職員旅行で九州から甲府に帰って来たのが17日の夜9時ごろだった。その頃には降っていた雨は止み、次第に空は晴れつつあった。この日の夜はしし座流星群が極大を迎える頃だ。天気予報の雲画像を見ても未明には空が晴れて澄んだ星空が見られそうだ。しかし・・・旅行疲れもあっておそらくは起きるのは困難だろう・・・と思いつつ、深夜12時ごろに眠りに就く。しかし、目覚ましをかけたわけでもないのに未明4時前に目が覚める。外に出てみれば空が澄んで満天の星空、東の空を流星がひとつ横切っていった。まだ眠いには眠いが、折角目を覚ましたのだからこれは行くしかないだろう。富士山が見えてしかも簡単に行けるところといったら、我が家からだと帯那山がいちばん近い。オーバージャケットにオーバーズボンの冬山装備を着込んで出発する。
未明4時半、帯那山山頂に到着する。風が強くて寒いが、おかげで空が澄み、西に傾き始めた冬の大三角形を天の川が貫いているのがうっすらと見える。富士山を入れての流星撮影を狙っていたが、南東側の空はこの時間は何も目立った星が無く地味な空だ。かつ、低空に霞があり、富士山もあまり鮮明では無い。そこで、南西側の空に輝くオリオン座と冬の大三角形に狙いを定め、三脚固定してインターバル撮影(撮影24秒、インターバル1秒の25秒1サイクル)を試みる。時間にして約40分間撮影し続けたが、その中に写っていた流星の数は・・・0。全く流れてくれなかった。その間に空を眺めていたが、やはり全く流れない。
帯那山から見る富士山と甲府の夜景。南西側の空は目立った星が無く地味。右上ギリギリに輝くのがおおいぬ座のシリウス。
オリオン座と冬の大三角形。木の間に輝くのは木星。この位置で40分間のインターバル撮影行うも、流星は1個も流れず。
明るみ始めた東の空にひときわ明るい金星が昇り始めた。そちら側に移動して同じく明け行く空のインターバル撮影を試みるが、こちらも全く流星流れず、かつ露出オーバーで金星の輝きはあっという間に朝の光の中に消えてしまった。
東の空に昇った金星とアルクトゥールス。
夜明けの空に消えて行く金星
強風、かつ氷点下の朝なのに低空はなんとなく霞んでいる。富士山も見えるには見えるがスッキリとしてはいない。ここ数年、空気が澄んだように見える日でもこのような景色の日が多いように感じる。強風で落ち葉が巻き上げられて飛んで行くところを狙って何度もシャッターを切ったが、なかなか難しいもので、ただのゴミか虫が舞っているようにしか見えない。すっかり日が昇った午前7時、撤収。自宅に戻って寝なおす。
夜明けの富士山と甲府盆地
木枯らし吹く といってもただのゴミか虫のようにしか見えない。
夜明けの富士山
朝日射す
帯那山の晩秋
自宅から手軽に行けるので何度も星空の撮影を試みている帯那山だが、満足な写真を撮れたことがほとんど無い。標高1200mほどでは高度が足りず、甲府盆地にかかる霞の中からまだ抜け出せないのだろう。星空を撮影するなら、少なくとも高度1500mは必要なのだろうと思う。
未明4時半、帯那山山頂に到着する。風が強くて寒いが、おかげで空が澄み、西に傾き始めた冬の大三角形を天の川が貫いているのがうっすらと見える。富士山を入れての流星撮影を狙っていたが、南東側の空はこの時間は何も目立った星が無く地味な空だ。かつ、低空に霞があり、富士山もあまり鮮明では無い。そこで、南西側の空に輝くオリオン座と冬の大三角形に狙いを定め、三脚固定してインターバル撮影(撮影24秒、インターバル1秒の25秒1サイクル)を試みる。時間にして約40分間撮影し続けたが、その中に写っていた流星の数は・・・0。全く流れてくれなかった。その間に空を眺めていたが、やはり全く流れない。
帯那山から見る富士山と甲府の夜景。南西側の空は目立った星が無く地味。右上ギリギリに輝くのがおおいぬ座のシリウス。
オリオン座と冬の大三角形。木の間に輝くのは木星。この位置で40分間のインターバル撮影行うも、流星は1個も流れず。
明るみ始めた東の空にひときわ明るい金星が昇り始めた。そちら側に移動して同じく明け行く空のインターバル撮影を試みるが、こちらも全く流星流れず、かつ露出オーバーで金星の輝きはあっという間に朝の光の中に消えてしまった。
東の空に昇った金星とアルクトゥールス。
夜明けの空に消えて行く金星
強風、かつ氷点下の朝なのに低空はなんとなく霞んでいる。富士山も見えるには見えるがスッキリとしてはいない。ここ数年、空気が澄んだように見える日でもこのような景色の日が多いように感じる。強風で落ち葉が巻き上げられて飛んで行くところを狙って何度もシャッターを切ったが、なかなか難しいもので、ただのゴミか虫が舞っているようにしか見えない。すっかり日が昇った午前7時、撤収。自宅に戻って寝なおす。
夜明けの富士山と甲府盆地
木枯らし吹く といってもただのゴミか虫のようにしか見えない。
夜明けの富士山
朝日射す
帯那山の晩秋
自宅から手軽に行けるので何度も星空の撮影を試みている帯那山だが、満足な写真を撮れたことがほとんど無い。標高1200mほどでは高度が足りず、甲府盆地にかかる霞の中からまだ抜け出せないのだろう。星空を撮影するなら、少なくとも高度1500mは必要なのだろうと思う。