関東以西に分布し、やや湿り気のある日陰の林床に生育する多年草である。この花が咲くと吉事があるとの言い伝えから吉祥草の名がある。群生することが多く、葉は根元から束生し、無柄で葉身は長さ10 ~ 30㎝の線形である。10 ~ 11 月ごろに葉の間から高さ8 ~ 13㎝の花茎を出し、上部に淡紅色の花を穂状に付ける。花被は長さ8 ~ 10㎜でやや肉厚、花被片は中部まで合着し筒状になり、先端は反りかえる。果実は径 6 ~ 9㎜の球形。山梨県では身延町以南に生育しており、寺院や神社で多く見られる。
2018年山梨県カテゴリー: 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2005年山梨県カテゴリー:準絶滅危惧(NT) 2017年環境省カテゴリー:なし
キチジョウソウ 2022年10月 南部町で撮影
キチジョウソウの花。紅紫色に花を穂状に付ける。
キチジョウソウの花
花被片は6枚で中部から下は筒状になっている。
群生していることが多い。
根元から束生する葉の中央部から花穂を出す。
⇒その他の山梨県の絶滅危惧の植物
➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
2018年山梨県カテゴリー: 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2005年山梨県カテゴリー:準絶滅危惧(NT) 2017年環境省カテゴリー:なし
キチジョウソウ 2022年10月 南部町で撮影
キチジョウソウの花。紅紫色に花を穂状に付ける。
キチジョウソウの花
花被片は6枚で中部から下は筒状になっている。
群生していることが多い。
根元から束生する葉の中央部から花穂を出す。
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