もう時期的に遅いかもしれないが、今季最後の紫の蝶舞う花を見に行こうと思っていたところ、山花仲間からメールが入った。御坂山塊の某所に変わった花が咲いているという。中腹はもう終わっているが山頂近くは満開らしい。ならばそちらへ、ということで急遽目的地変更して御坂の山に向かう。
レンゲショウマを見ながら登って行くと、もう咲いているものもあった。しかし、昨年よりも途中の森の中がなにか草が減ってスカスカになったような違和感を感じる。登山道脇を良く見てみれば、ショウマ類の葉と思われる草に鹿の食害の跡が多数見られた。これからだという時にだいぶ鹿の被害に遭っているようだ。
レンゲショウマはほとんどが蕾。
もう咲いているものも少数見かけられた。
こちらは咲き始めたシュロソウ
草が減ったような違和感を感じていたが、鹿の食害跡が多数あった。
ハクサンフウロも少ない。
山頂近くの草地の中を探すと、白くて目立つその花は容易に見つけることができた。昨年のこの季節に、この近くの山でもう少し小さな株の花を数株みつけたが、その時もとうとうこの花の正体はわからずじまいだった。
白いサギかトンボが飛ぶようなこの花、やや背が高くて目立つ。
果たしてこの花の正体は??
まだ開花していない別の株。
長く真直ぐ伸びた距(尾の部分)はキソチドリとは違う。
ツレサギソウかヤマサギソウのいずれかと思われ、図鑑を調べてみると、ツレサギソウの葉は狭長楕円形で鋭頭なのにに対し、ヤマサギソウは線状長楕円形と書かれている。さらに、ツレサギソウは唇弁の基部の両側に突起があり、ツレサギソウ属の中では異色であるとも書かれている。そこで、葉の形態と接写した花の形を良く見てみると、葉の先端は尖っておらず、唇弁の基部には突起が無い。おそらくこれはヤマサギソウであろうと思われる。
花の接写写真。唇弁(舌のように下に垂れ下がっている部分)の基部に突起は無い。この花の正体はおそらくヤマサギソウ。
花を正面から見るとクリオネに似ており、「草原のクリオネ」とも呼ばれているそうである。同定が間違っているかも知れないので、詳しい方がいたら教えていただきたい。
さて、広場で休憩して下山だ。別ルートを下りてみると、そちら側はレンゲショウマがたくさんあり、ちらほらと咲き始めていた。8月中旬、おそらくは見頃を迎えて楽しませてくれることだろう。
?
クガイソウ
フシグロセンノウはまだこれから。
レンゲショウマの蕾。こちら側のルートのほうが多い。
咲き始めたレンゲショウマ
同上。
レンゲショウマを見ながら登って行くと、もう咲いているものもあった。しかし、昨年よりも途中の森の中がなにか草が減ってスカスカになったような違和感を感じる。登山道脇を良く見てみれば、ショウマ類の葉と思われる草に鹿の食害の跡が多数見られた。これからだという時にだいぶ鹿の被害に遭っているようだ。
レンゲショウマはほとんどが蕾。
もう咲いているものも少数見かけられた。
こちらは咲き始めたシュロソウ
草が減ったような違和感を感じていたが、鹿の食害跡が多数あった。
ハクサンフウロも少ない。
山頂近くの草地の中を探すと、白くて目立つその花は容易に見つけることができた。昨年のこの季節に、この近くの山でもう少し小さな株の花を数株みつけたが、その時もとうとうこの花の正体はわからずじまいだった。
白いサギかトンボが飛ぶようなこの花、やや背が高くて目立つ。
果たしてこの花の正体は??
まだ開花していない別の株。
長く真直ぐ伸びた距(尾の部分)はキソチドリとは違う。
ツレサギソウかヤマサギソウのいずれかと思われ、図鑑を調べてみると、ツレサギソウの葉は狭長楕円形で鋭頭なのにに対し、ヤマサギソウは線状長楕円形と書かれている。さらに、ツレサギソウは唇弁の基部の両側に突起があり、ツレサギソウ属の中では異色であるとも書かれている。そこで、葉の形態と接写した花の形を良く見てみると、葉の先端は尖っておらず、唇弁の基部には突起が無い。おそらくこれはヤマサギソウであろうと思われる。
花の接写写真。唇弁(舌のように下に垂れ下がっている部分)の基部に突起は無い。この花の正体はおそらくヤマサギソウ。
花を正面から見るとクリオネに似ており、「草原のクリオネ」とも呼ばれているそうである。同定が間違っているかも知れないので、詳しい方がいたら教えていただきたい。
さて、広場で休憩して下山だ。別ルートを下りてみると、そちら側はレンゲショウマがたくさんあり、ちらほらと咲き始めていた。8月中旬、おそらくは見頃を迎えて楽しませてくれることだろう。
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クガイソウ
フシグロセンノウはまだこれから。
レンゲショウマの蕾。こちら側のルートのほうが多い。
咲き始めたレンゲショウマ
同上。