花見隊が集結した先週、予定では節刀ヶ岳に行くはずだったが、天候不良のために別の山になった。その時は初冠雪で6合目あたりまで雪化粧した富士山だったが、翌日の雨ですっかり雪は融けてしまい、また夏の富士山に戻ってしまった。昨年は紅葉のシーズンには綺麗に雪化粧していた富士山だったが、今年は白い富士山と山の紅葉は一緒には見られなそうな気がする。
さて、先日の台風27号で節刀ヶ岳のドウダンツツジは相当のダメージを受けたと予想されるが、ドウダンツツジを前景に十二ヶ岳越しに見る富士山はこの季節には是非とも見ておきたい景色である。何度も登っている節刀ヶ岳だが、何度登ってもこの山の景色に飽きることは無い。短絡ルートならば1時間半ほどで山頂到着できるが、紅葉を楽しむために今回は芦川から大石峠を越えてのあまり人が歩いていないコースを行くことにした。このコースは登山を始めたばかりの8年前に一度歩いただけで、久しぶりに歩くルートである。
例の如く目を覚ませばもう日は昇り、明るくなっていた。時間は7時、またもや寝過ごす。9時45分に芦川の登山口から入山する。道標には大石峠まで2時間と書かれているが、確かそんなにはかからなかった記憶がある。林道を進み、台風で増水した沢を渡り、林道終点まで30分で到着した。ここからが登山道になるが、以前に来た時よりはルートが荒れているように感じた。渡渉点にかかっている丸太橋は朽ちていて使えないが、小さな沢なので靴を濡らさずに渡れる。そしてあとは尾根に取り付いてひたすら登るだけだ。この道はうまくジグザグにつけられていて登り易い。11時半、大石峠に到着する。台風が過ぎた秋空は青く澄んで、この時間でも富士山がすっきりと見えている。
色付いた芦川の山。大石峠の駐車場から釈迦ヶ岳側を眺める。
登山道入り口
増水した沢を渡る。水が少ない時はセメントのところを渡れるが、今回は少し上で石を飛んで渡る。
しばらくは林道歩き。RV車ならば登れないことも無いが・・・あまりおすすめできる道では無い。
林道終点。ここから登山道だが、この先が若干荒れていて道がわかりにくい。
駐車場に止まっていたのは私の車だけ。おそらくはまだ誰も歩いていない落葉の道。
大石峠
大石峠から見る富士山
好天にリンドウも笑っているようだ。
大石峠から先は小さなピークを2~3個越えて稜線を進む。真面目に登山道を進む・・・わけもなく、またしても登山道の右斜面、左斜面と覗き込みながら歩く。見ておきたかったのは北側の沢を登ってこの稜線にたどり着けるような場所があるかどうかだったのだが、どうやら登り着けそうな緩い斜面があった。(登るかどうかは全く未定。)そしてもう1本、十二ヶ岳側の短縮ルートに下りられそうなテープが付いている尾根道を発見した。おそらくは林業作業の人が使っている道(といっても踏み跡はほとんど無くテープのみ点々と付いている)だろう。きかいがあったら下りてみたいと思う。
あちらこちらフラフラしながらも、節刀ヶ岳山頂には午後1時に到着した。予想通り、ドウダンツツジの紅葉には1~2週間遅く、台風で大部分葉が散ってしまっていた。
節刀ヶ岳の分岐点。ここから5分ほどで山頂。
散り残っていた山頂直下のドウダンツツジ
節刀ヶ岳山頂。7度目くらいだろうか?何度来ても飽きることの無い景色。
山頂の紅葉と十二ヶ岳越しの富士山
別の場所から。前景のドウダンツツジが真っ赤に紅葉している景色には未だお目にかかっていない。
紅葉のドウダンツツジと富士山
1時間ほど山頂で過ごし、午後2時に下山開始する。今度は真面目に登山道を歩き、50分ほどで大石峠に到着。10分休憩して、逆光の紅葉の景色を楽しみつつ、午後4時、芦川の大石峠登山口の駐車場に到着した。
大石峠への稜線から見るカラマツと富士山。カラマツの紅葉には若干早いが、台風で葉がだいぶ吹き飛んでしまっている。
再び大石峠の富士山。この日は1日中すっきりとした富士山が見えていた。
まだ午後3時を過ぎたばかりだというのに陽の位置は低い。
色付く御坂の森
この季節に2つ続けて台風に見舞われるとはかなり異常な気象だが、温暖化が進む中でこれからはこのような天候が毎年続くのかもしれない。災害が怖いのはもちろんだが、環境が変わって稀少な花が減少してしまうのも悲しい。温暖化を止める有効な手段があるのか、世界レベルで真剣に取り組まなければならない時期にあると思う。
さて、先日の台風27号で節刀ヶ岳のドウダンツツジは相当のダメージを受けたと予想されるが、ドウダンツツジを前景に十二ヶ岳越しに見る富士山はこの季節には是非とも見ておきたい景色である。何度も登っている節刀ヶ岳だが、何度登ってもこの山の景色に飽きることは無い。短絡ルートならば1時間半ほどで山頂到着できるが、紅葉を楽しむために今回は芦川から大石峠を越えてのあまり人が歩いていないコースを行くことにした。このコースは登山を始めたばかりの8年前に一度歩いただけで、久しぶりに歩くルートである。
例の如く目を覚ませばもう日は昇り、明るくなっていた。時間は7時、またもや寝過ごす。9時45分に芦川の登山口から入山する。道標には大石峠まで2時間と書かれているが、確かそんなにはかからなかった記憶がある。林道を進み、台風で増水した沢を渡り、林道終点まで30分で到着した。ここからが登山道になるが、以前に来た時よりはルートが荒れているように感じた。渡渉点にかかっている丸太橋は朽ちていて使えないが、小さな沢なので靴を濡らさずに渡れる。そしてあとは尾根に取り付いてひたすら登るだけだ。この道はうまくジグザグにつけられていて登り易い。11時半、大石峠に到着する。台風が過ぎた秋空は青く澄んで、この時間でも富士山がすっきりと見えている。
色付いた芦川の山。大石峠の駐車場から釈迦ヶ岳側を眺める。
登山道入り口
増水した沢を渡る。水が少ない時はセメントのところを渡れるが、今回は少し上で石を飛んで渡る。
しばらくは林道歩き。RV車ならば登れないことも無いが・・・あまりおすすめできる道では無い。
林道終点。ここから登山道だが、この先が若干荒れていて道がわかりにくい。
駐車場に止まっていたのは私の車だけ。おそらくはまだ誰も歩いていない落葉の道。
大石峠
大石峠から見る富士山
好天にリンドウも笑っているようだ。
大石峠から先は小さなピークを2~3個越えて稜線を進む。真面目に登山道を進む・・・わけもなく、またしても登山道の右斜面、左斜面と覗き込みながら歩く。見ておきたかったのは北側の沢を登ってこの稜線にたどり着けるような場所があるかどうかだったのだが、どうやら登り着けそうな緩い斜面があった。(登るかどうかは全く未定。)そしてもう1本、十二ヶ岳側の短縮ルートに下りられそうなテープが付いている尾根道を発見した。おそらくは林業作業の人が使っている道(といっても踏み跡はほとんど無くテープのみ点々と付いている)だろう。きかいがあったら下りてみたいと思う。
あちらこちらフラフラしながらも、節刀ヶ岳山頂には午後1時に到着した。予想通り、ドウダンツツジの紅葉には1~2週間遅く、台風で大部分葉が散ってしまっていた。
節刀ヶ岳の分岐点。ここから5分ほどで山頂。
散り残っていた山頂直下のドウダンツツジ
節刀ヶ岳山頂。7度目くらいだろうか?何度来ても飽きることの無い景色。
山頂の紅葉と十二ヶ岳越しの富士山
別の場所から。前景のドウダンツツジが真っ赤に紅葉している景色には未だお目にかかっていない。
紅葉のドウダンツツジと富士山
1時間ほど山頂で過ごし、午後2時に下山開始する。今度は真面目に登山道を歩き、50分ほどで大石峠に到着。10分休憩して、逆光の紅葉の景色を楽しみつつ、午後4時、芦川の大石峠登山口の駐車場に到着した。
大石峠への稜線から見るカラマツと富士山。カラマツの紅葉には若干早いが、台風で葉がだいぶ吹き飛んでしまっている。
再び大石峠の富士山。この日は1日中すっきりとした富士山が見えていた。
まだ午後3時を過ぎたばかりだというのに陽の位置は低い。
色付く御坂の森
この季節に2つ続けて台風に見舞われるとはかなり異常な気象だが、温暖化が進む中でこれからはこのような天候が毎年続くのかもしれない。災害が怖いのはもちろんだが、環境が変わって稀少な花が減少してしまうのも悲しい。温暖化を止める有効な手段があるのか、世界レベルで真剣に取り組まなければならない時期にあると思う。