイである。春のうちに確認しておきたかったこの3種類のゼンマイはこれにて決着である。
ヤシャゼンマイの葉。長楕円形、先端は丸く柄がある。ちなみに生えているのは水際の岩壁。
ゼンマイの葉。形は長三角型、葉の先端は尖り、柄が無い。生育場所は森の林床。
オオバヤシャゼンマイの葉。長楕円形だが先端はやや尖り、柄がある。見たのは渓谷沿いの道路脇。
シダの中でも分かってしまえば比較的分かりやすい3種類だと思う。
見ておきたかった白山の花は他にもいくつかあった。
ちょうど見頃だったカイイワカガミ
花付きが良いものもあるのだが・・・
全体の個体数はかなり減少している。斜面の崩落と下草が減少して山肌が乾燥してしまったことが原因と思われる。
トウゴクミツバツツジにしては色が赤紫で変わっていると思っていたのだが、やっと正体が分かった。
これはダイセンミツバツツジであろう。山梨県ではこの周辺に咲く絶滅危惧種(Ⅱ類)になっている。
花散策が終わった時刻は午後6時になってしまった。さほど歩いたという気はしないのだが、何かとても疲れた1日だった。茅ヶ岳の疲れを少し引きずっている気がしていたが、家に帰って焼き肉を食べたらすっかり元気回復、単純に軽い脱水だったようだ。