沼や池などの水湿地に生育する大型の多年草である。茎の高さは40~100cmになる。葉は硬く、幅4~8㎜。小穂は4~7個付き、一番上の1本だけが雄花で、残りの太い穂は雌花。雄小穂は茶褐色で、長さ4~7㎝の線形で、痛んでちぎれやすい。雌性の側小穂は長さ3~10㎝、幅約5㎜の円柱形。鱗片が赤褐色を帯びるのが特徴。果胞は熟しても膨らまない。果実は結実しないことが多い。柱頭は3岐。和名のカサスゲ(笠菅)の由来は、丈夫な長い葉を笠や蓑に利用したことから来る。
2018年山梨県絶滅危惧Ⅱ類 2017年環境省-
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/58/b5207b2fc3d6a079933fbd01c6b53e3b.jpg)
カサスゲ。先端の茶色い部分が雄小穂、下が雌小穂。令和3年4月 韮崎市の高層池で撮影。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/9a/a323fe2395a18b80dad3b71bb22cc251.jpg)
同上。雄小穂は痛んで千切れやすい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/00/4cb023885e3ef7dca51be1ca9c7aaf56.jpg)
たくさん生育しているが穂を出しているものは少なかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/70/c4689f0b73d74ac71abdeb438a335b0b.jpg)
雌しべを出している雌小穂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/20/60cb8bed021feb3ea5d4a7f890e89406.jpg)
雌しべが落下した雌小穂。鱗片は先端が尖り、辺縁が赤褐色を帯びる。
⇒山梨県の絶滅危惧のカヤツリグサ科植物一覧
⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
2018年山梨県絶滅危惧Ⅱ類 2017年環境省-
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カサスゲ。先端の茶色い部分が雄小穂、下が雌小穂。令和3年4月 韮崎市の高層池で撮影。
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同上。雄小穂は痛んで千切れやすい。
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たくさん生育しているが穂を出しているものは少なかった。
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雌しべを出している雌小穂。
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雌しべが落下した雌小穂。鱗片は先端が尖り、辺縁が赤褐色を帯びる。
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⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~